本放送:2012年3月27日(火)
再放送:2014年9月23日(火)
再々放送:2025年3月18日(火)
最終週/第26週「あなたの愛は生きています」
花言葉の花「カーネーション」
あらすじ
平成17年(2005年)5月、二階のサロンが完成しました。改装された二階を見て着物のリフォーム教室をやりたいと言い出す糸子。多忙を理由にリフォーム教室開催に反対する孝枝を「やるって言うたらやるんや」と押し切る糸子。
リフォーム教室「撫子の会」が新装されたサロンで開かれました。捨てるに捨てられずタンスの肥やしになっている着物をリフォームして作られた数々のドレスを見て、集まった女性らは感嘆の声をあげるのでした。
その頃、父を亡くしてふさぎこんでいる譲を、栄之助が糸子のもとに連れて来ました。糸子の顔を見るなり泣き出す譲。自分は父ほど強くないと弱音を吐く譲に、弱くてもどうにかやっていくしかないと励ます糸子。
愛する者の死は誰もが通らなければならない道と語り合う糸子と譲の話しを聞いていて、自分も不安になってしまう栄之助。妻に先立たれたら糸子の「ボーイフレンド」にしてくれと頭を下げる栄之助に、糸子はその頃には自分は130歳だと笑うのでした。
感想
お父ちゃんを亡くして落ち込み続ける譲。家の中に並んで掲げてある遺影を眺めながら「誰もが通らなならん道」。僕もその道を人よりはやや早めのタイミングで二度通ってきました。でも、譲の場合は通った後に社員と家族を守らなければならないというプレッシャーが待ち構えている。
そんなストレスの中、糸子が母親代わりのようになっている譲ですが、間もなく譲はもう一度、「誰もが通らなならん道」を通ることになるようですが、次の「道」はしっかり乗り越えられるのか、残り回数も少ないのでちょっと心配です。
「65で大事な奥さんに先立たれて寂しかった。しかし阿呆息子と社員のために立ち上がった。あの立派なお父ちゃん見習ってやってき」
目の前にまだいる糸子を頼らず、もうこの世にはいないお父ちゃんを見習って強く行きて行けますように。
栄之助もしかり。譲の話しを聞いて自分までが気弱に。さすがに阿呆ボンの相方です。「誰もが通らなならん道」を初めて意識したのかも知れません。「あんたのお父ちゃんかて不死身じゃない」と言われてものすごく不安になってきたのでしょう。
「奥さんに先立たれたらボーイフレンドにしてください」
栄之助のボーイフレンドになれたらギネスブック掲載は間違いないでしょう。