ちむどんどん

優子の過去を知る四兄妹 / ちむどんどん 第74回

2022/7/21(木)第15週「ウークイの夜」

あらすじ

優子は過酷な戦争の体験を四人の子供たちに語り続けました。収容所で再会した優子と賢三は、やんばるで一緒に暮らし始めました。そして、優子は賢三と家族になり、一からやり直したいと思うようになりました。

結婚して賢秀、良子、暢子、歌子が生まれたものの、優子は戦争で亡くなった両親や姉のことがずっと気がかかりでした。そして優子は賢三と話し合った末に、年に一度だけ遺骨収集に参加しようと決めたのです。

優子は続けて言いました。房子や善一も遺骨収集活動に寄付をしてくれている。善一はいい人だが再婚はしない。そして、自分の戦争の体験をいつか四人の子供たちに聞かせようと賢三と約束していたことを打ち明けました。

ウークイの夜。優子の経験を聞かされた四人の子供たちは、優子が今日まで歩んできた苦難に満ちた道のりに思いを馳せました。そして、賢秀、良子、暢子、歌子は、それぞれの課題に向き合って生きようと心を新たにするのでした。

<<前回73回 | 次回75回>>

第15週 | 第16週 | 第17週 | 第18週
ちむどんどん|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

感想

優子さん

四人の子供たちの子役ちゃん時代のある日の夜。

夜空を見上げながら戦争の体験を思い出した優子さんが、声をあげながら泣き始めた場面が回収されました。

ところでブログ主は今、オンデマンドで『カムカム』を再鑑賞しています。

ブログを書きながらのドラマの鑑賞だと、ドラマ鑑賞中の時間のおおよそ三分の一はパソコン画面に向かっているため、実はドラマの三分の一は見ていません。

そのため『カムカム』を再鑑賞することにしました。

再鑑賞の時間を捻出するのも困難な状況のため、遅々として進まない再鑑賞ですが、最近ようやく終戦直後の時代までたどり着きました。

今回、優子さんが四人の子供たちに語った時代と重なる頃のストーリーです。

『カムカム』のヒロインが母親と祖母を亡くし、生きる気力を失った父親をも亡くした頃を鑑賞した直後だったので、優子さんの言葉がなおさらのこと胸を打ちました。

優子さんが、戦争の体験を四人の子供たちに語れなかった理由。

優子さんが、遺骨取集活動を続けていながらそのことを四人の子供たちに伏せていた理由。

そして優子さんが、善一さんとの再婚をしないと決めた理由。

すべてに納得できる回でした。

ネタバレあり:今後の展開

前週まで描かれてきたヒロインの成長と恋バナが一区切りついたタイミングでの優子さんの昔がたり。

ヒロインを含めた四人の子供たちはそれぞれの人生に向き合う思いを新たにした模様。

今週は、ドラマの折り返し地点なのでしょうか。

決意をあらたにした四人のストーリーは、早ければ次回から次の展開に向けて動き始めます。

暢子ちゃんは沖縄で和彦くんと再会。

次回か月曜日の回に二人は結婚を決めるものの、その後、和彦くんのお母上という高いハードルに悩まされることに。

しかし、高いハードルに挑み続ける暢子ちゃんの姿が良子ちゃんに刺激を与えることに。

石川くんが頭が上がらない石川家の祖父と叔父に良子ちゃんが挑むことに。

失恋した智くんと歌子ちゃんが再会する場面も用意されているようなので、二人の新展開もスタートするかも。

そして、今回めずらしく神妙な表情を見せていたニーニーも、そろそろ落ち着きを見せてくれるのかもしれません。

Sponsored Link



予習レビュー

前回に引き続き、今回もまた優子さんが過去を語ります。

優子さんの過去のストーリー、それが今週のお題なのかもしれません。

優子さんと賢三さんの馴れ初め。

優子さんの戦争の時代の苦難。

これまで優子さんが秘めてきた思い出を聞かされたニーニー、良子ちゃん、暢子ちゃん、歌子ちゃんは、それぞれがどのような反応を示すのか。

そして、それぞれの人生と、その未来に対してどのようなインパクトを与えるのか。

優子さんの過去が、子供たちの未来につながってゆくお盆の最終日「ウークイの夜」。

先祖の霊をお迎えするその日、賢三さんも比嘉家に来ているのかもしれません。

それだからこそ、優子さんは過去を語り、優子さんと賢三さんの過去が、四兄妹の未来につながってゆくのでしょうか。

それはともかく、優子さんと善一さんの再婚が気になって、ニーニーと暢子ちゃんは帰省したはずです。

月曜日と火曜日の回は優子さんの再婚にも触れられていましたが、水曜日以降は優子さんの再婚の「さ」の字も出て来ません。

再婚どころか、初婚の馴れ初めに終始しています。

優子さんの再婚はない。

そんな気がして来ました。

<<前回73回 | 次回75回>>

第15週 | 第16週 | 第17週 | 第18週
ちむどんどん|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    ホリプロ所属で売れている女性芸能人の方々ってどんな役割でも「やりきっている」と感じられるし強みだと思うんだ、個人的にはこれこそが和田イズムだと思っています

    というわけで、優木ちゃんに和田イズムを感じた2日間でした

    • 名乗る程の者ではございません    より:

      優木ちゃんではなく優希ちゃんでしたね、失礼

  2. ちんすこう より:

    ウークイは、送り火、お盆最終日で、先祖の霊、つまり賢三さんにあの世にお帰りいただくことです。だから、あの世でもお金に困らないよう、黄色の紙(あの世のお金を模した)を燃やして捧げます。優子さんの昔語りの時には既に一緒にいたのです。ブログ主さんの先祖をお迎えしてという記述は、ウンケーといって迎え火のこと。一昨日には賢三さんはいらしていますよ。混同しましたかね。

  3. オペラ座の怪人 より:

    4兄妹の出生の秘密、
    という私の予想は外れました。

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  4. 丹善人 より:

    1つ疑問
    賢三さん、家族みんな亡くなっていたと言ってたけれど、だったらあの叔父さんは何?

    • zebra より:

      「家族」というのは解釈次第だが、自分の直系と配偶者、兄弟姉妹だけという考え方もある。傍系のおじおばは家族ではないという考え方ならおかしくはないと思う。私もおじおばを自分の家族と考えたことは無い。

  5. 丹善人 より:

    若き日の優子さん、優希美青さんだったんですね。仲間さんが若作りしてるのかと
    思う位よく似てましたね。

    (友だちの彼氏、奪い取ってでも)幸せになる!、と聞こえてしまった。

  6. あさのあさみ より:

    「皆の大事なお父ちゃんを守れなくてごめんね」
    自分だって最愛の夫に急死された悲劇の妻なのに、そんな風に考える優子さんの広く深く無私の愛情に圧倒され涙が止まりません

    賢秀くんは優子さんの腕の中で亡くなった弟に似ているのですね。「秀」の字ももらって。
    一般的な母親の長男に対する溺愛以上に甘いのも納得ですね。
    そして、東京での検査の後で少しヤケ気味になった歌子ちゃんに、思わず手を上げそうになったのにも納得です。生きたくても生きられなかった沢山の家族知人のことを思えば、生きているだけでいいと心の底から思うでしょう。

    昨日の優子さんの回想場面で、琉球舞踊を踊る優子さんのねーねーの髪飾りがアップされたのが気になってます。
    今後、遺品として、どこからか発見されるかもと思っています

  7. オペラ座の怪人 より:

    4兄妹の誰かに、出生の秘密があるのでは?
    という私の予感、見事に外れました。

    戦争はいかん、です。

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  8. 還暦のたつお より:

      賢三さんと優子さん馴れ初めと言うには余りに過酷な。やはり賢秀、おじさん似だったんだね。沖縄に行った際に戦没者の墓地を訪ねた際、その墓石の数の膨大さに身震いしたが、いまだ収集されていない戦没者の遺骨が数多く
    存在しているのですね。みんな幸せになってくれ。ただし賢秀はグレートになる必要はない。送り盆、この時ばかりは皆厳粛な気持ちになれる。

  9. 魁光5品目 より:

    優子さんが子どものやりたいことを最大限惜しみなく応援する理由。
    それは自身の辛い経験によるものでしたか。
    みんなが幸せになって欲しいから。亡くなった人たちの分までやりたいことを思う存分やって欲しい。
    そんな思いからだったんですね。

    この話を受けて賢秀は地に足を付けて欲しい。
    そう思うばかりです。

    ちなみに少し前に話題に上がった賢秀、実の子じゃなかった説ははっきり否定されましたね。

  10. 名乗る程の者ではございません より:

    房子さん、善三さん、優子さんの若い頃
    うん、分かる、似てる、キャスティングディレクター(本当にそんな仕事があるのか知らないが)は良い仕事してるなあと感じました
    今さらながらツボに入っているのが三郎さん
    「ひょうきん族」「男女7人夏(秋)物語」をリアルタイムで見ていた私としては「え~っ!」と逆におもしろく感じました
    演じたのが「エール」で喜多一のヤな店員だった及川役の田中偉登さんというのがいいですね

  11. 落合明人 より:

    私は優子さんの過去の出来事は聞くのは私はつらいですねまして今年は沖縄本土決戦50周年ですからね
    ましては現在ウクランナーロシア戦争している最中ですからですなんだかここ3日私なりの考えなんですけれども
    だぶってしまいましたねつらいけれども私和DVDて背も撮って見ようかなって思っています
    ところで青柳和彦君の母親重子役は誰ですか

  12. デコパン より:

    コメントの否定的な意見が多い。みんな違ってみんないいと言いながら好き勝手なこと言っていますね。ヒロインだからこうあるべきとか固い考えかもって思います。世の中コロナや災害でギスギスしているのでそのせいかも。お話なんで。優しく見てあげて。

コメントを残す