カムカムエヴリバディ

ビリーが店にやって来る / カムカムエヴリバディ 第69回

2022年2月8日(火)第15週「1976−1983」

あらすじ

ひなたは、映画村で出会って一目で恋に落ちてしまった初恋の相手、外国人の少年・ビリーと英語で話したい一心から、ラジオ英語講座で勉強に励むようになりました。そんなひなたの気持ちを察したるいと錠一郎も、ひなたを心から応援しました。

しかし、ひなたの英語の学習熱は長くは続きませんでした。土曜日と日曜日に、テレビや漫画、遊びに夢中になって過ごしたひなたは、月曜日の朝、ラジオ英語講座が始まるまでに起きることができなかったのです。

そして、それまで一週間続いた毎朝ラジオ英語講座で英会話を勉強する習慣は、途絶えてしまいました。ひなたはテレビや漫画に夢中になり、毎朝のラジオ英語講座のことをすっかり忘れてしまいました。

そんなある日、ビリーが一人で回転焼きを買いに来ました。ビリーは回転焼きを買いたいと英語で話すものの、ひなたの口からは、覚えていたはずの英語のフレーズが出てきませんでした。ビリーと言葉を交わせず、ひなたは深く落ち込んでしまうのでした。

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予習レビュー

三代目ヒロインのひな田ちゃんは、何をやっても長続きしない残念な性格であることが事前にアナウンスされていましたが、そんな性格が今回描かれます。

ひなたちゃんがビリーという少年に恋に落ちる。

そして、小夜子ちゃんがビリーと英語で言葉を交わす姿に衝撃を受けたひなたちゃんは、英語を話せるようになりたい。

ビリーと英語で会話を交わせるようになりたいとスイッチが入ります。

ここまではよかった・・・

ところが、あっという間にバッテリー切れになり、テレビや漫画に夢中に。

昭和50年(1975年)頃といえば、子供向けのテレビ番組の全盛期。

夜の7時からの一時間は、ほとんどのテレビ局が子供向け番組で視聴率を激しく競っていたい時代です。

ブログ主も新番組が始まるたびに、どれを続けて観ようか迷いに迷った思い出があります。

また当時は少年コミック、少女コミックの全盛期でもありました。

日本史上、というより世界史上、あの頃くらい子供向けコンテンツが充実していた時代は他に存在しないのではないか。

そんな時代でした。

そんな時代に少女時代を過ごすことになったひなたちゃんは、幸福なのか不幸なのか。

でも、本作の終わり頃、すなわちひなたちゃんが50代になった頃、ひなたちゃんは幸福な思い出として当時の記憶を思い出すのでしょう。

ブログ主にとっても昭和50年は素敵な思い出でいっぱいです。

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感想

チビひなちゃんのストーリーは今日明日で終了

チビひなちゃんのストーリーは今日明日で終了です。

さて、チビひなちゃんストーリーの最終回の直前のタイミングで、チビひなちゃんは大きな挫折を経験しました。

この挫折の経験を経て、明後日には登場する18歳になったひなちゃんはどれだけ成長しているのか気になるところですが・・・

ひなた編の予告映像を見るかぎり、ひなちゃんは相変わらずのようです。

相変わらずと判断できる場面が、予告映像に二つ挿入されていました。

一つ目:妄想癖。

ひなちゃんの妄想癖は、高校三年生になっても相変わらずのようです。

おそらくは高校でのお弁当の時間。

一人で妄想の世界に入り込み、ひとりごとを言っていたらしいひなちゃんに対して、いっちゃんがツッコミを入れる場面があります。

二つ目:夏休みの宿題。

高校三年生のひなちゃんが、いっちゃんと小夜ちゃんに宿題を手伝ってもらっている場面も予告映像にありました。

どうやら小学四年生以来の夏の恒例行事になっているようです。(笑)

そんなひなちゃんの、1999年の34歳を経て、50代までを描く半生のストーリーが間もなく始まります。

『全員集合』『サザエさん』『母を訪ねて三千里』『春一番』。

これら昭和のエンタメを、チビひなちゃんと同じタイミングで楽しんでいたブログ主にとって、これから始まるストーリーは、まるで自分のこれまでを振り返るかのよう。

また、これからの展開の中で安子編の登場人物やエピソードも回収されることが考えられます。

あと残り二ヶ月。

楽しみが尽きない『カムカムエヴリバディ』の第69回でした。

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POSTED COMMENT

  1. 肉じゃが食べる人 より:

    マンガ雑誌も必須アイテムだったね…
    個人的には「少年チャンピオン」!
    ドカベン、ブラックジャック、ガキデカ…と今振り返れば、
    オンリーワンの才能がひしめき合っていた。

    「別冊マーガレット」と「花とゆめ」はストーリー性のある作品が多かった印象。
    美内すずえ先生や和田慎二先生(「名乗る程の者ではございません」さんが言及しておられたスケバン刑事の作者)の作品群に夢中になった思い出。
    友達に借りたりして読んでたなあ。

  2. Korokoro より:

    昨日、ビリー君はイギリス英語を話していると書きましたが、今日は彼はアメリカから来たと言っていましたね!
    ドラマの設定ではそうした方が良かったのでしょうが、そうしたら頑張ってアメリカ英語を劇中で話して欲しかったです!
    でも今日は努力していた様な。
    カムカムは細かい所まで気をつかって作られているので、そこが残念でした!
    迎えに来た叔父さんはアメリカ英語だった(カナダ人だそうですが)ので、違和感が(^◇^;)
    まぁ、そんな事関係なく毎日楽しんでいますけどね!

  3. 肉じゃが食べる人 より:

    この数年前に土曜8時からNHKで刑事コロンボが始まってて、
    後ろ髪を引かれながら全員集合は卒業してた。
    どっちも見たかったんだけど…。
    ホームビデオが普及する前で、
    見逃したら二度と見られないという思い込みがあって、
    どれを見るか真剣に新聞のテレビ欄をチェックしていた。
    まさか、録画や様々なメディアを介して観られる時代が来るとは…
    確かにあの頃の子どもは忙しかった。

  4. 名乗る程の者ではございません より:

    百恵ちゃんの百分の一で思いだした過去に所属していた会社の宴席での同僚の愚痴

    うちの嫁、万恵って名前なんやけど、百恵ちゃんの百倍のお恵みを生まれながらに期待しとる、ホンマ欲張りやねんアイツは!

    かなり前のことですが理不尽極まりない内容だったので今でも覚えています

  5. 名乗る程の者ではございません より:

    アンコと外人さんに関するちょっとしたトリビア

    「アルマゲドン」の主題歌等のヒット曲のあるロック界の大御所エアロスミス、彼らは日本でたい焼きを食べ「こんな美味いもん今まで食ったことねえぜ」といたく気に入ったそう
    その話を聞いてたい焼き屋の大将がえらく感動し帰路につく彼らに大量のたい焼きをプレゼントしたのですが、飛行機の中で食べようとしたところ全てなくなっていて「誰が食ったんだ?」と大乱闘になり解散案まで発展したとのこと
    その話を聞いたたい焼き屋の大将が今度は逆に心を痛め彼らにたい焼き器を贈りめでたく解散は回避できたとのこと

    いかにもエアロスミスらしいエピソードであると同時にビリーくんもそうであったとおりアンコの甘さは外人さんに意外とウケが良いというお話

  6. 秋桜おばさん より:

    全員集合や、サザエさん、キャンディーズ、百恵ちゃん、懐かしいですねー。
    確かに、楽しいこといっぱいだと勉強がおろそかになるのは仕方ないか…(笑)
    おろそかになって、いざビリーくんと会った時に一言も出ずに後悔するのもまた定番ですね。
    ビリーくん、帰国するんでしょうか。初恋の君とはこれでお別れ?ますます「後悔先に立たず」ですね。
    今日のツボは、一恵ちゃんが「百恵ちゃんの百分の一」!!

  7. 重信六三郎 より:

     NHKで『全員集合』や『サザエさん』、『世界名作劇場』!?

     朝から嬉しい驚きです…。

     僕はひなたちゃんよりもう少し年下ですが、子供の頃を懐かしく思い出しました…。

     昭和の時代はしみじみといい時代でしたね…。

     『サザエさん』は、BSでは『カムカムエヴリバディ』の前に『マー姉ちゃん』の再放送をやっているので、そこからの繋がりでしょうか?

     それにしてもビリー少年、ああいう時は例え片言でも、少しだけでも日本語を話すべきでは…。

     ビリー少年、初登場の時から何か英語が通じるのが当り前、英語を話せない方がおかしい…、と思っている節があるような…。

     ところで最後に登場した初老の紳士、まさかまさかのロバート・ローズウッド氏!?

     否、人違いですよね…、きっと…。

  8. 丹善人 より:

    初恋の苦い想い出。後悔と共に思い出す物。いや、思い出すのかな。
    このエピソード、どこかで回収される日が来るんだろうか?

  9. オペラ座の怪人 より:

    ビリー君は通りすがりの子供に過ぎなかったのかしらね?
    今日は、ドリフ・百恵ちゃん・キャンディーズ・などなど、
    懐かしのオンパレードでした。

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  10. 還暦のたつお より:

    「お父ちゃん、アメリカってどこにあるの?」四年生、地理で習わなかったのかな?今の所英語学習継続中。百恵ちゃん。あの頃かあ。「8時だよ全員集合。」「ちょっとだけよ。」では終わらない。「サザエさん」「カルピス名作劇場」でようやく日曜日終盤を迎える。しかし「ガラスの仮面」が待っている。得意の先送り、結局英語学習中途で挫折。「恐怖の大王」人のせいにするんじゃない!歌がキャンディーズになってる。最悪のタイミングでビリー来店。ここで自分の愚かさをようやく覚る。帰っちゃった、もう会えないだろな。

  11. H.Sakigake4th より:

    思っちゃったからしょうがないコーナー

    ビリーの叔父役の桂三輝さん。
    本業は落語家で師匠は何と桂文枝師匠です。
    世界のナベアツこと桂三度さんとは兄弟弟子となりますね。

    現在はニューヨークを中心に落語や日本文化を発信とワールドワイドに活躍されています!

    あともう中学生さんも「おかえりモネ」に続いてちょい役で登場ですね(笑)

  12. H.Sakigake4th より:

    攻めのNHKの日でしたね!(笑)
    ドリフ、サザエさん、母を尋ねて三千里…。
    これだけ民法ネタを差し込んでくるのは初めてでしょう。
    私も当時の人々の生活に入ってきたかのようです。

    ひなたよ…。サボったツケが来てしまったなぁ…。
    ビリーも回転焼きを折角気に入ってくれたのに、食べさせることが出来ず帰国させるのはかわいそうです。
    ラジオをしっかり聞いていたら何とかなってたかも…。

    一期一会を逃してしまった、その悔いを活かしてほしいものです。

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