舞いあがれ!

リーマンショックの影響 / 舞いあがれ! 第57回

2022/12/20(火)第12週「翼を休める島」

あらすじ

平成20年(2008年)12月。実家に帰省した舞はお土産を手に「うめづ」を訪問。そこで舞は、悠人を取材した記事が掲載された雑誌を雪乃から見せられました。悠人はリーマンショックを予測し、天才投資家として注目を集めていたのです。

平成21年(2009年)1月。舞もリーマンショックの影響から逃れることができませんでした。内定をもらっていた「博多エアライン」の経営不振が理由で、入社が一年延期に。その通知を受け取った舞は、不安な気持ちを隠し明るく振る舞っていました。

舞から入社延期の知らせを受けた浩太とめぐみは、舞のことが心配でした。そして、自分たちの会社も経営不振の状態であることを舞には黙っていようと話し合っていました。そこへ、祥子から連絡が来ました。祥子が足をくじいてしまったのです。

めぐみは舞に告げました。祥子の手伝いをするために五島に行ってみてはどうかと。ほどなくして舞は東大阪を発ち、四年ぶりに五島の祥子を訪問。そんな中、祥子の家で「島の体験留学」をすることになった森重親子が訪ねて来ました。

<<前回56回 | 次回58回>>

第12週 | 第13週 | 第14週 | 第15週 | 第16週
第17週
舞いあがれ!|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

感想

4年ぶりの五島訪問

舞ちゃん、4年ぶりの五島訪問。

前回の舞ちゃんの五島訪問は、大学一年のとき。

高校を卒業して就職した貴司くんが、会社や仕事に馴染めずに悩みに悩んだ末に五島へ。

そのことを知った舞ちゃんが久留美ちゃんを連れて行ったのが前回の五島訪問でした。

あのころ舞ちゃん自身も、パイロットになりたいという夢を持ち始めていたものの、めぐみさんに反対されて悩んでいたころでした。

あのころは久留美ちゃんも悩んでいました。

働かないお父ちゃんとのギクシャクした関係や、何年も会っていないお母ちゃんと会うべきかどうか、ということで。

あれから時間が次々にスキップしていたので、ドラマの中の時間の感覚を失っていました。

あのときから4年も経っていたなんて・・・

舞ちゃんも、久留美ちゃんも、貴司くんも、あのときと比べて大きく状況が変わりました。

そして、年末から年始の放送で、さらに大きく状況が変わるのかもしれません。

舞ちゃんが五島を訪問する作劇上の理由

舞ちゃんの五島訪問。

このタイミングで舞ちゃんが五島を訪問する作劇上の理由がブログ主には分かりませんでした。

昨日までは。

その「舞ちゃんが五島を訪問する作劇上の理由」が、浩太さんとめぐみさんの会話から見えてきました。

浩太さんとめぐみさんは、入社延期で不安なはずの舞ちゃんに、これ以上の心配をかけないように配慮。

会社の経営が不振な状態にあることを内緒にしておこうと話し合っていました。

舞ちゃんが東大阪の実家にいれば、両親の会話や様子から、ただならぬ事態を察してしまうはず。

だから、祥子さんの足のケガはある意味で渡りに船。

祥子さんのところに舞ちゃんを行かせれば、会社の状況を舞ちゃんに知られずに済む。

祥子さんから電話が来た直後のめぐみさんが、舞ちゃんに五島訪問をすすめる様子、不自然なほどでした。

さて、浩太さんとめぐみさんの配慮によって、舞ちゃんは両親の会社が危機的な状況にあることに気づくことができない状況に置かれました。

両親の会社が危機的な状態にあることなど夢に思っていない舞ちゃんですが、いつかその事実を知ってしまうはず。

そのときに舞ちゃんが受ける衝撃をより大きくするために、舞ちゃんは五島を訪問したのでしょう。

これが「舞ちゃんが五島を訪問する作劇上の理由」のような気がしています

今週の金曜日か、あるいは次週の月曜日。

浩太さんの緊急入院によって、舞ちゃんは実家の現実を知ることに。

舞ちゃんの人生が大きく動き出す瞬間へのカウントダウンが始まったような気がします。

Sponsored Link



予習レビュー

今回ついにリーマンショックの影響が描かれます。

浩太さんの工場がリーマンショックの影響を受けて窮地におちいることは予想できた展開。

就職先への入社が一年延期になるという舞ちゃんへのリーマンショックの影響は、予想はしていませんでしたが納得の展開。

そして、リーマンショックの影響をもっとも被ると思われていた悠人くん。

彼に関して、意外すぎる展開が明らかになりました。

悠人くんもリーマンショックの影響で大損を出して改心するのではないか、そんな展開をブログ主は予想していたのですが・・・

なんと悠人くんはリーマンショックを予測し、注目の投資家に!

痛い思いをして目を覚ますという、ありがちな展開にはなりませんでした。

リーマンショックを無傷で乗り越えたと思われる悠人くんと、リーマンショックで傷だらけになってしまった浩太さん。

この親子関係は物語後半でどこに向かってゆくのでしょうか。

<<前回56回 | 次回58回>>

第12週 | 第13週 | 第14週 | 第15週 | 第16週
第17週
舞いあがれ!|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. よるは去った より:

    勝「さすが預言者の妹や・・・・・・・・。」

    リ―マンショックの影響とかほとんど受けない職と状況にいたもので、恥ずかしながら全体像が今一つ見えてない部分があリます。
    アメリカで突然住居を失いNHKテレビニュース番組のインタビューに対して泣き涙で答えていた主婦の姿が忘れられません。

    その到来をよんでいたとほ悠人兄ちゃん恐るべし。

  2. 丹善人 より:

    リーマンショックで真っ先に被害に遭うと思われていたお兄ちゃんが、なんと
    予想していて回避していたとは。ということは、あのUFOに乗った黄金のヨーダも
    先を見越した親への支援だったのかも。工場運営の危機もあれで回避できるのでは
    ないかと予想しています。

    舞ちゃんの就職延期は想定内。ばんばも大変だけれど、やってきた訳あり親子。
    なんとなく劇場アニメにもなった「若女将は小学生」のような展開。

  3. オペラ座の怪人 より:

    お手紙、字が小さくって読めなかったけど、
    内定延期(入社延期)、だったんだ~。
    大丈夫か、その航空会社!?

    ビズリーチ由良冬子先輩に「呼び出された」?
    先輩はビズリーチで働いているのかと思ったら、
    設計事務所だそうです。
    お金を貯めて、アメリカに行って、
    飛行ライセンスを取る?
    うん、夢があってよろしい。

    お兄様はリーマンショックを逆手に取って、
    エコノミスト・アナリストとして、成功してるんだ~。

    で、五島?
    ま~た、ゴタゴタしそうですなあ。
    舞ちゃんは可愛いから。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  4. 還暦のたつお より:

     笹かまぼこ。練り物めくなあ。悠人さん一躍時代の寵児。複雑な心境だろうな浩太さん。採用延期辛い。由良さんと再会。なにわバードマン意外に堅実。中澤君も半年延期。由良さんのさりげない一言何よりの慰め。柏木君。会いたくても海の向こう。祥子さんの負傷。久々の五島へ。えっ貴司君もいるの?五島編の再開です。ここは素直に嬉しい。謎の親子現る。なんか問題ありそやなー。

  5. 還暦のたつお より:

     名乗る程の者ではございません様。誤解しておりまして申し訳ありませんでした。ただ「鎌倉殿の13人」で隠岐絡みのシーンがあったのでご報告まで。承久の乱で敗れ隠岐に流される後鳥羽上皇(尾上松也)その道すがら、様々に暗躍していた怪僧文覚(市川猿之助)ばったり出会う。文覚も隠岐に流されるらしい。文覚、上皇に馴れ馴れしくにじり寄り「隠岐はいいぞー。何も無いぞー(失礼な)一緒に暮らそー。」言いながら上皇の頭を齧る。「嫌じゃー。嫌じゃー。」上皇の絶叫が辺りに響き渡る。もうほとんどコントです。猿之助さんは「岸辺露伴」で物の怪に取り付かれて異様な歩き方をする男。松也さんは深夜ドラマで現代にタイムスリップした赤胴鈴之助を演じてました。悪乗り好きな歌舞伎役者二人の怪演,堪能しました。アゴといえば鳥取県ではアゴを使った竹輪が名産です。アゴの素材を活かした味付けで、噛むとかなり弾力があります。癖がありますが、ハマるとお酒のお供に欠かせません。アゴ出しも吸い物、みそ汁、おでんのグレードが上がります。ただし、どちらも少しお値段が張るのが難です。

  6. 名乗る程の者ではございません より:

    リーマンショックを予測できていたアニキ
    中の人は、Is it possible to return this ?をバスポート取りたいんですと聞こえてしまう人です🤣

  7. 名乗る程の者ではございません より:

    先週トビウオの詩がまたまた出てきましたので
    トビウオって大型魚からの逃避のために飛行能力を得て種としての生存率が上がったかと言えば決してそうではないんですね、鳥の標的になりやすくなったから、加えて人間にとっても捕まえやすくなったからね
    焼いたり刺身にしたりしても淡白な味なんだけど出汁にすれば最高に美味いからね、隠岐の島に出張した際に船上からトビウオが飛ぶのを眺めながら「アゴ出汁買って帰るか」と考えたもんです

  8. 名乗る程の者ではございません より:

    還暦のたつお様

    別に大河ドラマのアンチ的な考えはないのですよ、日曜日夜はダーウィンが来たの後は池の水抜いたりお祭り男や出川さんのバラエティを肩の力抜きながら眺め21時からはBSテレ東で演歌の花道を拝むのがルーティンになっていますので
    題材が個人的なツボにはまったら一年間大河ドラマ見ると思いますよ、「ひばりちゃん」とか庵野総監督がキングギドラっぽいヤマタノオロチを活躍させる「古事記」とかなら

  9. いつも楽しく読んでいます より:

    リーマンショックを予想して、
    謎の金色の銅像を送っていたのかも。
    換金すると工場の借金を返せるほどの価値があるのかも。

よるは去った へ返信するコメントをキャンセル