ブギウギ

スズ子と六郎が香川訪問 / ブギウギ 第20回

2023/10/27(金)第4週「ワテ、香川に行くで」

あらすじ

スズ子と六郎が香川へやって来ました。梅吉とツヤの故郷である香川をスズ子が訪ねるのは小学生のとき以来のことでした。ツヤの実家・大西家に着いたスズ子と六郎は、ツヤの妹のタカや祖母のトシたちに迎えられました。

その翌日、スズ子と六郎は香川に足を運んだ目的である法事への出席のために、ツヤの実家の得意先の次郎丸家を訪問しました。次郎丸家の当主・和一は、スズ子を歓迎。一方で、ある女性が物陰からスズ子を見守っていました。

スズ子の来訪を喜ぶ和一は、スズ子が亡くなった菊三郎にそっくりだと繰り返し口にしました。その度に周囲の面々が和一を止めました。そんな中、和一の頼みでスズ子は踊りを披露することになりました。

すると酔った和一が「孫と踊りたい」と騒ぎを起こしました。騒動の中、異変に気づいたスズ子は屋敷の外に出るとタカを問い詰めました。タカは白状しました。スズ子は次郎丸家の娘であることを。

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感想

出生の秘密

ついにスズ子ちゃんの出生の秘密が明かされてしまいました。

梅吉さんとツヤさんが案じていたことが起こってしまいました。

梅吉さんとツヤさんが知らないところで。

今回、判明したのはスズ子ちゃんが次郎丸家の子であること。

実の父親はすでに亡くなっている菊三郎という男性であること。

以上が今回の中で判明したこと。

予告では実の母親らしき女性の姿が登場。

過去がすべて明かされるのでしょう。

今週の振り返り:前半(月〜水)

前週から引き続いて「桃色騒動」が描かれました。

劇団員の要求を受け入れるまでの大熊社長の描写の数々が強い印象を残しました。

ブログ主の中では「桃色騒動」の一連の場面はすべて大熊社長に持って行かれてしまったと言っても差し支えないほどインパクトが強かったです。

さて、「桃色騒動」を率いたのは大和礼子でした。

大和礼子は始めからわかっていました。

ストライキを起こすということは、劇団と差し違えるような行為であることを。

劇団と差し違えるとは、具体的にいうと責任をとって劇団を去るということ。

心から愛する劇団を去る覚悟を固めてまでもストライキを決行した理由は、愛する劇団と劇団員を守るためでした。

愛する劇団を守るために、愛する劇団を去る覚悟。

大和礼子にしてみれば身を引き裂かれるような覚悟だったに違いない。

その悲壮な覚悟を大熊社長は理解していました。

大熊社長としては大和礼子を辞めさせたくなかったはずです。

トップスターを失うという商業上の理由から。

そして娘のように思っていた存在を失うという個人的な理由から。

しかし大和礼子の覚悟を尊重しようとしたら大熊社長は大和礼子を辞めさせるしかない。

苦しい決断だったと思います。

今週の振り返り:後半(木〜金)

今週の後半はいよいよスズ子ちゃんの出生の秘密。

出生の秘密が暴かれるきっかけになったのは香川からの手紙。

また時を同じくして六郎くんが「姉弟関係」を疑い始めていました。

六郎くんが「姉弟関係」を疑い始め、そのことをスズ子ちゃんに告げたことでスズ子ちゃんの記憶がよみがえりました。

スズ子ちゃんが子供のころ。

熱を出して寝込んだスズ子ちゃんを見守りながら、ツヤさんが「顔向けできない」と意味深な言葉を口にしていたことを。

そのときのスズ子ちゃんはその言葉の意味を探ろうとは思いませんでした。

まだ子供だった上に熱にうなされていたので。

しかし今にして思うと、あの言葉は何を意味していたのか?

六郎くんの言葉をきっかけにして、スズ子ちゃんの心は少しだけざわつきました。

ざわつくと言ってもさざ波程度だったとは思いますが。

しかしそのさざ波は香川の次郎丸家で突風にあおられまくりました。

次郎丸家に到着して早々、和一さんが「よお似と流」と突風でお出迎え。

宴席で「孫と踊って何が悪い」と和一さんが突風第二弾を吹かせれば、和一さんの奥様のミネさんも「やっぱり菊三郎に似ている」と突風を吹かす。

六郎くんの言葉によってよみがえったツヤさんの意味深な言葉の記憶。

その記憶と和一さんの突風が重なったとき・・・

次週、すべてが明らかになるのでしょうか。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

ドラマの中の「白壁」と史実の「白塀」

主人公の実父の生家「白壁」。

ドラマの中の「白壁」はお金持ちの地主として登場します。

一方の史実の「白塀」は、かつてはお金持ちでしたが、笠置シヅ子さんが出生の秘密を知ってしまったときの訪問時、もはやお金持ちではなかったようです。

笠置シヅ子さんは7歳のときを最後に、その後十年の間は「白塀」に行くことはありませんでした。

7歳にもなれば自分の生まれの複雑さに気づいてしまうと養父母は考えたのでしょう。

ずっと足を運んでいなかった主人公の実父の生家「白塀」は、十年間ご無沙汰している間にすっかり変わり果てていました。

「白塀」は没落していたのです。

詳しいことはわからないのですが、「白塀」は巨額の借金返済が滞ったことで母屋は抵当に取られていました。

そのため十年ぶりに再会した「白塀」の当主は馬小屋で暮らしていました。

しかし、法事ということもあって笠置シヅ子さんが「白塀」を訪ねたその日だけは、当主は特別に母屋を使わせてもらい、笠置シヅ子さんはその母屋で迎えられることに。

ドラマの中では、「白壁」の当主は主人公のファンだという口実を無理やり作って、主人公を自邸に呼び寄せました。

史実ではそんなことはなかったようですが、笠置ジズ子さんは親戚筋の面々の前で、大阪で公演した『春の踊り』を踊らされたのだそうです。

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POSTED COMMENT

  1. ずんこ より:

    いやはや、ドタバタ…
    まるで、新喜劇を見ているよう。

    スズ子ちゃんは、治郎丸家の子だった。
    お父さんは菊三郎さん、でも、お母さんは?
    意味ありげに覗いていた女性がお母さんのようだけど、どうやら菊三郎さんの奥さんではない模様。
    女中さん?
    なんだか、カムカムの勇くんと雪衣ちゃんを思い出させる関係ですね。
    もしスズ子ちゃんが男の子なら、治郎丸家の跡取りになっていたのでしょうか。

  2. あさのあさみ より:

    次郎丸のジイさん、金と権力はあって品がない、典型的なパワハラ・セクハラオヤジで、典型的な旧家の当主だけど、
    子供に先立たれるのは何よりも辛いこと、
    もしかしたら余命も長くないかも知れず、
    せめて孫に会いたい、という気持には同情します

  3. 名乗る程の者ではないでおま より:

    こんなにアッサリ血縁関係がバレたら金田一さんの仕事なくなるわなあ🤣

  4. 還暦のたつお より:

    お父ちゃん,お母ちゃんと駆け落ちで勘当。六郎君それは言うな。次郎丸さんいきなりボケる。奥さんなかなか辛辣。なんか法事後の宴会カオスになってきた。こういう場で踊れるのは流石プロだが、六郎君のニワトリ投入でカオスが倍化。とうとう叔母さん本当の事を。ショックの鈴子さんどうする?

  5. 名乗る程の者ではないでおま より:

    大久保さんやないか~
    と三林さんの名前がなかなか思い出さなかったわ、「スカーレット」大久保さんインパクト強かったからねえ

    まさに「うどん県」
    宴席にうどんは見たことなかったわ

    酔って梅吉夫婦使いもんにならね~
    西村さん大忙しじゃね~か🤣

  6. 丹善人 より:

    次週またぎにはなったけれど、もやもやすることなく、今週中に事実がわかって
    良かった。諸事情は次週にまかせるとして、ある意味、次週が運命の分かれ道に
    なるようで。

    湖条千秋さん、れっきとした次郎丸さんの奥さん役なのに、出演者紹介欄にも
    名前も役名もなく、集合写真にだけ写っているという雑な扱い。何も隠すこと
    ないのに。

    しかし、オープニングタイトル作った人、モジリアニやミロが好きなのでしょうね。
    毎日見る絵ではないと思うが。

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