意識を失った萬平が回復 / まんぷく 第24話

2018年10月27日(土)第4週「私がみつけます!」

あらすじ

激しい腹痛を訴え意識を失っていた萬平が、福子による必死の看病と、鈴の御百度参りのかいもあって、目を覚ましました。萬平が一命をとりとめたことを福子と鈴は心から喜ぶものの、萬平本人だけは嬉しそうにないことが福子には理解できずにいました。

その数日後。召集令状が届いていた萬平は入隊の日を迎えるものの、入隊後に行われる適性検査で失格となり、自宅に帰って来ます。病気は回復したものの、まだ身体が衰弱している萬平を、福子は散歩に誘い出しました。

福子と萬平が、農道を歩いている、そこに米軍の戦闘機が飛来。歩いている二人を狙って、射撃してきました。福子も萬平も、一緒にいた子供たちも無事でした。しかし、萬平は号泣しはじめました。

自分だけがお国のために働けないことが、萬平は悔しくてならなかったのです。そんな萬平を福子は励ましました。萬平には生きていてほしい。そして、お国のために役立てることを、自分は萬平のために見つけてみせると宣言するのでした。

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予習レビュー

萬平さんが召集令状を受け取った直後に、腹膜炎を発症したのは、憲兵隊に逮捕され激しい暴力を受け続けた影響によるものでした。

ちょうだいしたコメントによれば、リアル萬平さんは、暴力による取り調べによって、内臓を損傷するほどだったとか。

ところで、今回のドラマの時代背景は昭和20年(1945年)春。あと数ヶ月で終戦を迎えるタイミングです。

この時期に入隊した人は、ほとんどが祖国に戻ることはなかったといいます。

萬平さんの逮捕劇には悲惨なものがありましたが、そのことによって、この時期の入隊を免れることができました。

しかし萬平さんの気持ちは晴れません。

当時を生きた人たちにとっては、お国のために働けないというのは、現代人からは想像もできないような悔しく情けないことだったのでしょう。

しかし、失わずに済んだ命と、悔しい、情けないという思いの強さが、のちの萬平さんの事業への情熱に変換されるのかもしれませんね。

感想

鈴さんの本心

これまで、どちらかと言えば萬平さんに対して冷淡だった、鈴さんの優しさが心に沁みる回でした。鈴さん、素敵です。

福ちゃんが鈴さんにお礼を言いました。

萬平さんのためにお百度参りをしてくれてありがとうって。でも、お百度参りしたのは萬平さんのためではなく、福ちゃんのためだと鈴さんはキッパリ。

実際、鈴さんは本当に自分ではそのように考えているんでしょう。

でも、心の奥の深いところ。鈴さん自身も気がつかないような心の奥の奥では、萬平さんの回復を真剣に願って、お百度参りをしたのではないでしょうか。

そして、萬平さんが危篤状態におちいっているときに見た夢は、鈴さんの本当の気持ちが現れたのだと思います。

萬平さんが見た夢とは、三途の川(らしき川)の向こう岸に鈴さんがいて、萬平さんがその川を渡ろうとするのを、鈴さんが止めてくれたという夢です。

夢の中で鈴さんが、萬平さんが三途の川を渡るのを止めたのは、お百度参りで萬平さんの回復を祈る鈴さんの願いそのものだったのでしょう。

そして、萬平さんが意識を回復したときの鈴さんの安堵した表情。その後、米軍の戦闘機に狙撃され直後の萬平さんの号泣を、心配そうに見守る鈴さん表情。

鈴さんの優しさがあふれるほどあらわれていました。素敵な表情を見せてもらいました。

萬平さんの悔しさ

身体が衰弱しているため、お国のために働くことができない萬平さんが、そのことを心の底から悔しがることは、事前の情報で知っていました。

そして、そんな萬平さんを励まそうとして、お国のためになることを私が見つけますと、萬平さんに言い切る福ちゃんの言葉も、事前に知っていました。

しかし・・・

萬平さんがここまで悔しがるのは意外でした。これほど激しく号泣するとは、完全に想定外でした。

だから、萬平さんの号泣する姿に、今回は完全に持ってゆかれました。

そして、この萬平さんのあまりにも激しい号泣があったからこそ、福ちゃんの「お国のためになることを私が見つけます」という言葉が、力を持っていました。

福ちゃんと萬平さんが、人生に立ち向かう宣言をする瞬間を見た。そんな気すらしました。

というわけで、いよいよ次週から、萬平さんの事業の再起。そして、それを支える福ちゃんの姿が描かれます。

今週も一週間、当ブログにお付き合いくださりありがとうございました。次週もよろしくお願いいたします。

どうぞ、良い週末をお過ごしください。

コメントへの返信 by 朝蔵

「本当に?」の疑いかたが、”自分が仮病を使ったことがあるから、萬平さんもひょっとして?”みたいなかんじがした(もふもふさん)
鈴さん本人も、かつて仮病を使ったことをすっかり忘れていました。自分が仮病を使ったことがあるからこそ、他者の仮病を疑ってしまう。

納得の洞察です。

このドラマの素晴らしい所は 例え人生踏み外してもちゃんと正しい人の心に触れ 自分を省み 真人間になるところ(Amoさん)
夢枕に「座る」咲さんの、萬平さんの出征を喜ぶまさかの言葉によって、我に帰った鈴さん。やっぱり、これが鈴さんの小さな転機になりましたね。

今回の鈴さん、本当に優しかったです。

ただし、次週以降、萬平さんに対して、口ではいろいろと言うことが予想されます。

鈴さんが仮病を疑ったのは、自分に仮病の前科(しかも同じ腹痛)があるから(どんギツネ。さん)
鈴さんもかつて仮病を使い、そのときも仮病も腹痛でした。あの時の仮病騒動がこんなところで回収されるとはびっくりです。

あの時、鈴さんの腹痛を、仮病だと疑わなかったのは、咲さんだけでしたね。

朝蔵さんの柔らかいコメントが素敵です(Amoさん)
ありがとうございます!とってもはげみになります!

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コメント

  1. えびすこ より:

    4週目は萬平さんの存在感が着目された週になりましたね。
    4週目は誰かがラーメンを口にする場面がありませんでしたね。

    ところで安藤サクラさんの義母である角替和枝さんが27日朝に亡くなられたそうです。
    まんぷくで安藤さんとの共演もあるのでは、と思っていたんですがさっき訃報を聞いて驚きました。
    心よりご冥福をお祈りいたします。

  2. Amo より:

    >三途の河の向こう岸から鈴母さんが こっち来たらダメよ
    と言っていたのが少し分からないのです
    やはり鈴母さんの誤った考えを恥じた自分の分身と思っていいのかな

    史実 萬平さんは確かに台湾の人だけれど 当時 日本の統治下だったので日本国籍です
    だから日本の当時の思想文化が当たり前だったんですね 萬平さんの慟哭シーンは感動しました
    本当に 御国の為に何にも役立てない自分を責めてらしたのね
    その御国の為に役に立つことを福子さんが何とか
    探し出してくれるんですね OPテーマ曲の歌詞のとうりの展開に希望がもてます
    来週も益々楽しみです

  3. tonko より:

    2週分まとめて見終わりました!!
    鈴さんの言動が、ちょっといらっとしましたが(;^_^A
    ああいうキャラで、ああいう発言をする登場人物がいることで
    辛い2週を乗り越えられたかなぁとも思いました

    話がだいぶ遡りますが…缶詰の下り色々意見がありましたね
    私の祖父は軽井沢の万平ホテルという所に勤めていた時期があり
    母からその頃の事を聞いた事があります
    当時は今と違って、余ったからといって簡単に処分しなかったので
    母のお弁当はいつも豪華だったと…
    子供が多いからと、新しい大瓶のジャムの封をわざわざ開けて
    持たせてくれたりしたそうです
    だから缶詰の下りは、当時ならあったのかな~と思いました

    長々と失礼しました_(._.)_

  4. Morningstar より:

    「私は・・・昔の人ですから。」と謙虚に、さわやかに言う鈴さんが素敵に思えました。

  5. aknk より:

    お客度参りではなく御百度参りではないですか?

  6. ケーキ大好き より:

    お客度参り → お百度参り ですよね。

  7. ぱちぱち より:

    Yahooニュースで脚本の福田靖さんのインタビューを読んだら、「私は武士の娘です」がまさかの実話で驚きでした。モデルとなった安藤仁子さんのお母さんの口癖を採用したとのこと。
    牧さんの白馬も実話だそうで、面白過ぎです。