NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おかえりモネ』
2021年8月30日 〜 9月3日放送
あらすじ
三生と悠人が上京する
亮が気仙沼に帰ろうとしていることを知った百音は、亮をもう一日だけ休ませてあげようと考え、亮が気仙沼に帰るのを引き留めました。
そして、百音が亮を引き連れて汐見湯に戻ると、亮が東京にいることを聞きつけた三生と悠人が仙台から駆けつけてきました。
一方、一人で気仙沼に帰ろうとする未知も百音に引き留められました。三生たちが帰るときに一緒に帰るよう、百音は未知に進めました。
亮の悩み、未知の悩み
亮は新次のことで悩んでいました。一度は立ち直ったかに見えた新次が、再び酒に溺れたことを気に病んでいました。
亮は自分の悩みを百音には打ち明けるものの、未知には何も言いませんでした。未知にはそのことが不満でした。
そんな中で未知は、百音と亮の関係をほのめかすようなことを菅波に告げました。未知のその言葉に菅波は激しく動揺しました。
百音と菅波の約束
深く落ち込んでいる亮のことで頭がいっぱいだった百音は、菅波と会う約束があることをすっかり忘れていました。
菅波に平謝りする百音。菅波は百音に言いました。謝る必要はない。大事な友人との時間を優先してほしいと。
菅波の言葉に安心した百音は、久しぶりの幼馴染みたちと時間を過ごし、思い出話に時間を忘れるほど夢中になることができました。
幼馴染みたちとの時間
久しぶりに集まった幼馴染みたちは、やがてそれぞれの立場での自分の気持ちをぶつけ合いはじめました。
故郷を離れた明日美は、故郷を離れずに頑張っている者は立派だという考えに違和感を感じていることを口にしました。
一方、故郷を離れずにいる亮たちは、故郷を離れず故郷に残っていることへの複雑な思いを語りました。
菅波の言葉
未知と幼馴染みたちが気仙沼に帰った翌日。仕事を終えて帰宅した百音がコインランドリーで洗濯をしていると、そこに菅波がやってきました。
百音の顔を見た菅波は自分の気持ちを話し始めました。百音と亮の関係が気になっていると語る菅波は珍しく冷静さを失っていました。
そして、冷静さを取り戻した菅波が慎重に口にした菅波のある言葉が、百音の心に火を付けるのでした。
今週の展開
第76回 8月30日(月) 気仙沼に帰ろうとする亮
第77回 8月31日(火) 耕治と亜哉子が新次訪問
第78回 9月1日(水) 幼馴染みの震災への思い
第79回 9月2日(木) 幼馴染たちが築地で食事
第80回 9月3日(金) 気仙沼に帰る幼馴染たち
予習レビュー
今週のメインのお題は二つ。
亮くんをめぐっての未知ちゃんの葛藤と嫉妬。
そして、故郷を離れた者と故郷を離れない者のそれぞれの気持ちです。
未知ちゃんの葛藤と嫉妬
未知ちゃんは亮くんが好きですが、亮くんはどうやらモネちゃんのことが好きらしい。
自分の悩みをモネちゃんには打ち明けても、未知ちゃんには打ち明けない。
それが未知ちゃんには不満です。
そして、嫉妬に燃えたらしい未知ちゃんは、菅波先生に対してモネちゃんと亮くんの関係をほのめかすような爆弾発言。
仲が良さそうにも見えるし、そうでないようにも見えるモネちゃんと未知ちゃんの二人の気持ちの微妙なすれ違い。
対立に発展しないことを願うばかりです。
故郷を離れた者と故郷を離れない者
幼馴染みの男子たちが東京に集まります。
そして、久しぶりに顔を合わせるモネちゃんの幼馴染み。
明日美ちゃんは、故郷に帰るつもりはまったくないようですが、その一方で故郷に帰らない自分に負い目を感じている様子。
その負い目が、故郷を離れない男子たちへの反発になってあらわれてきます。
故郷で頑張ることがそんなに偉いのか、みたいな。
故郷を離れた者と故郷を離れない者、それぞれの気持ちがぶつかり合う場面で、モネちゃんがどのような反応を示すのかは今のところ不明です。
しかし、この週の幼馴染みとの再会が、その後のモネちゃんの帰郷につながるのかもしれません。