ちむどんどん

転校生の和彦に興味津々 / ちむどんどん 第2回

2022/4/12(火)第1週「シークワーサーの少女」

あらすじ

美味しいものに目がない暢子は、東京からやって来た転校生・和彦に興味津々。暢子は、東京にある美味しいものの話を聞かせてもらうことを期待していたのです。しかし、和彦は信子の問いかけに答えようとはしませんでした。

その頃、近所の砂川家が一家の大黒柱を失い、暮らしが困窮していることを優子は知りました。砂川家の家族を気の毒に思った優子は、料理を砂川家に振る舞うことを提案。比嘉家の四兄妹は優子の提案を受け入れました。

そんな中、東京からやって来た和彦と、その父・青柳史彦が、挨拶をするために比嘉家を訪ねてきました。賢三と優子は、和彦の父で民俗学者の青柳史彦とすぐに打ち解けました。その一方で和彦は、挨拶を済ますと家に戻ってしまいました。

賢三と史彦は、戦場でのお互いの経験を語り合いました。賢三も史彦も、戦地で生き残ったことに後ろめたさを感じていました。一方、空襲の経験を思い出してしまった優子は涙を流し、その姿を暢子が目撃するのでした。

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感想

フラグとその回収

『ちむどんどん』2回目。

本作はフラグが随所に立つ作品のようです。

一家の大黒柱を失い、叔父を頼ってやんばる地域に移住したものの、その叔父も他界し生活が困窮を極める砂川家。

その砂川家の様子に心を痛める優子さん。

先の展開を知らないままだと唐突感のある描写ですが、この砂川家の描写は一週間後にしっかりと回収されます。

前回、賢秀くんが頭に巻くバンドをおねだりしましたが、そのおねだりも一週間後のためのフラグだったようです。

今回のフラグが次週、どのように回収されるのか、このページでは伏せておきます。

気になる方はリンク先のページでご覧ください。

第7回 4/19(火)暢子たちの学校の運動会

ところで、フラグとその回収のスパンは、前作『カムカムエヴリバディ』よりも短いですが、フラグとその回収の頻度は前作よりも今作の方が高くなるかもしれません。

後になって感動と驚きを増幅させるために、前作同様、目の前のエピソードの一つひとつを記憶に刻みつけながら、丁寧に鑑賞する必要がありそうです。

追記:暢子ちゃんが将来暮らすことになる「鶴見」の地名が早くも登場。

「鶴見」の地名を、史彦さんの登場場面に出してきたのは、暢子ちゃんが鶴見に移住した後の和彦くんとの再会のフラグなのかもしれません。

砂川家の長男

病気で寝込んでいるお母さんに代わって、学校にも通わずに家業に精を出す砂川家の長男・智くん。

智くんは、成長後も家業と向き合います。

そして智くんは、ヒロインに思いを馳せるキャラクターというポジションでもあります。

沖縄編では重要な役どころとなることが考えられます。

なので智くんの周辺にもフラグが立ち並ぶことが予想されます。

智くんの言動の一つひとつも要チェックです。

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予習レビュー

暢子ちゃんが興味を持つ東京から来た転校生・和彦くん。

今回のうちは、やんばるでの暮らしに馴染めない模様ですが、公式のキャラクター紹介によれば、いつしかやんばるでの暮らしに馴染んでゆくとの由。

しかしその後、やんばるを離れて再び東京へ。

やんばるを離れる際には暢子ちゃんとの再会を約束するとのことなので、暢子ちゃんにとってそれほど重要な人物になるものと思われます。

やんばるを離れた和彦くんは、高校卒業後はアメリカに留学。

日本に帰国後には新聞記者に。

和彦くんが新聞記者になったころ、東京のレストランで働き鶴見で暮らす暢子ちゃんと再会を果たすものと思われます。

そんな展開が用意されているので、子役ちゃん時代の暢子ちゃんと和彦くんの描写には、さまざまなフラグが仕込まれているかもしれません。

今回の後半、あるいは次回あたりから丹念に描かれることが予想される暢子ちゃんと和彦くんのエピソード。

後々になっての感動を倍増させるためにも、子役ちゃん時代を丁寧に鑑賞し、記憶に刻みつけておくことが、記憶力の悪いブログ主の課題です。(笑)

それはさておき、ゆったりと流れる時間に、いつもの朝ドラが戻ってきたなという実感を持たずにはいられません。

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POSTED COMMENT

  1. ちゃーちゃん より:

    ゆかりの地が舞台だと興味がグンと上がります。
    今回は鶴見も舞台だとか…
    高校を出て住んだのか鶴見でした。
    2年ほどでしたが寮だったのであまり遊んだ記憶も有りませんがもしかしたら懐かしい場所が出てくるかもと期待してます。
    数年前に行ったときですら変わってたからあの大きなお寺くらいかな変わってないのは。
    しかし、沖縄はきれいですね。あんな悲しい事があった地だとは思えないくらい。もうあの様な悲しみが全世界で無い事を祈りたい。

  2. 丹善人 より:

    沖縄の物語を純粋沖縄人が演じるのはずるい。平成生まれの人ならまだしも、
    昭和の人なら、ちょっとした親戚・知り合いに戦争体験の人が混じっている
    場合がかなり多い。ちょっとリアルすぎます。

    沖縄には2回行きました。学生時代の合宿で1回。当時はまだ車は右側通行で、
    レンタカー借りても、アメリカで運転経験ある人がハンドル握った。
    2回目は沖縄から大学で京都に来た友だちが、花嫁見つけて帰郷、沖縄での
    結婚式に、関西から大挙で押しかけた。奇しくも同じ値域の読谷村でしたが。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    昨日の「やまとんちゅ」
    本日の沖縄戦に対する涙

    戦後返還前
    この時代の沖縄はあまりドラマ等では描かれない
    個人的に沖縄のイメージは日本航空(当時)が沖縄便のCMを山下達郎さんの曲に乗せて開始した時点からガラッと変わったと考えています

    本土でも沖縄出身者は在日琉球人と言われた時代は確実にあったのも風化している現代
    ウルトラマンとウルトラセブンで沖縄出身の脚本家・金城さんがウーやノンマルトの物語に隠した沖縄出身者の思い、この朝ドラで少しだけでも描かれたらいいかなと思います

  4. オペラ座の怪人 より:

    食欲旺盛、良いですなあ。

    と思ったら、
    仲間由紀恵さんのすすり泣き。
    昭和19年の空襲を思い出したのかしら?

    (T_T) (T_T) (T_T)

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  5. 重信六三郎 より:

     青柳父子がお土産に持参した“東京のあんこ”に前作、『カムカムエヴリバディ』を連想してしまいました…。

     昭和39年の時点では、“おはぎの少年”こと高野信二氏が横須賀で立ち上げた『御菓子司たちばな』は、そろそろ東京にも進出していたのだろうか…。

    等と考える僕は、まだまだカムカムロスの真っ最中…。

  6. ひるたま より:

    「おばさん、ラジオつけてもいい?」(第一話)
    「マーサンヤ~(おいしいね~) 東京のあんこはサラサラしておいしいさあ~」(第二話)
    ラジオと餡子…前作『カムカムエヴリバディ』のオマージュ演出と見ました。(^^)

    これで更にジャズと時代劇が登場すれば完璧ですね。(^m^;)

  7. 還暦のたつお より:

    ニーニー、ひょっして駄目兄ちゃん(「なつぞら」の岡田将生君みたいな)?さとうきび畑上空を飛ぶ米軍機、改めて沖縄を取り巻く現実が。父ちゃんと母ちゃん人が良すぎ。大おじさん(「世界の車窓より」の人)の忠告、厳しいけど正論。史彦さん、和彦君親子の訪問。和彦君、気難しくて、人見知り、沖縄に馴染めず、お父ちゃん、大陸へ出征して生還、史彦さん、沖縄に駐留するも米軍上陸直前に配置転換で生還、二人に共通する死者への申し訳無さ。沖縄戦を体験したお母ちゃんの涙、目の前で、命を失った、近親者、友人たちへの涙か?半世紀以上戦争が続く沖縄の現実、悲しい。

  8. 魁光5品目 より:

    謝らないといけないこと。
    沖縄でかつて起こった壮絶な地上戦で生き残った後ろめたさ。

    昨日コメントした戦争についてのコメントが早くも物語に上がってきましたね。

    過去の裕一、一平くんもそうでした。またモネも大震災のときに地元にいなかったことを引きずっていましたね。

    そのトラウマから解き放たれる。今作の第二のテーマとなるでしょう。

    そして優子さんの過剰なお人好しがフォーカスされました。採算度外視の部分は「マー姉ちゃん」のはるさんを思い起こさせます。

    謙吉さんの重ねての警告。優子さんの家族が亡くなったら生活が大変の諭しが今後の比嘉家の行く末を物語っていますね。

    波乱が待ち受けそうな1話2話でしたね。

    PS
    個人的な取り組みですが、今作から毎日前作の朝ドラを1話ずつ見直していくことにしました。
    ロス対策と新たな発見に繋げていきたいと思います!

  9. 名乗る程の者ではございません より:

    Twitter見るまで気づかなかったのですが
    長男の中の少年は「エール」で闇市で智彦さんと出会い、最終的には智彦さん吟さん夫妻の養子になったケンくんだったんですね
    智彦さんとの絡み好きだったんだけど、忘れていたな~

    朝ドラ✕沖縄
    大多数が「ちゅらさん」、かなり開いて「純と愛」なのですね、「あまちゃん」の喜屋武ちゃんを一番初めに連想した私はかなりの少数派だったみたいで

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