おかえりモネ

三生をかくまう百音たち / おかえりモネ 第13回

2021年6月2日(水)第3週「故郷(ふるさと)の海へ」

あらすじ

永浦家に百音のもう一人の幼馴染がやって来ました。やって来たのは亀島にはいないはずの三生でした。三生は実家の寺を継ぐために千代の大学で仏教を専攻していましたが、三生に寺を継ぐ気はなく逃げ出して来たのです。

三生は百音たちに頼みました。父親に見つからないよう、自分がここにいるのは黙っていてほしい。自分をかくまってほしいと。そんな中、百音たちが集まっているところに顔を出した耕治に三生は見つかってしまいました。

意外にも耕治は三生の気持ちに理解を示しました。父親の仕事を承継する息子のプレッシャーに理解を示したのです。耕治は三生に告げました。自分は三生の味方になるつもりだ。三生を応援すると。

耕治、そして百音と幼馴染たちは中学時代の吹奏楽部の思い出話に花を咲かせました。百音が通う中学校の吹奏楽部の指導を耕治がしていたのです。盛り上がった幼馴染たちは、その日の夜、永浦家に泊まることになるのでした。

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予習レビュー

前回の予習レビュー欄で、本作『おかえりモネ』のヒロインの幼馴染はイケメン揃いと書きました。

今回は、例外の幼馴染が登場します。(笑)

三生くんです。

例外的にイケメンではない上に、実家の寺を継ぎたくないのでお父上から逃げ回っている残念キャラです。

ただし、残念キャラは物語中盤以降で意外なほどにヒロインの心強い味方になってくれます。

「三生」は「みつお」と読みます。

「みつお」と言えば忘れられないのが『ひよっこ』の三男くん。

彼もどちらかと言えば残念キャラとして登場しましたが、いつの間にかとっても泣かせてくれる誠実な男前キャラに成長しました。

本作の「みつお」くんもそんな男前の大人に成長しますように。

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感想

今回は、モネちゃんの中学時代がお題のはずでした。

しかし、耕治さん、亜哉子さん、新次さん、そして名前だけが登場した美波さんのワケありな大人たちにすべてを持って行かれてしまいました。

ワケありな大人たち

耕治さんと亜哉子さん夫婦。

新次さんと美波さん夫婦。

この二組の夫婦の過去に何があったのか、まだ何も明らかにされていません。

しかし過去に「何か」があったことだけは、今回のワケあり感でいっぱいの演出からよ〜くわかります。

また、次週の水曜日の回には、耕治さんと新次さんが対面する場面があるのだとか。

しかし、その場面でも耕治さんと新次さんの間はギクシャクした空気が流れるそうです。

かつて亜哉子さんがモネちゃんを出産するとき、嵐の中を船を出してくれたのは新次さんでした。

そんな絆で結ばれているはずの大人たちに一体何があったのか。

以下、今の時点で判明している情報をもとにしたブログ主の推測です。

推測:新次さんの過去

新次さんは巨額の借金をして新しい漁船を購入。

その直後に東日本大震災に被災し、漁船は失われ借金だけが残りました。

さて、今回亜哉子さんが新次さんに電話をかける場面で電話帳に「及川美波」とありました。

美波さんは新次さんの奥さんです。

しかし、「及川美波」の電話番号に電話をかけたはずなのに、電話に出たのは新次さん。

美波さんは姿をあらわさず。

そもそも美波さんのキャスティングは発表されていません。

ここまでは今の時点で判明している情報。

ここからはブログ主の推測です。

美波さんは東日本大震災で命を落としてしまったのではないか。

そして妻を亡くした新次さんは立ち直れずにいるのではないか。

その落ち込み具合があまりにも深いので、新次さんのことは触れてはいけない話題になっている・・・にもかかわらず新次さんのことに触れてしまったのが前回。

以上のことに加えて、大人たちの過去にはまだ何かあるような気がします。

それはまた別の機会に。

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POSTED COMMENT

  1. 丹善人 より:

    幼なじみの面々はすべてモネの同学年。みーちゃんにすれば、「お姉ちゃんの友人」で
    あって、自分はごまめなんだけれど、誰もそんな風には思っていない。そこにいるのが
    当然の様に話が伝わり、また友人達だけのつながりのグループラインにもみーちゃんが
    当然の様に加わっている。なんかいいな、と思ってしまう。

    家の跡を継がなかったお父さんならでは三生のことはよくわかる。オレはお前の味方だ、
    と言う言葉にも説得力がある。珍しく、お父さんが心強く感じられた。

  2. 魁光3号 より:

    家業を継ぐこと。
    食いっぱぐれたりすることはないが三生の言う通り自由がない。

    しかも伝統を何よりも重んじるお寺なので、職業選択の自由が通用しづらいもの。

    一方である程度選択の自由が効くはずのりょーちんは「自分にはこれしかない」と漁師を選びました。
    漁師への不安を言っていたのにも関わらずです。

    枠に収まりたくない三生と枠に収まりにいったりょーちんで対照的でした。

    りょーちんは新次さんを安心させる為に漁師になったのではないでしょうか。
    復活出来ても出来なくても自分がバリバリやってやるよとそんな姿を見せたかったのではと思っています。

  3. オペラ座の怪人 より:

    みんなとは、
    ブラスバンドだか、
    ジャズバンドだかの繋がりだったんだね。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  4. 秋桜おばさん より:

    若者の楽しそうなはしゃぎっぷりに比べて、大人たちは何か心に重いものを持っている感じですね。
    ま、大なり小なり人生生きてりゃ色々ありますが、上手くそれを乗り越えて行けたらいいんですけど。
    大人たちの生き様が、若者に響くことってありますもんね。

  5. 還暦のたつお より:

     ぽっちゃりの三生が、妙に素早くみんなの後ろを通りすぎる姿がなんともおかしい。「ごめん、私もちょっとわかるし。」挫折仲間。父さん、立ち聞きの取り繕い方かなりベタ。なんか映画「ファンシイダンス」を思い出すなあ。空撮から入る回想シーン、見事だけどやっぱり「あまちゃん」。同窓生メンバー各々の抱えた問題が少しずつ明るみに。新次さんやっぱり心配。

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