ちむどんどん

恋心に振り回される暢子 / ちむどんどん 第61回

2022/7/4(月)第13週「黒砂糖のキッス」

あらすじ

房子と酒を交わしながら会話する中で、自分の中にある言葉にできない感情の正体が和彦への恋愛感情であることを暢子は自覚しました。それは暢子にとって生まれてはじめて経験する感情でした。

その日以来、暢子の心は和彦への恋愛感情に支配され、仕事中にミスを連発するようになりました。そんな暢子を見るに見かねた二ツ橋は自分の経験をもとに暢子に助言。しかし暢子の心の乱れは解決はしませんでした。

一方、愛の父が、和彦と愛の結婚の段取りを着々と進めていました。しかし愛は迷っていました。親の期待に応えて結婚したい。しかし新聞記者としてキャリアを積みたい。そんな迷いを和彦に相談しても、和彦は相談に応じようとはしませんでした。

そんなある日の朝、フォンターナの厨房スタッフに衝撃が走りました。矢作が2名の厨房スタッフを引き連れ、辞表だけ残して店を辞めてしまったのです。二ツ橋は臨時休業を検討。しかし房子は、休業はしない、自分が厨房に立つと宣言するのでした。ビ

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感想

愛ちゃんの心の揺れ

前週は、和彦くんの心変わりによって、和彦くんを失い始めている愛ちゃんが不憫でしかたありませんでした。

しかし、和彦くんと愛ちゃん、二人の関係の主導権を愛ちゃんが握り始めたような気がします。

愛ちゃんは揺れています。

就職時の両親との約束を守り、両親の期待に応えて結婚したい。

その一方で、仕事で結果を出せていない自分がいる。

ところが、今度こそ仕事で結果を出せそうだ。

そして、仕事で結果を出すことができれば、念願のパリ特派員の道だって開ける。

しかし、こんな心の揺れを和彦くんに相談しても、和彦くんは相談に真剣に向き合ってはくれない。

愛ちゃんの決断を尊重するふりをして、実は自分が決断するのを避けているだけ。

それに加えて、和彦くんの「心変わり」も見え隠れしてきました。

ネタバレあり:今週後半の愛ちゃんの展開

愛ちゃんが提案し、採用の方向で話が進んでいるというファッション企画。

今週の後半、その企画が社内で採用され、愛ちゃんはファッション特集を担当することになります。

愛ちゃんの新聞記者としてのキャリアにとって大きなチャンスが到来するわけです。

その特集が成功すれば、憧れだったパリ特派員という夢も夢ではなくなります。

目の前に夢につながる道がはっきりと見える中で、何も決断してくれない和彦くんの存在は愛ちゃんにとって限りなく小さなものになってしまうかも。

愛ちゃんが和彦くんにフラれるのではなく、和彦くんが愛ちゃんにフラれることで、二人の関係は清算される。

愛ちゃんが自立した強い女として立ち上がり、そこで四角関係は終了。

そんな展開が見えてきました。

ただし、仮にそんな展開になったとして、決断できない男であるが故にフラれた残念な人物を、ヒロインがおこぼれのように頂戴することになるのか。

落としどころがまだまだ見えません。

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予習レビュー

前週の最後に、和彦くんと愛ちゃんが近いうちに結婚すると知ったことに対するモヤモヤとした気持ちが、実は和彦くんへの恋愛感情であると自覚した暢子ちゃん。

今回はその続きです。

自分の中の感情の正体を知った暢子ちゃん、自分の中の感情の正体がわかるや否や、その感情に振り回されることに。

生まれてはじめて経験する感情ということもあり、感情に支配されてしまう暢子ちゃん。

しかし、今回の最大の見どころはそこではありません。

暢子ちゃんがのぼせているその一方で、和彦と愛ちゃんの関係にも変化が生じるのだとか。

それがどのような変化なのかは、詳細はまだ明らかにされていません。

しかし、仮にその変化が最終的には結婚の解消に向かってしまう変化があるのなら、暢子ちゃんの未来の伴侶はほぼ確定?

そして、そんなことになった場合、前週から暢子ちゃんに対して必死のアプローチを続け、過労で倒れるほどだった智くんは、その事実を受け入れることができるのか。

一方、和彦くんの心変わりが「関係の変化」の原因だとしたら、愛ちゃんの立場はどうなってしまうのか。

今週からしばらくの間、心配ごとがつきない日々が始まりそうです。

ただし・・・

智くんが失恋すれば、ブログ主にとってのヒロインである歌子ちゃんの初恋が実るチャンスが到来します。

歌子ちゃんの春の到来は大歓迎です。

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POSTED COMMENT

  1. 丹善人 より:

    結局は和彦と博夫が同類だったと言うことで、押し切った良子がそれで
    どうなったのか。その比較で愛ちゃんは別の道を選択するような。
    その意味で良子の結婚の意味が出て来るように脚本したのかも。

    抜け殻状態になったクソ男。どこで本当の自分を見つけるのか。

    3人示し合わせての突然の辞表。普通は前もって届けるのが社会の仕組み。
    逆の立場で、突然会社から、今日クビにする、と言われたら裁判沙汰に
    なって違法行為と判定されるケース。逆だったら認められるのか、
    とか、退職金どころか損害賠償請求されてもおかしくない事案。
    いつまで経っても認められないのは自分のせいだと、認識できない
    お子ちゃまですか。家庭も持っているというのに。

  2. オペラ座の怪人 より:

    厨房=シェフ+コックさんたち、
    仲良くやっていると思っていたんだけど、
    コックさんたち3人、
    内心、色々とあったんだ~

    辞表をいきなり置いて、いなくなるなんて、
    未払いの給料とか、退職金とか、
    気になるけど、

    それでも、迷惑をかけてやりたいっていう気持ち、
    痛いほど分かるわ~!

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  3. 還暦のたつお より:

    おいおい暢子さん。君今何歳だよ。初恋って奥手にも程があるぞ。賢秀、たまにはこれぐらい痛い目に遭わないと。暢子さんの精神的幼さの原因は初恋の遅さが原因?高島弟のたとえ話あちこち矛盾が。結婚話に暴走する智と愛ちゃん両親。愛ちゃんのパリ行き再燃。田良島さんのアドバイスが四人の絡まった人間関係の糸をほぐすきっかけになる?和彦君、なんか石川君みたいになったぞ。なんで姉妹で似た性格好きになるかなあ。えっ、そうすると智は金吾君。矢作、やはり暢子の事を良く思ってなかったんだ。これ飲食店ドラマのあるあるだね。

  4. 魁光5品目 より:

    うーむ。智よ…。ちょっと重過ぎやしないですかねぇ。
    1人で盛り上がりすぎている感が否めません。
    沖縄の時はナイスガイキャラでしたが、東京に行ってからは何かと痛いキャラになってしまって残念ですね。

    和彦と愛の関係も新たな局面になりましたね。
    一方的に外堀を埋められるなかで自分のやりたいことへの葛藤に苦しんでいますね。
    私的には和彦と愛は袂を分かちそれぞれやりたいことに打ち込んだ方が幸せになれる気がします。

    和彦よ君も博夫と同じだったか。
    君の決断を尊重すると言って逃げるヤツだったか。

  5. 還暦のたつお より:

    名乗る程の者ではごさいません様。早速の返信ありがとうございます。「しろめし修行僧」は「エール」にも出てた岡部大君がここでもいい味出してました。松平健さんとの変な親子関係も面白かった。「なつぞら」にも出てた犬飼君も良かったって。主要登場人物が朝ドラ、大河関係者!でもこのドラマNHKで昔やってた竹中直人さんが僧侶になってあちこち旅するドラマを思い出しました。あとワカコ役の武田さんって確か格闘技の達人でしたね。役柄によってはこの特技を封印しているのは立派。最後に渋川さんはバイプレーヤーズさん達の後継としてドラマ、映画に不可欠の存在になりそうですね。なんか知的なピラニア軍団風でもあり。あと個人的には不祥事を起こして一時期消えていた川谷拓三さんの遺児、仁科貴さんをぼちぼち見かけるようになったのはちょっと嬉しい。

  6. 名乗る程の者ではございません より:

    還暦のたつお様

    テレ東の「ザ・タクシー飯店」面白いですよね
    というか、「真犯人フラグ」で二択刑事を演じた渋川さんが主役の時点でおもしろくないわけがないと思いますね
    今やテレ東の大晦日を担うまでになった「孤独のグルメ」、気がつけばシーズン6まで続いている「ワカコ酒」とテレ東の飯食うだけのドラマはホント面白い、岡部大くん主演「しろめし修行僧」もおもしろかったです

    結局のところテレ東の飯食うだけドラマが面白いのは心中で発するコメント力なんだと思います、「料理の鉄人」で料理評論家・岸朝子さんのコメントが面白かったのと同様に(岸さん自身キャラもたってましたし)

    そう言えば反省会タグで「沖縄返還50周年を料理に絡めて朝ドラやるなら琉球王朝末裔の岸朝子さんの生涯でやるべきだった、それなら沖縄戦も描けただろうし」という呟きがあったがこれにはほぼ同意しましたね、姉が発案したたこさんウインナーや料理記者になり上司だった魯山人最後の弟子の方(名前失念しました、岸さんと一緒に「料理の鉄人」審査員だった方)や若い頃の道場六三郎さんとの出会い等たくさんエピソードもありますしね

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