あんぱん

のぶが次郎に求婚される / あんぱん 第39回

2024/5/22(木)第8週「めぐりあい、わかれゆく」

あらすじ

蘭子に問い詰められて以来、のぶの中で変化が生じていました。

小学校の授業で教育勅語を暗証する子どもたちの姿を見て、のぶはつらさを感じるようになっていたのです。

一方、嵩のもとに千尋からの手紙が届きました。

その手紙には、豪が戦死したこと、そしてのぶに縁談が舞い込んでいることが記されていました。

そんな中、のぶが見合いをした相手・次郎が朝田家にやって来ました。

見合いの席では結婚の意思がないと言っていた次郎でしたが、のぶに求婚したのです。

参考:地デジ番組表

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

豪くんの帰りを待つ蘭子ちゃん

今週は蘭子ちゃん週と呼べるような週になるかもです。

今週の蘭子ちゃんは豪くんの満期除隊の日を指折り数えて待っています。

あと345日。

毎日数字をカウントしながらその日を待つ蘭子ちゃん。

そんな蘭子ちゃんの姿を見ながらメイコちゃんが言います。

豪くんも戦場で同じことをしているのだろうと。

一方、のぶちゃんは蘭子ちゃんにこう言います。

結婚の順番が姉より先になってもいい。

豪くんが戻ってきたら祝言をあげて石屋を継いでほしいと。

そのころ、カマジイも酒を飲みながら「豪よ、早く戻ってこい」と独り言を繰り返す。

朝田家の誰もが豪くんの帰りを待ち侘びている。

そして蘭子ちゃんとの祝言を信じて疑わない。

そんな日常の描写が今週のはじまりです。

蘭子ちゃんの悲劇

のぶちゃんが初めてのお見合いに挑んだ数日後。

蘭子ちゃんのストーリーが動き始めます。

兵事係が朝田家を訪問し、作業場で仕事中のカマジイに通知を渡します。

カマジイ、その紙を持ったまま涙を流す。

兵事係の訪問とカマジイの涙、この二つだけで何が起こったのか明らかです。

豪くんの戦死です。

兵事係の訪問とカマジイの涙で、クラバアと羽多子も何も聞かなくても何があったかを察します。

そこへ蘭子ちゃんが帰ってきます。

蘭子ちゃんがどのような反応を示すのか。

切なすぎて想像することさえできません。

その日の夜、蘭子ちゃんは線香を絶やさぬよう夜を徹して豪を弔います。

しかし遺影も遺骨もありません。

蘭子ちゃんは涙一つ落とさない。

感情が抜け落ちたようになってしまうのだそうです。

のぶちゃんと蘭子ちゃん

豪くん戦死の知らせがあった翌日、国防婦人会の面々が朝田家に線香をあげに来て口々に言います。

「原豪さんは英霊になられた」
「ご立派に本望を遂げられた」

のぶちゃんの学校の生徒たちもやって来てこんなことを言います。

「自分たちもいつか兵隊さんになって、お国のために奉公したい」

当時はきっとこれが通常の反応なのでしょう。

そんな通常な反応の描写を経て、のぶちゃんが蘭子ちゃんと向き合う場面が描かれます。

その場面でのぶちゃんが蘭子ちゃんに言います。

「豪ちゃんはこの国の人々のために命をかけて戦った、立派だと言ってやりなさい」
「豪ちゃんの戦死を、誰よりも蘭子が誇りに思ってあげないと」

のぶちゃんの言葉も当時としては通常の言葉なのだと思います。

しかし身内に言うにはあまりにも酷な言葉でした。

のぶちゃんの言葉に対して蘭子ちゃんが感情を爆発させてしまいます。

「本気でそう思ってるのか?」
「学校の子供たちにもそう教えているのか?」
「そんなの嘘っぱちだ」

この蘭子ちゃんとの会話がきっかけとなり、かつては軍国の鑑とまで言われたのぶちゃんは、授業をするのがつらくなってしまいます。

のぶちゃんの心の転機が豪くんの戦死をきっかけに訪れるようです。

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