あんぱん

美術学校の合格発表当日 / あんぱん 第25回

2024/5/2(金)第5週「人生は喜ばせごっこ」

あらすじ

嵩が受験した美術学校の合格発表の日。

受験会場の嵩のもとに駆けつけた寛は、嵩の浮かない表情を見て励ましました。

絶望の隣は希望だと。

しかしその時、嵩はまだ結果を見てはいませんでした。

そして嵩が受験結果を見ると・・・

同じころ、のぶはなぎなたの稽古に集中することができませんでした。

のぶは嵩の受験結果が気になっていたのです。

参考:地デジ番組表

<<前回24回 | 次回26回>>

第5週 | 第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週
第10週 | 第11週 | 第12週 | 第13週
あんぱん|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

サブタイトル「人生は喜ばせごっこ」

今週のサブタイトル「人生は喜ばせごっこ」は、やなせたかしさんの言葉です。

やなせたかしさんは、次のような言葉を残されています。

人間が一番うれしいことは、人をよろこばせることだ。

つかの間の人生なら、なるべく楽しく暮らしたほうがいい。

そして、楽しく暮らしていくための答えが「 よろこばせごっこ」だ。

母親は一生懸命に作る料理で家族を喜ばす。

父親は汗をかいて仕事をして、家族のよろこびを支える。

美しく生まれた人は、その美しさで人をよろこばせる。

学問が得意な人は学問で。

絵を描ける人は絵を描くことで。

歌える人は歌で。

やなせたかしさんの言う「人生は喜ばせごっこ」とは上記のような意味の言葉です。

寛先生のセリフ「人生は喜ばせごっこ」

今週のサブタイトル「人生は喜ばせごっこ」は、寛先生のセリフによって回収されます。

寛先生はこれまで、嵩くんに繰り返し説き続けてきました。

何のために生まれて何のために生きるのか、と。

今週、寛先生は再び言います。

何のために生まれて何のために生きるのか。

その寛先生の問いかけに、寛先生は自分で答えを口にします。

「わしは思う、それは人を喜ばせるため」だと。

寛先生が「何のために生まれて何のために生きるのか」の問いへの答えは「人を喜ばせるため」と言う場面。

それは、美術学校を受験した嵩くんの合格発表の場面です。

美術学校に合格した嵩くんを祝福しながら寛先生は言います。

「今日は嵩がわしを喜ばせてくれた。人生は喜ばせごっこや」と。

こうして、今週のサブタイトルは回収されます。

「なんのために生まれて」「なにをして生きるのか」

前々週と前週、サブタイトルにやなせたかしさんの言葉引用されてきました。

第3週「なんのために生まれて」
第4週「なにをして生きるのか」

この二つの言葉の発する問いかけに対する答えが、第5週に「人生は喜ばせごっこ」として回収されます。

「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」という問いかけへの答えが「人生は喜ばせごっこ」というわけです。

なお、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」という問いかけは、第3週と第4週で寛先生のセリフとして語られます。

第3週では、受験勉強に身が入らない嵩くんと医者を目指して勉強に励む千尋くんの二人に対して、寛先生が言います。

卒業後の進路をどうするかとか、医院を継ぐかどうかの目先のことではなく、「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」を必死に考え続けよと。

第4週では、医者の道をやめた理由を千尋くんが語り、嵩くんが難関校を受験する理由を語ると、二人に対して寛先生が再び言います。

「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」が見つかるまで必死にもがけと。

嵩くんはずっと「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」を必死になって考え続け、それが見つからずにもがき苦しみました。

今週になってようやくその答えが見つかり、その答えに向かうための入り口に立てた嵩くん。

入り口に立った嵩くんに対して寛先生は「人生は喜ばせごっこ」と言う言葉を贈ります。

「なんのために生まれて」
「なにをして生きるのか」
「人生は喜ばせごっこ」

これらの言葉はいずれも、将来の嵩くんのコアな価値観になるはずです。

大人になった嵩くんのコアな価値観は寛先生によって形成されるようです。

<<前回24回 | 次回26回>>

第5週 | 第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週
第10週 | 第11週 | 第12週 | 第13週
あんぱん|感想あらすじネタバレトップページ

コメントを残す