2021年10月15日(金)第22週「嵐の気仙沼」
あらすじ
明け方、百音の電話に亮を乗せた船が無事であるという知らせが漁協の太田から入りました。亮の無事を知らされた耕治も龍己とともに無事を喜び合いました。ほどなくして亮を乗せた船が気仙沼港に帰還。未知は、港に戻った亮のもとに足を運びました。
未知と亮はようやく二人して向き合いました。しかし亮の言葉は未知を傷つけました。自分に縛られる必要はないと、別れをほのめかすような言葉を亮は口にしたのです。そんな二人の間に百音が入ってきました。
ついに亮が感情を爆発させました。お前に何がわかるか。これまで自分は、自分以外の全員に対してそのような気持ちを抱いていたのだと。そんな亮に対して百音は言いました。亮の気持ちをわかるはずなどない。それでも一緒に生きていきたいのだと。
これまで胸に秘めていた感情を吐き出した亮は、百音の言葉を素直に受け入れることができました。そして、これまで支えてくれた未知に対して感謝の言葉を口にしました。それは、未知と亮の気持ちが初めて通じ合う瞬間でした。
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予習レビュー
リョーちんを乗せた船が無事に戻って来ることができました。
リョーちんは無事にピンチを乗り越えることができましたが、次はいよいよミーちゃんのピンチが解決されるかどうかという場面です。
ミーちゃんのピンチとは、リョーちんの気持ちがわからない悩みのことです。
悩み抜いたミーちゃんはリョーちんとの関係をはっきりさせることにしました。
このまま、リョーちんの気持ちがわからないまま、三生くんたちの言葉を借りると微妙な関係をズルズルと続けてゆくのか。
それとも関係を清算してしまうのか。
ミーちゃんの性格から考えて、そこまではっきりと言うような気がします。
そして、リョーちんの回答次第では、ミーちゃんは東京の大学に行ってしまうかもしれません。
ミーちゃんの将来が今回決まるものと思われます。
感想
リョーちんの心の闇
「お前に何がわかるか!」
このリョーちんの声には驚きました。
これまで支えてくれたモネちゃんに対してそこまで言うのかと。
しかし、その言葉はモネちゃんに対するものではなく、自分以外のすべての人に対して向けられた言葉のようです。
そして、そんな気持ちをあらゆる人たちに抱きながらも、その気持ちを笑顔で隠していたことが明らかになりました。
リョーちんの心の闇、こんなに深かったとは。
モネちゃん、ミーちゃん、そして新次さん。
それぞれが心の闇を抱えて苦悩し、その苦悩の表情が繰り返し描かれてきました。
しかし、リョーちんだけはほぼいつも笑顔。
一度だけ船上で、ケータイに保存した美波さんの画像を見て涙する場面があったものの、苦悩の表情を浮かべたのはその時くらい。
しいて言うなら、気仙沼に戻ったモネちゃんに対して、キレイごとにしか思えないといきなり言い放った時もでしょうか。
それはさておき、リョーちんがこれまで笑顔を浮かべて繰り返し言っていた「俺は大丈夫だから」という言葉。
あれは、相手の気遣いに感謝する言葉ではなく、相手の気遣いを拒絶する孤独すぎる言葉だったようです。
これまでブログ主には、リョーちんの笑顔は意味不明でした。
しかし、リョーちんの笑顔の意味がようやくわかりました。
リョーちんの笑顔、それは深すぎる心の闇が反映したものだったのだと。
ミーちゃんとリョーちん
というわけで、これでミーちゃんとリョーちんのギクシャクした関係は解消。
ミーちゃん、この日までよく耐えました。
ミーちゃんも心の闇がいろいろと大変でしたが、もうこれで落ち着くことができるかな。
そう願いたいところですが、一つだけ心配なことが。
次週の金曜日あたり、リョーちんと菅波先生が対峙する場面が描かれるかもしれません。
モネちゃんとリョーちんの二人が話し込んでいるところに、菅波先生が姿をあらわす場面があるらしいのです。
そして、リョーちんと菅波先生が対峙します。
幼い頃からモネちゃんと時間を共有してきたリョーちんと、登米と東京でモネちゃんと時間を共有してきた菅波先生の対峙。
そんな場面なのだそう。
これって、まるでモネちゃんを軸にした三角関係。
モネちゃんに対するリョーちんの気持ち、まだ清算しきれていない?
その点が心配です。
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こんにちは、工藤さん。
横から失礼いたします。
百音が野坂に亮の乗った船の近くを通る商船を教えてほしいと言った時、<海上保安庁(以下、海保)に連絡は取ってあるが到着するのに時間がかかるから>という話をしていました。
百音がどうする以前に漁協が海保に通報していたのではないかと思われます。
切迫した場面ではセリフがどんどん流れてゆくので耳に残らないものが多々あります。
百音、AISを利用しているのだから亮の乗った船の近くを通る商船は把握できる。
ただ、漁協を通じてか海保を通じての船舶無線でないと連絡は取れないはずですよね。
連絡が取れたとしても民間船が荒れた海で救難活動をするのは余計に危険な状況を作り出す行為(船の衝突、乗員の転落、移乗する時に船に挟まれる等々)です。
亮の乗った船が遭難信号を出しているのでなければ(どうもそうではない様子) <海保が到着するまで持ちこたえろ> というのが結論で、商船に救助を依頼しようとする百音は違うように思うのですがどうでしょう。
警察の<110>と同様に海上保安庁には<118>があります。
110をするよりも地元警察に直接連絡した方が早いはずなので、携帯には地元警察の電話番号も入れています。
自分の住んでいる地域周辺の海は海保の第三管区となるので第三管区本部の電話番号を入れていますが、こちらについてはどうなのでしょう、やはり対応に違いが出るのかな?
110も118も使う必要のないことが望ましいのですが。
おかえりモネを見てて、何点か感想を言わせて下さい。亮君の船がトラブルになった…この時、モネは何故、海上保安庁への通報をしなかったのか?船が帰ったから良かったものを。亮君の位置を調べ、「いつ風が収まる、海上保安庁の船がいつ着くから頑張れ」の一言が欲しかった。
工藤さん、失礼します。
海保への通報は漁協がすべきことかと。一介の気象予報士のモネではなく。
ただ、モネが取り乱してWEの野坂さんとの電話で、「近くに会社と契約している船舶はありませんか? 海上保安庁の船は到着まで時間がかかる」という内容の話をしていたので、この時点で海保には通報されていたと思います。
また、野坂さん、内田君との話で出した結論、下手に動くより6時間現地で耐えろ、については漁協の太田組合長が船の船長につないだ電話で直接モネが伝えています。
このあと、漁協に来た新次さんからも同じことを船に伝えてます。この船長(おそらく漁労長)は新次さんからの電話ではその指示に感謝していましたが、その前のモネから電話の時、どういう反応をしたかは描かれていないんですけどね。
今日の放送は、前半はりょーちんの無事を皆が安堵し、後半は殆ど三人芝居って感じでしたね。
私はりょーちんとみーちゃんの関係が進展しないのは、まだりょーちんの心の中にモネちゃんがいるからだと思ってた。
だから、ちょっと予想外でした。
蛙の子は蛙だから、「自分もまた大切な人を苦しめることになる。」??
この思考が結局、自分で自分を呪縛することになるのだ。
「俺、幸せになってもいいのかな・・」
この言葉で、りょーちんの呪縛が解けたと思ったんだけど、違うの?
昔すーちゃんは、東京で亮くんにこう言った。
「行方不明って、なに悲劇のヒロインぶってんのよ。」
彼女は冗談めかして言ったから、亮くんは気に留めなかったかもしれない。でも、あの一言が彼の全てを物語っている。
「大丈夫だから」って・・・どう見たって大丈夫に見えてないのに。
今日得心したことがある。
菅波先生は、恋に不器用な男だが、めんどくさいけど好感が持てた。応援したいと思えた。
対する亮くんは、恋に臆病な男だった。だからイケメンでも、優しくても寄り添う気になれなかった。
りょーちんは、分かって欲しいからそう思うんですわ。他人に分かる訳がないのなら割り切ってます。甘えているだけでしょうね。まだ、思春期から抜け出せていないんじゃないかな。
私は同意です、というか中二病なんだろうなとすら感じました。このような考えをする人が厳しい大自然の荒波に船出するのは危ないことこの上なしというのが正直なところです!
あと、組合長の、菅原大吉さ~ん!
モネと独占契約みたいの、結んでやって~
こんだけ、お世話になったんだから~
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
菅モネに比べてりょーちんみーちゃんの関係はあまり詳しく描かれていないから、モネちゃんにふられてからのりょーちんの心境がどうだったのか、どんなつもりでみーちゃんと付き合ってたのか掴めてなくて、今日は何回も見直しました。
「モネしか話す相手いない」「お姉ちゃん、りょーくんに言ってよ」モネちゃんに対してそう言った2人にとって、いまだにモネちゃんの存在が大きいのなら、交際に発展する弊害になるのかなと。
でも、そばにいてくれたみーちゃんのおかげで頑張れたって言うりょーちん、モネちゃんよりみーちゃんを大切に思えてたってことだよね。
そこんとこちゃんとはっきりしてないと、義理でも家族になるんだからちょっと心配でした。
杞憂で良かった。
朝蔵さんの言われた、汐の湯以来の菅波先生とりょーちんの邂逅、さて、どうなりますか。
昨日の最後=今日の最初、の電話は、
案の定、りょうちん無事、の知らせだったけど、
全くの想定外の涙が、私、出ちゃったよ。
よかった、よかった。
で、みーちゃんが港で、りょうちんに抱きつく、
のかと思ったら、そんなことはなく、
しかも、モネのところに来て、揉めちゃって、
りょうちんは声を荒げちゃって、ビックリ。
ああ、これは、もう別れか!?
みーちゃんは、AО入試か!?
と思ったら、
結局、結ばれる?んだよね。
よかった、よかった。
ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
「神様もいたな。」「仏様もいます。」みんな必死で祈ってたんだ。新次さん家じゃなくて港の近くの車で待機してたんだ。心配でいたたまれなかったのに、それを表に出したくなかったんだ。男だねえ。みーちゃんを苦しめたくないと思いながら、心のどこかで甘えていた亮。男のねじくれた思いやり。男の見え。知りつつ耐え苦しんできたみーちゃん。ふたりを想うモネの言葉がほぐれた亮の心をほぐせるか。亮、父親以上に屈折していたんだな。「俺幸せになってもいいのかな。」やっと亮の本音が。なんか他人事ながら泣けてくる。
りょーちんはとっくの前に闇堕ちしていたんですね。
モネよ…。しゃしゃり出るのはやめろよと思ってましたが、出てこなければ確実に地獄絵図でしたね。
りょーちんよ…。いつまで悲劇のヒーローに酔いしれているつもりですか?
震災で家族も家も船も失い、キツい状況だってのはわかる。
新次さんも自暴自棄にはなったが、今やっと前を向き始めている。
それを大丈夫の一言で片付けて、回りも傷つけていることがなぜ分からないんだ。
みーちゃんとりょーちんはお互い自分のことしか考えていませんでしたが、これをきっかけにお互いを思いやる気持ちが芽生えてくれたらと思います。
「神様いたな」
「仏様もいます」ナイスつっこみ
「今どこにいんだ?」
「家にいる」
海にきてることくらい、みんな知ってるって
りょーちん爆発!
深すぎて誰も近寄れない。家族を亡くしたのはこの家族だけだから、誰も近寄れず、本人も拒んでる。
でも、今日のモネちゃん、ナイスフォロー。
とうとうりょーちんから、
「俺、幸せになっても良いのかな?」
という言葉を引き出せた。
未知「一緒にいたいって・・・・・・・・だけじゃ駄目なの・・・・・・・・・・?」
亮「俺・・・・・・幸せになっていいのかな・・・・・・・?」
どうやらこれで決まりのようですね・・・・・・。
この回で確かなことは、
「きれいごとにしか聞こえない」「気象予報士に何ができる?」どう言ったりょーちんが、気象予報士に命を救われた事実ですね。
それもただの天気予報じゃない。複数の気象予報士が連携して、命がけで導き出した予報を基にりょーちんの船を港へ導いたこと。
いい加減気づけよりょーちん。