2024/5/19(月)第8週「めぐりあい、わかれゆく」
あらすじ
昭和14年(1939年)10月。のぶが母校の御免与尋常小学校の教師になって一年半が経ちました。のぶの働きぶりは同僚たちからも好評。校長からも高く評価される中で、のぶは生徒たちに愛国の心を教え込んでいました。
同じころ嵩はスランプに陥っていました。そして、卒業制作も思うように進まずいつも浮かない顔をしていました。そんな嵩を見るに見かねた健太郎は、のぶのことはもう忘れろと厳しい言葉で助言をしました。
そのころ、政府が結婚十訓を発表した影響を受け、のぶのもとには次々と縁談が持ち込まれるようになりました。しかしのぶは、教師の仕事に没頭しておりまだ結婚するつもりはありませんでした。
一方の蘭子は、あと一年ほどで満期除隊となる豪の帰りを指折り数えて待っていました。そして豪が戻ってきたら祝言をあげる日を家族も待ちわびていました。そんなある日、見知らぬ女性が朝田家にやって来ました。
第13週
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感想
今週は激動の一週間になるはずです。
そんな一週間は実に静かに始まりました。
のぶちゃん
前週から一年半スキップ。
まだベテランと呼ぶには早いですが、のぶちゃんは教師の仕事がすっかり板についてきた様子。
校長先生ものぶちゃんを高く評価しています。
のぶちゃん、尋常小学校でも教師として「愛国の鑑」のようです。
生徒たちものぶちゃんを心から慕っている様子。
そんな中で、この時代を描く朝ドラでは繰り返し登場する国防婦人会のご婦人がたがついに登場する、そんな時代になりました。
しかし、今のところる国防婦人会のご婦人がたは、まだ明るくそして温厚。
自粛警察としての役割よりは、近所の若者たちの縁談の世話が大好きなお節介焼きおばさんレベルです。
結婚十訓の発表によって、お節介焼きに加速がついてはいますが・・・
お節介焼きおばさんにあおられてカマジイはのぶちゃんの縁談にノリノリです。
メイコちゃんが指摘するとおり、うっかりしていたらカマジイが結太郎さんのときと同じように勝手に縁談を決めてしまうかも。
そんな鋭い指摘をしたメイコちゃんが、もう一つ鋭い指摘をしました。
「うち、てっきりお姉ちゃんには心に決めた人がいると思ってた」
メイコちゃんが言う「心に決めた人」とはもちろん嵩くんのことです。
メイコちゃんは他者の恋心に対して三姉妹の中で一番敏感です。
千尋くんの気持ちを見抜いたのもメイコちゃん。
もちろん嵩くんの気持ちを見抜いているはず。
そして、そんな眼力によって、メイコちゃんはのぶちゃんの気持ちも見抜いていたらしい。
ところが、メイコちゃんの「心に決めた人」発言をのぶちゃんはキッパリと否定。
のぶちゃん、本気で「心に決めた人」はいないと思っているのか。
それとも自覚がないのか。
どちらか分かりませんが、のぶちゃんが自分には「心に決めた人」はいないと思い込んでいることが今週の後半になって効いてくるはずです。
嵩くん
のぶちゃんが教師として順調なのに対して嵩くんはスランプです。
今週の嵩くんは画家としてのスランプになるのかとブログ主は予想していたのですが、座間先生によればそうではないらしい。
嵩くんは人生のスランプ。
のぶちゃんとケンカ別れしてしまったことがこたえているらしい。
今回は前週から一年半スキップしています。
その一年半の間、嵩くんはのぶちゃんと連絡を取り合っていないのでしょう。
そして健ちゃんの言うとおり、のぶちゃんは嵩くんの存在を忘れているのかも。
でも、嵩くんはのぶちゃんのことが忘れられません。
こんな状況に加えて、のぶちゃんに縁談が次々と舞い込んでいることを嵩くんが知ったら。
嵩くんの人生のスランプはますますひどいことになるのかも。
さらに、今週の嵩くんはもう一つ大きな受難が待ち受けています。
ここでは伏せておきますが。
今週の嵩くん、特に後半は直視できなレベルになるかも。
蘭子ちゃん
豪くんの帰りを待ちわびる蘭子ちゃん。
その姿だけで泣かされました。
泣かされたのは、愛する人を待つ姿が美しかったからなのか。
それとも・・・
これ以上のことはやめておきます。
今週の主なトピック
第8週「めぐりあい、わかれゆく」の主なトピックは次の4つです。
1:のぶちゃんの縁談
2:スランプの嵩くん
3:蘭子ちゃんの悲劇
4:のぶちゃんの結婚
【その1】のぶちゃんの縁談
前週の最後から一年半ほど経過した頃から今週がスタート。
のぶちゃんは御免与尋常小学校の教師として、生徒からも同僚からも評判は上々。
また、学生時代に「愛国の鑑」として注目を集めたのぶちゃんのもとには、国防婦人会のご婦人がたが縁談を次々に持ってくる。
そんな状況から今週が始まります。
さて、生徒からも同僚からも評判は上々ののぶちゃんは教員の仕事に夢中です。
縁談なんて眼中にありません。
そんな中でのぶちゃんの心を動かす縁談が一つだけありました。
それは亡き結太郎さんの生前の知り合いのご子息とのお見合いです。
カマジイの「結太郎が引き合わせてくれた縁談」という言葉に心を動かされたのぶちゃんはついにお見合いだけでもしてみようと決意。
ここから今週のストーリーが動き始めます。
【その2】スランプの嵩くん
今週、嵩くんがスランプから抜け出せずにいます。
スランプの原因、これはドラマを実際に見ないとわかりませんが、ブログ主の予想ではのぶちゃんとの関係にあるかと思います。
前週、嵩くんが贈りたかった赤いハンドバッグの受け取りをのぶちゃんは拒否。
それ以来、今週に至るまでの二年の間にぶちゃんと嵩くんは一度も連絡を取り合っていないという設定です。
前々週と前週の二週にわたって描かれた嵩くんとのぶちゃんのすれ違い。
あれからますます大きくなっているのが今週です。
もはやすれ違いとは呼べないレベルかもしれませんが。
そしてお互いに連絡が途絶えた状態なので、のぶちゃんに縁談が次々と舞い込んでいることを今週の途中まで嵩くんは知りません。
しかし連絡が途絶えても嵩くんはのぶちゃんを想い続けているようです。
今週は、のぶちゃんと嵩くんの、そんなヒリヒリするような関係が描かれるようです。
【その3】蘭子ちゃんの悲劇
今週、豪くんの戦死の知らせが朝田家に届きます。
蘭子ちゃんの悲劇が描かれるわけです。
蘭子ちゃんは豪くんが生きて帰ってくると信じていました。
朝田家の人々も信じてました。
朝田家の人々は、豪くんが帰ってきたら蘭子ちゃんとの祝言をあげさせるつもりでもいたはずです。
しかし、悲しすぎる結果となりました。
また豪くんの戦死を機に「軍国の鑑」とまで言われたのぶちゃんが教師として曲がり角に立つことに。
さらにのぶちゃんは人生の転機も迎えます。
【その4】のぶちゃんの結婚
今週、二年近くも連絡が途絶える中でも嵩くんがぶちゃんを想い続けていることを、のぶちゃんは知りません。
卒業制作を仕上げたらのぶちゃんに気持ちを伝えようと嵩くんが心に決めていることも、のぶちゃんは知りません。
一方、のぶちゃんに次々と縁談が舞い込んでいることだけは千尋くんからの手紙で知った嵩くん。
嵩くんはしかし、のぶちゃんが次郎さんに熱心に求婚されていることを知りません。
二人の連絡が途絶え、お互いの気持ちがよくわからない状況下で、ついにのぶちゃんは次郎さんからの求婚を受け入れてしまいます。
ここまで三週にわたって描かれたのぶちゃんと嵩くんのすれ違いのストーリーは、ここに幕を閉じます。
この二人、この先どうなるのか?
今回の本欄では伏せておきます。
第13週
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中尾さん登場
バイキンマンでもフリーザでもない声
戸田恵子さん出演待望の呟きも多数
以前にもコメントしましたが宮城まり子さんモデル役で手のひらを太陽にの歌唱希望
実際に戸田さん自身「なつぞら」では宮城まり子さんの曲ガード下の靴磨きを熱唱されていましたし、同じくドラマ内で歌っていた劇中アニメの主題歌は何気に手のひらを太陽にと似ている