おかえりモネ

新次の協力を求める耕治 / おかえりモネ 第57回

2021年8月3日(火)第12週「あなたのおかげで」

あらすじ

気仙沼に大型台風が近づき始めました。百音から、猛烈な台風が東北地方に上陸するという知らせを受けたさやかたち森林組合の面々は台風の備えを始めていました。耕治や亜哉子も台風に備えて準びを進めました。

そんな中、耕治は新次のもとに足を運びました。耕治は新次の説得を試みました。港に停泊している船を避難させないと大きな被害を被ってしまう。被害をできるだけ小さくするためにも、船を動かして避難させることに力を貸してほしいと。

亮が見守る中、耕治は言葉を尽くして新次の説得に当たり、新次は耕治の頼みを受け入れました。すでに新次は、気仙沼への台風の上陸と漁船への被害を予測していたのです。漁船を守るために立ち上がった新次の姿に亮は感激しました。

台風が気仙沼を直撃したものの、百音の知らせを受けていたことで大きな被害を免れることができました。気仙沼に大きな被害がなかったことに百音は一息つくものの、そんな百音に対して莉子は手厳しい一言を浴びせるのでした。

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予習レビュー

モネちゃんから台風上陸の連絡を受けた耕治さんは、港に停泊中の漁船への被害を最小限に食い止めるために立ち上がります。

耕治さんが足を運ぶのは新次さんの家。

漁船を安全な場所に避難させるために新次さんの力を借りようと考えたようです。

そして新次さんの説得に当たる耕治さん。

「説得」が必要なくらいなので、新次さんは耕治さんの頼みを簡単には引き受けないのかもしれません。

最終的には新次さんは力を貸してくるものと思います。

しかし、ブログ主が期待するのは、漁船を避難させること=誰かの役に立つことによって、新次さんの心が少しでも前を向くことです。

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感想

新次さんの再生

ついに新次さんが心の再生への第一歩を踏み出しました。(祝)

新次さんの説得に当たった耕治さんの働きは大きい。

耕治さんを動かしたモネちゃん情報が果たした役割も大きい。

しかし、それ以上に新次さん自身の心が再生に向けて変わり始めていたようです。

何故なら、モネちゃんから知らせを受けて台風への備えに動き始めた他の面々とは異なり、新次さんだけはすでに大きな被害を予測していたので。

とは言え、耕治さんに背中を押されなければ新次さんは立ち上がらなかったかも知れません。

一方で耕治さんの説得も、タイミングがあと数ヶ月早ければ効き目はなかったかもです。

何はともあれ、本作の中で最も気にかかっている存在・新次さんが再び立ち上がったことが嬉しすぎる回でした。

人の役に立ちたいのは自分のため

莉子ちゃんがモネちゃんに放った手厳しい一言。

このタイミングでそれを言うかという気もしますが、真実でもあります。

新次さんが漁船の被害を食い止めるために立ち上がったことをリョーチンが喜んでましたが、その喜びも「自分のため」。

漁船が救われる喜びでなく、自分の父親が動いたことへの喜びです。

そしてこれは、善でも悪でもなく人のリアルな姿。

モネちゃんは人のリアルを受け入れることができるのでしょうか。

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POSTED COMMENT

  1. たいとうみほ より:

    今日ツボにはまったのは耕治さんの「ここまで立て直してまた船をやられるのは」でした。銀行業従事者として、復興支援融資が焦げ付いてしまう懸念も当然あります。そして何より、1度前向きになりかかったのが挫折するのがどれほど辛いか、それを真っ先に味わったのが、一度は支援融資に希望を見出しながら最終的に叶わなかった新次さんです。だからこそ、耕治さんも新次さんも同じ方向を向けたのかな。そう思いました。

  2. ずんこ より:

    電話で家族みんなから「あなたのおかげ」と言われて、複雑な表情を浮かべるモネちゃん。
    そして、莉子ちゃんの手厳しい一言。

    でもね、モネちゃん、それは本当のことだよ。
    「人の役に立ちたい」は、自分のため。
    自分が、そうしたいから。
    その気持ちを、満足させるため。
    そう思い定めておくことが、「あなたのおかげ」という言葉の麻薬中毒にならないための、大切な防波堤になるのではと思います。

    今回のことをモネちゃんがどう消化していくのか、見守りたいと思います。

  3. 秋桜おばさん より:

    台風に絡んだ一連の流れが大団円に終わって、最後の最後に莉子ちゃんの厳しい一言で今日は終わり。
    さすがにドキッとしましたが、でも、毎日モネちゃんを見てきた莉子ちゃんだからこそ言える一言。
    誰かがモネちゃんに言ってあげなきゃいけない一言。だって、そこを乗り越えなければ救いはない訳で、誰かの役に立つって目標は、叶えても叶えてもも次々にやって来るのだから。
    菅波先生も言ってたように、どこかでもう自分を緩めてあげたらいいんだよ、モネちゃん。

  4. オペラ座の怪人 より:

    リコ「人のために立ちたいって、
    結局、自分のためじゃん。」みたいなセリフ。
    これが、リコとモネの友情に、
    悪い影響を与えなければいいんだけど。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  5. 還暦のたつお より:

    ここに来て、一番頼りになるのは新次さんの経験と力。過去の因縁を呑み込んで船を動かす。なんだかんだ言っても耕治さんと新次さんは親友。莉子さん登場で銭湯は女子トークに花が咲き。故郷からの感謝の声、しかし莉子さんからの核心をついた一言、モネはどう思うか?

  6. 魁光3号 より:

    莉子ちゃんよ…。まさにそうなんだよ!
    モネのことを全て言い当てているんだ!

    あの震災での経験から「人の役に立たなければならない」という強迫観念に縛られているんですよね…。

    第一週から言っていましたよね。

    だからこその莉子ちゃんの「重い」です。

    要はもっと自分らしくやれ!ということでしょう。
    まだまだ「ド新人の空回り」モードと過去のトラウマから抜けきれていないことがよくわかります。

    PS
    新次さんが遂に復活への道を歩み始めました!
    気象図を描いているところを見ると、気力はまだ消えてはいないよう。
    16週以降に言い知らせが見られますように。

  7. よるは去った より:

    新次「船出す時は俺に頼みにくるのがおめえの癖か・・・・・・?」

    そうか前はモネちゃんが生まれる時だったか。

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