ちむどんどん

社内でチャンスを掴む愛 / ちむどんどん 第65回

2022/7/8(金)第13週「黒砂糖のキッス」

あらすじ

東洋新聞社内で、愛が大きなチャンスをつかみました。それまで愛が願い続けていたファッション特集の担当を命じられたのです。愛はファッションの歴史を自分なりの解釈でまとめる記事の執筆に取り掛かりました。

愛はそのファッション企画への協力を暢子、和彦、智に求めました。鶴見の「あまゆ」に集まった4人は夜を徹して話し合いました。そして愛は、4人の中の会話の中で着想を得て、企画をまとめあげました。

愛がファッション企画をまとめ終わった明け方、愛は海へ行こうと面々に提案しました。そして朝の海岸で、海に行こうと言い出した理由を愛は和彦に打ち明けました。和彦が暢子に二人きりで海に行こうと口にした言葉を愛は聞いていたのです。

一方、沖縄のやんばるでは歌子が民謡の習い始めていました。ある時は一人で海岸で三線を奏でながら歌の稽古に没頭しました。またある時は、師匠の上原を自宅に招き、稽古をつけてもらいました。

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感想

4人の関係のゴール

和彦くんへの想いを断ち切ると一度は決めたものの、まだまだ引きずっていることが見え見えの暢子ちゃん。

暢子ちゃんへの想いを自覚し始めたことが明らかになった和彦くん。

そして和彦くんの心変わりへの疑いが、確信に変わったらしい愛ちゃん。

一方、暢子ちゃん、和彦くん、愛ちゃんの気持ちと関係が刻一刻と変わり続けていることにまったく無頓着な智くん。

4人のそれぞれの立ち位置が見えてきたことで、いよいよ4人の関係に決着がつく次週を迎えます。

次週、4人の関係がどんなゴールを迎えるのかはまだ明らかにはされていません。

しかし、一つだけ確定したことがあります。

次週、智くんはついに暢子ちゃんにプロポーズします。

しかし、そのプロポーズを暢子ちゃんは断ります。

なので、暢子ちゃんと智くんの結婚はほぼなしが確定。

未確定なのは暢子ちゃんと和彦くんの関係、和彦くんと愛ちゃんの関係です。

「つらい想い出は歌で消えるよ」

歌子ちゃんが歌っていた「つらい想い出は歌で消えるよ」という歌詞は、智くんへの失恋の痛手を歌で癒すかのようでした。

歌い続けることで智くんへの失恋だけでなく、これまで経験してきた数々の挫折も、歌声によって消し去ろうとするかのようでした。

これまで、前に進めずに苦しんでいた歌子ちゃん。

これからも困難なことはあるかとは思いますが、その困難も乗り越えて前に進み続けようとする強い意志を感じました。

これまで比嘉四兄妹の中で、ただ一人自分の道が見つからず不安定だった歌子ちゃん。

これからは比嘉四兄妹の中で、もっとも安定キャラになることがほぼ確定。

ブログ主にとっての本作ヒロインが前に向かって歩き始めました。

優子さんの再婚?

次週予告映像の中で、賢吉さんが優子さんに再婚を提案するらしい場面がありました。

お金持ちと有力者が大好きな賢吉さんのこと、またその筋からの再婚話を持ってくるような気がします。

そして、賢吉さんが持ってきた再婚の話がトリガーとなって、優子さんは再婚相手に善一さんを選ぶ。

そんな展開になるような気がしています。

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予習レビュー

愛ちゃんが新聞記者としてキャリアアップする大きなチャンスをつかみました。

東洋新聞社内で担当を命じられた仕事で成果を出したなら、愛ちゃんの車内でのポジションは変わり、憧れのパリ特派員への道も開けるかも。

もし、そんな状況になったら、愛ちゃんは結婚を選ぶか、仕事を選ぶかの二者択一を迫られることに。

愛ちゃんにめぐってきた大きなチャンスが、ややこしくなってしまった四人の関係に決着をつける。

愛ちゃんの企画づくりに四人が関わるというのは、そのフラグ?

そんな展開が見え隠れしてきました。

仮に愛ちゃんが、上に記したような栄転となれば、和彦くんと愛ちゃんの関係は終わり。

一方、暢子ちゃんと和彦くんの関係が始まり、智くんの恋は終わりです。

智くんが気の毒なことになりますが、前回、歌子ちゃんが「ある決断をくだす」というのは、もしかすると智くんがらみの決断かなという気がしています。

智くんのことをあきらめない、そんな決断を歌子ちゃんが下すような気がしているブログ主です。

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POSTED COMMENT

  1. 文月 より:

    愛さん、「感情捜査官 心野朱梨」がはいって、一彦と暢子の心理を読んでいるような。
    ちなみに、「感情捜査官 心野朱梨」での心野朱梨(飯豊まりえ)の上司・雲川幸平は、 山中崇つまり 愛の上司・田良島編集長です。

  2. ずんこ より:

    愛ちゃんが、大人すぎます。

    でももしかしたら、愛ちゃんの智彦くんへの感情は、男女間の愛情とは少し違っていたのかも。
    2人が協力して企画書を詰めていく姿は、とても仲睦まじく、チームワークを感じました。
    打てば響く、仕事上のパートナーとしては申し分ない。
    お互い、仕事仲間として尊敬し合い、同じような目標に向かっていく、いわば「同志」だったのではないでしょうか。
    同志愛を、異性だからという理由から恋愛感情だと思い込んでいたのかも。
    愛ちゃんは、そのことに気付いたのかも。
    四人の様子を見ていて、そんな風に思いました。
    また、そうであってほしいと思いました。

  3. sinra より:

    結婚前提に付き合っている女性(愛)がいながら別の女性(暢子)にぐいぐい接近する和彦はフツーはありえん。
    だけど、昔沖縄で暢子が東京行きを決めたとき、「俺を頼りにしろ。俺が守ってやる」と宣言し、別れのバスの中で暢子の手をぐっと握ったシーンをみて、いつかこうなるだろうなと思ってました。カッコよかったですもん、そのセリフ。あの時和彦の心の中で暢子に対する意識の芽が、本人も気づかないほど小さいけれど、しっかり生まれていたんだと思います。
    智があれほど暢子に突っ走らなかったらもしかして和彦も自分の気持ちに気づかないまま愛と結婚したのかもしれないけれど、智の暴走で得体のしれない焦燥感にかられてしまったんでしょう。自分が守ろうと思っていた暢子を横取りされそうなんですから。

    私は少年時代の智ニーニーは好感持ってたけど、大人になってからはイタすぎて見てられません。
    学校も行かずに豆腐屋を切り盛りしたり、歌子にメダルをかけてあげた心優しい智ニーニーはどこへ行っちゃったの。今はひたすら自分の気持ちだけで暴走しちゃって。。。

  4. 底抜けに! より:

    愛さんにとって、和彦くんといま結婚することは、親の望むよい娘であり続けることであり、スカートを穿いた女の子であり続けること。
    でも本当は愛さんは親から自立して、ズボンをはく女の子になりたい。だけどまだ、思い切ってズボンをはく女の子になれないでいる。その強さが愛さん自身にはない。

    一番良いのは和彦くんが、ズボンを穿きたいんだけど決心がつかない、親から自立したいのにそうなれずにもがいている愛さんを愛し、ズボンを穿こうとする彼女の自立につきあい、彼女とともに親と戦って、愛さんを導いてくれることなんだけど
    どこか弱いところのある和彦くん自身は、すでにズボンを穿いて自立している暢子に実は惹かれている… きっと「いずれ新聞記者をやめて自立」みたいのに、愛さんの親は大反対するでしょうね。そういう不自由さと愛さんは込みで、だけど愛さんと自分のために親と戦う強さが、和彦くんにはなさそうだから。

    愛さん、自分の人生は自分のものだから
    和彦くんとは別れ、自身が親と戦って、ズボンをはく女の子になるのがいいと思う。
    そのためにも、この企画が成功して、パリ支局にいくチャンスが掴めると良いよね。

  5. 名乗る程の者ではございません より:

    あ~、ごちゃごちゃになっていたわ
    智が買いつけに来ていたのは紅芋、ゴーヤーは店に貼られたメニュー
    どちらも沖縄から持ち出し禁止

  6. 丹善人 より:

    愛ちゃん、大人ですね。思い出キスですか。ガキ二人と比べてしっかりしている。
    金吾君も大人の別れを見せてくれたし、周囲には嫌な奴はそんなにいない・・・いや
    一人だけマウント取ろうとした娘がいたか。店を困らせようとした3人は店に対する
    不満だから別扱い。

    学校でも、女生徒の制服選択肢にズボンが加わったのが昨年頃から。寒冷地では
    当たり前だったのが、ようやく。会社での女性のパンツルックが当たり前の時代に
    なったのも近年のことだけれど。

  7. オペラ座の怪人 より:

    今日の、最後の最後、
    次週予告の最後、
    「結婚しよう。」って言って、
    暢子をハグしていたのは、
    智?
    和彦?

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  8. 還暦のたつお より:

     田良島さん、愛さんを、ライオンの親子のように千尋の谷に突き落とす。黒砂糖たまに食べるとおいしい。四人の、多分最初で最後の共同作業。楽しそうだけど、この後の事を考えると?歌子さんの声質、沖縄民謡に会ってる。逆光を浴びた歌子さんとても美しい。海で遊ぶ四人、70年代の青春ドラマ「俺たちの旅」みたいな。そうです。こんな幸せはすぐに終わります。愛子さん大人すぎるよ。この場合和彦ぶん殴っても問題ないよ。来週なにかとやばそう。

  9. 魁光5品目 より:

    いよいよ4人の関係性がこじれにこじれまくる展開になってきました。

    ここまでをまたまとめると。
    暢子→和彦をハッキリと意識。智のラブコールに気づかず。
    和彦→暢子への意識が徐々に高まる一方で愛への意識も消えず揺らいでいる。
    智→暢子へのラブコールが前のめり過ぎて絶賛暴走中。
    愛→仕事へのチャンスは掴みたいが暢子への対抗意識が芽生える。

    この中で一番損な役回りは愛さんでしょう。
    親に振り回され、和彦にも振り回され、暢子にもかき乱されで気の毒です。ある意味歌子並みとも言えます。

    彼女は彼女なりの幸せを見つけて欲しい。
    そんな今日の回でした。

  10. 名乗る程の者ではございません より:

    野菜を買いつけに沖縄まで

    優子さんに決意表明に来たことの釈明だったのかもしれないけど、この時代沖縄の野菜は持ち出し不可で検疫で全て処分されていました
    もし検疫の目を盗み本土に持ち込んだなら、もしその野菜にミバエが寄生していたら・・・まあ日本の農業は壊滅していましたね
    ゴーヤーにしか寄生しないわけじゃないよ、キュウリ、スイカ、柑橘類等がダメになりますしね(スイカ切ったら幼虫が出てきたらと想像するだけで鳥肌が立ちますわ)、しかも近年の温暖気候ならば日本中に発生し取り返しのつかない状況になっていたのでは?

    プロジェクトXでも取り上げられた国家危機案件をなぜなかったものとしているのか?
    個人的には理解できない

  11. 落合明人 より:

    昨日DVDで取ってみたんですけれども悟君も歌子ちゃんの前で優子さんの前で暢子ちゃん結婚報告と和歌子ちゃんがかわいそうですよ
    これで比嘉家の子供たちは師鳥立ちができましたね慶祥良子暢子歌子が
    ところで悟君は横浜鶴見に帰ってから和彦君が日帰りで大変だった手言ってましたけれども
    1979年頃は間違い区悟君は飛行機でいたんだと思います航空券は新橋か新宿あたりに格安航空券のお店があって
    それお券で行けば羽田那覇おおふくで30000円ぐらいでいけるはずですよ羽田那覇行きわ3時間30分帰りは1時間30分ぐらいで行けますからね

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