カムカムエヴリバディ

将来の進路に悩むひなた / カムカムエヴリバディ 第72回

2022年2月11日(金)第15週「1976−1983」

あらすじ

ある日、ひなたが店番をしていると無愛想な客がやってきて、回転焼きを新たに焼いてくれと注文。しかし、ひなたが回転焼きを焼けないと知った男は、ひなたを軽蔑するような視線を投げかけると、回転焼きを一つだけ買って立ち去りました。

そして、ひなたにとって高校生活最後の一年が始まりました。その春には、弟の桃太郎も小学校に入学。新学期が始まる中、高校卒業後の進路を決められずにいるひなたは、小夜子と一恵から家業を継ぐことをすすめられました。

家に帰ると、ひなたはるいに頼んで回転焼きの作り方を教わりました。しかし、ひなたが初めて作った回転焼きの出来栄えはあまりにもひどいものでした。家業を継ぐことすらできないと深く落ち込んだひなたが泣きながら向かった先は条映映画村でした。

ひなたが映画村の中を歩いていると「ミス条映コンテスト」のポスターを発見。優勝者は賞金と黍之丞シリーズへの出演ができると告知されたそのポスターを見つけたひなたは、目標を見つけたかもしれないと考えるのでした。

<<前回71回 | 次回73回>>

第15週 | 第16週 | 第17週
第18週以降の最新情報
カムカムエヴリバディ|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

予習レビュー

前週はひなちゃんの春休みが描かれました。

今回は春休みが終わり新学期が始まるところからスタートです。

さて、小学生時代に夏休みの宿題は溜め込むだけ溜め込みお母さんに叱られるひなちゃん。

英語の勉強を始めても、すぐにテレビや漫画に夢中になり長続きしないひなちゃん。

何をやらせてもポンコツなところは相変わらずのようです。

このポンコツ加減はやはり父親ゆずりなのでしょうか。

今回、高校卒業後の進路が決められないことを悩むひなちゃんは、一恵ちゃんや小夜子ちゃんのアドバイスにしたがって回転焼きづくりにチャレンジ。

しかし・・・

ありし日のジョーみたいに、とんでもないことになるのだとか。

そんなひなちゃんにとっての心のオアシスで、ひなたちゃんは運命の出会いを果たします。

それは「ミス条映コンテスト」。

ひなちゃんの人生がいよいよ動き出す予感がいっぱいのところで、続きは次週。

追記:小学一年の桃太郎くんがどこかのタイミングで恋をする場面が描かれます。

恋する相手は小夜子ちゃん。

小学一年生の男の子の恋の相手は高校三年生の女の子。

このおませな性格は、父親似?母親似?それとも突然変異?(笑)

Sponsored Link



感想

ひなちゃんの受難

前回の最後に登場した無愛想な男の舌打ち「ちっ!」からスタート。

前回の最後よりもさらに感じの悪さを炸裂させて、その無愛想な男は去って行きました。

きっと、この無愛想な男が将来のひなちゃんの相手役になるのでしょう。

安子ちゃんも、るいちゃんも、運命の人とは店番の最中に店先で出会っているので。

しかし、安子ちゃんの運命の出会いとの出会いは、最初っから光に満ちているような出会いでした。

るいちゃんの運命の人との出会いも、「宇宙人」ではありましたが相手にネガティブな感情を抱くようなものではありませんでした。

ところがひなちゃんの運命の人らしき人との出会いは、朝ドラ史上でも稀に見るレベルの残念な出会いです。

また、ひなた編の予告映像を見る限り、ひなちゃんと無愛想な男との対立はしばらく続く見通しです。

ひなちゃんの受難はまだまだ続きます。

朝ドラへのオマージュ

前回に引き続き『おしん』へのオマージュが登場しました。

ところで前回、ひなちゃんの初登場場面は、ひなちゃんがまだベッドの上で眠っている場面でした。

成長した朝ドラヒロインの初登場場面の定番は、学校に遅刻しそうなヒロインが全力で走っている場面が定番。

極めて珍しい朝寝坊の場面からスタートになったのは『おしん』第一回へのオマージュなのだとか。

『おしん』第一回を観ていたジョーが言いました。

登場人物たちがヒロインの噂話をするだけで、ヒロインが画面に登場したのはドラマ開始から15分も経ってから。

そのジョーの言葉を受けて、ひなちゃんも画期的那みたいなことを言ってました。

このヒロインがなかなか登場しない演出へのオマージュが、寝坊して姿を現さないひなちゃんの演出になったのだとか。

また、嵐電の中で正座するひなちゃんの姿も『おしん』へのオマージュです。

さて、翌々週にはひなちゃんは高校を卒業してしまいます。

だから劇中の『おしん』の放送も終わります。

しかし、願わくばその後も、朝ドラの名作へのオマージュをひなた編の中で続けてほしいものです。

ひなた編は平成の終わり頃までストーリーが続くはず。

平成の朝ドラへのオマージュもドラマの中で観せてもらいたいものです。

<<前回71回 | 次回73回>>

第15週 | 第16週 | 第17週
第18週以降の最新情報
カムカムエヴリバディ|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. 還暦のたつお より:

    あと、1970年代後半に京都市の公立高校の生徒だった友人によると、彼の高校は私服通学でした。全部ではないにせよ京都市の公立高校は私服の所が多かったようです。

  2. 還暦のたつお より:

    ひなたが、一恵ちゃん、小夜子ちゃんと同じ高校に入れたのは、京都市で採用された高校入試の総合選抜方式の為だと思います。その高校の校区に住む中学生じゃないと入学資格がないというもので、入学資格での学力の比重は低かったようです。「15の春を泣かせるな」をスローガンに革新府政だった蜷川京都府知事によって推進されました。これにより公立高校を受験する中学生の受験地獄は解消されましたが、公立高校にしか適用されなかったので、一流大学進学を目指す優秀な生徒は名門私立高校に流れてしまい、結果的に公立高校の学力が低下するという弊害が生まれ、親の所得の差で学力格差を生む事態となりました。そして2013年京都市のおける総合選抜方式は廃止されました。まあそこまで藤本さんやこのドラマのスタッフが意識していたかどうかは分かりませんが。

  3. 「あまちゃん」のミス北鉄コンテストが元ネタかな?

  4. 丹善人 より:

    次週の予告映像、おそらくひなたの妄想炸裂でしょうね。

  5. hiro より:

    優等生の小夜ちゃんと同じ高校に行っているということは、ひなたは意外にも頭は良かった?(失礼)
    仲良し3人が一緒に教室でお弁当を食べてましたが、京都の高校は一般的に私服なんですかね。制服ではなく。

  6. 還暦のたつお より:

     「生地って何で出来てるの?」そこからかい。「だって大きい方がお客さん喜ぶ。」ちゃうやろ、こういう商品はちゃんと均一で作らんとあかんのや。18年何見取ったんよ。だからお母ちゃんはあんたの事を当てにしてへんかったのよ。ひなたの高校は多分、普通科だから小夜子ちゃんや一恵ちゃんにみたいに進学希望がはっきりしている子たちには丁寧に進路指導してくれるけど。ひなたみたいに意志のはっきりしない子や就職希望の子には、そんなに熱心に進路指導してくれません。最後の最後で暗闇の先に光が見えて来たけど。来週ではひなたの生涯を左右する出会いがありそう。例の無愛想な男も思わぬ形で再会しそう。なんか安子さん役の人が出ていたドラマと同じ展開になりそうな気が?

  7. オペラ座の怪人 より:

    貧乏ってほどではないけど、
    あんまり余裕のない生活を送っているのね。
    で、やっぱ、時代劇に活路を見出すのか!?

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  8. 名乗る程の者ではございません より:

    他局番組を絡めたコメント

    次週予告でバンキョムが大月に来店シーン
    おしい、バンキョムではなくゴローちゃんだったならドラマ放送翌日から大行列不可避

    「スッキリ」でドラマ「真犯人フラグ」考察していましたがサイコな本木さんの部屋に飾られた絵がジョーさんが描いた回転焼き大月の広告絵と一致
    そういえば、本木役の生駒ちゃんと川栄ちゃんは短期間ながらAKBで一緒だったな

    おいでやす小田さんは今作に出演するからという理由で「ラビット」を事前通達なくいきなり番組内で卒業を宣告されたという理不尽かつかわいそうな扱い受けたんだからもっと出演シーン増やしてあげてほしい

    ありがとう浜村淳ですで本人が言っていましたが浜村淳さんかなり終盤に顔出し出演あるみたいです、因みにさだまさしさんも同様で二人のツーショットとのこと

  9. 丹善人 より:

    安子といつも離れずに一緒にいて、あんこの作り方をしっかり学んだるいと違って、
    ひなたは両親健在の中、幸せに成長しすぎたのでしょうね。門前の小僧でさえ
    習わぬ経が読めるのに。

    仲良し3人組が、そのまま高校も一緒って、なんか変。あきらかに学力も違うし、
    経済力も違うのに。まあ、小夜子ちゃんはごねたんでしょうね。自分を受け入れて
    くれたひなたと同じ高校に行きたいとか言って。

    「英語講座とともに成長した」。やっぱり違うな。「NHK番組とともに成長した」の
    間違いでしょう。安子はそのままNHK講座で、るいは「私の秘密」などのTV番組で、
    そしてひなたは朝ドラとともに。まあ民放の番組も多数あったし、時代劇も
    NHKでは絶えず時代劇が放送され続けていますが、.おそらくひなたが見た時代劇は
    民放でしょうね。

    小学生が高校生女子にあこがれるのは、カツオ君のようなものか。小学校入学前から
    というのは早すぎるけれど。

    家をいきなり飛び出したひなたが、そのまま映画村に入ってしまうのは、年間パスとか
    あったのかな?走っていって映画村まで着いてしまうのはかなり無理があるけれど。
    まあ、甲子園近くの高校野球部がランニングをしていて通天閣まで来てしまう、
    某野球漫画もあったけれど。

  10. 秋桜おばさん より:

    るいちゃんの娘にしてはホントにポンコツ過ぎる(笑)
    家が回転焼き屋をやっていて、その親の後ろ姿をずっと見てきて、たまに店番もしていて、それなのに全く家業に興味を示さなかったとは…。
    舌打ちする無愛想なお客さんもどうかと思うけど、正論言われちゃいましたね。
    しょげて映画村に行ってお姫様コンテストに「これだ!」と感化されるのも、地に足が着いてないよなぁ。
    でもまぁ、ひなたちゃんの明るさが周りを照らしている部分もあるわけで(ツッコミどころ満載ではありますが)るいちゃんと安子ちゃんの関係という大きな問題がいつ解決するのか、ひなたちゃんがそれにどう繋がっていくのか楽しみにしています。

  11. 名乗る程の者ではございません より:

    引き算はできるんだ・・・
    ひなたちゃんの中の人のAKB在籍時の学力テスト結果を知っている者としてはごく自然な反応
    ひなたちゃんが自然に京都なまりなのはAKB在籍時代に京都出身の横山由依ちゃん(二代目総監督)の影響がかなり大きいかなと

    今日の朝ドラ受けは濱田マリさん😭

  12. H.Sakigake4th より:

    何もせずに18歳を迎えたひなた。
    初対面の男に馬鹿にされて、初めて回転焼きを焼いてみたらやっぱり失敗。

    自分の取り柄が何かを考え出しただけまだまだマシなように思います。

    そしてひなたはおしんに影響されすぎです(笑)
    どこぞの千代や喜美子みたいに奉公に出すことのない時代なんで安心して下さい(笑)

    でもるいはこういうやむを得ない事情で安子と離れ離れになってしまったんですよね…。
    おしんの物語で安子の気持ちを分かってくれたら、そう思っています。

  13. 名乗る程の者ではございません より:

    小学一年生が高校三年生に恋心
    まあ、おませさんだこと
    フィンガー5「個人授業」の歌詞みたいだね
    小夜子さん自身も教師になりたいみたいだし

    因みに「個人授業」のレコードジャケットは昨年御逝去なされた野球漫画の御大・水島新司先生が担当なされていましたが、キャラをつけた女性を画くのが苦手な水島御大らしく、アキラくんを撫でる憧れの先生は景浦サチ子(あぶさんの奥さん)そのもので、タエコちゃんは山田サチ子(ドカベンの妹)そのものです

  14. Hirorin より:

    〝ありし日のジョー〟って川栄李奈ちゃんがひなたを演じるときはもうジョーは居ないって事?

暗闇でしか見えぬバドガアル へ返信するコメントをキャンセル