2023/6/12(月)第11週「ユウガオ」
あらすじ
万太郎が初めて石版に自分で描いた絵を印刷してから2週間が経過し8月。一日も早く印刷技術を身につけようと、万太郎が必死になって働く目的はただ一つ。植物学雑誌の創刊を果たして寿恵子を迎えに行くためでした。
そんな中、竹雄が働いている西洋料理屋「薫風亭」に寿恵子が来店しました。その席で寿恵子は、高藤から元老院の元議官・白川を紹介されました。白川は高藤に告げました。寿恵子を白川家の養女にした後、高藤が寿恵子を妾として迎えたらどうかと。
寿恵子、高藤、白川の会話に竹雄は聞き耳を立てました。その日の夜、仕事を終えた竹雄は、大畑印刷所で仕事をする万太郎のもとに駆けつけました。そして「薫風亭」で見聞きした一部始終を万太郎に知らせました。
竹雄は一刻も早く寿恵子に求婚するよう万太郎にすすめました。万太郎は動揺するものの、植物学者として寿恵子を迎えに行きたいのだと本心を告げました。そのころ万太郎は印刷技術に磨きをかけ、植物学雑誌創刊まであと一歩のところまで来ていました。
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感想
月曜日から波乱含みの展開がスタート。
おかげで目が覚めました。(笑)
押しの一手の高藤氏と防御に徹する寿恵子ちゃん
大畑印刷所の汗とインキの匂いがしてきそうな描写から一転、洋装にすっかり慣れたらしい寿恵子ちゃんの描写へ。
万太郎くんと寿恵子ちゃんの住む世界がすっかり離れてしまいました。
高藤氏の言葉を借りれば、物怖じせずに高藤氏の目をまっすぐ見ながら自分の言いたいことをはっきりと言える寿恵子ちゃん。
その寿恵子ちゃんが動揺の色を見せました。
しかし寿恵子ちゃんの動揺に気づかないのか、気づいていても無視しているだけなのか。
高藤氏の押しが実に強い。
それ以上に白川氏の圧が強い。
寿恵子ちゃんの気持ちを無視して、すべてを思い通りに押し進めようとする高藤氏と白川氏の二人の男。
月曜日の朝っぱらから寿恵子ちゃんがコーナーに追い詰められてしまいました。
動揺しながらも高藤氏の申し出を受け入れたわけではないとかろうじて口にすることができた寿恵子ちゃん。
しかしそんな寿恵子ちゃんの必死の反論も高藤氏には通じない。
今週は押しの一手の高藤氏と防御に徹する寿恵子ちゃんの関係が視聴者をざわつかせることになるのでしょうか。
竹雄くん
寿恵子ちゃんの極めて危険な状況を知ってしまったにも関わらず、仕事中は徹底して冷静さを装う竹雄くんが今日も男前。
内心は焦りに焦っていたはずです。
大畑印刷所に向けて夜道を一目散に駆ける姿。
見聞きしたことを万太郎くんに報告する際の、いつになく動揺しまくる姿。
これらの姿から竹雄くんの焦りがよくわかります。
それほどの焦りを隠して、寿恵子ちゃんや高藤氏の前で冷静に振る舞う竹雄くん。
竹雄くんの見せ場が少なくなりつつある昨今、久しぶりに竹雄くんの素敵な姿を見せてもらいました。
万太郎くんの変化
大畑印刷所で額に汗しながら一心不乱に仕事に打ち込む万太郎くんの表情。
こんないい表情、これまで見たことがない。
自分のやっていることに手応えを感じ、ゴールがはっきりと見えてきた人の表情は見ていて本当にすがすがしい。
神演技としていつまでも記憶に残りそうな素晴らしい表情を見せてもらいました。
さて、充実した日々を過ごしている万太郎くん。
竹雄くんの思いがけない知らせに動揺が走りました。
高藤氏が寿恵子ちゃんを妾として迎えるために着々と準備を進めている。
一刻も早く寿恵子ちゃんを迎えに行ったほうがいい。
佐川の実家にお伺いを立てた方がいいのか、その必要がないのか。
焦りまくる竹雄くん。
万太郎くんも一瞬だけ動揺した表情を見せました。
しかし焦る竹雄くんとは対照的に当事者の万太郎くんはいたって冷静。
そして、何者でもない自分が寿恵子ちゃんを迎えに行くわけにはいかない。
植物学者として寿恵子ちゃんを迎えに行きたいのだと万太郎くんは自分の想いを語る。
大畑印刷所で働きはじめる直前に「白梅堂」に足を運んだ万太郎くんは、そのとき店にいたまつさんと文太さんに言いました。
自分が何者かになってから寿恵子ちゃんを迎えにくる。
しかし、間に合わなかったら縁がなかったものとしてあきらめるつもりだと。
このときの言葉を守り通そうとするブレない万太郎くん。
これまでお花畑的なところがあった万太郎くんが、大畑印刷所での鍛錬の日々を経て、いつの間にか凛々しい大人の男になりました。
予習レビュー
今週は万太郎くんのストーリー、寿恵子ちゃんのストーリー、それぞれが大きく動き始める週です。
はじめに動き始めるのはおそらく寿恵子ちゃんのストーリー。
高藤氏にロックオンされてしまった寿恵子ちゃんのストーリーから今週がスタートです。
高藤氏は寿恵子ちゃんをロックオンするものの、待ったがかかります。
待ったをかけたのは白川氏という元元老院の議官で且つ高藤氏のお父上のかつての上役です。
元部下の子息が妾をかこうに当たり、高藤氏にアドバイスをするのだそうです。
寿恵子ちゃんを白川家の養女として迎え、寿恵子ちゃんの「身分」を変えてから高藤家に迎えるようにとのアドバイスを。
寿恵子ちゃんはまだ高藤氏の申し出を受け入れたわけではありません。
しかし寿恵子ちゃんの意に反して、高藤氏と白川氏はことを勝手に進めてゆく。
寿恵子ちゃん、ロックオンされた程度ではなくリーチをかけられてしまったと言っても差し支えない状況です。
そんな危うすぎる状況から今週の寿恵子ちゃんのストーリーが始まります。
今週はエグい場面も少なからず出てくるかもしれません。
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高藤氏は、やはりゲス籐氏でした。
一瞬でも共感した私が、馬鹿でした。
目を見て話す女性がいい。
それは女性を一人の人間として認めているのではなく、西洋の真似をしたいだけだった。
女は男の子を生んでナンボ、産めない女に価値はない。
中身はガチガチ、旧態然とした男でしたね。
寿惠子ちゃんの一大事を知ってもなお、動こうとしない万太郎くん。
「自分を自分が認められるまで」
かっこいい。
竹雄くん。
万太郎くんを「万太郎」と呼び捨ての割りに、他が全部敬語なのが如何にも竹雄くんらしくていいでてすね。
先輩に渡されたヤカンから直に水を飲む姿、
先週と違って筋力が必要な印刷作業も1人でやりきっている姿、成長を感じさせられるシーンで目頭が熱くなりました
何者かになろうとする目標は2人とも同じです
万太郎くんは自分がメインで何者かを目指しているが、
寿恵子さんは他人がメインで巻き込まれる形で何者かになるってとこが、個人的に気になるポイントですね
寿恵子さんの判断、意見はどうなる!今週もワクワクです!
藩閥政治の間違いでした。すみません。でもあの二人、西郷さんが生きてたら酷く叱責していただろうな。
本日の花は昼顔
「昼顔」という不倫ドロドロのドラマがありましたね
ワイは不倫大嫌いですからドラマは見てなかったのですが、唯一知っているのは主題歌が「他人の関係」で一青窈さんが歌っていたこと
一青窈さん好きですしCDも持っていますが「他人の関係」は個人的にはどうもしっくりこない、キャラも歌声もアレンジも
つくづく昭和の歌って歌い手選ぶんだなと感じてしまいますね(唯一の例外が美空ひばりさん)
白川氏、高藤氏、典型的藩幕政治。養子って、これは島津斉彬が篤姫を将軍の下へ送り込んだ時と同じやり方?このくびきから寿恵子さん逃れられるか?竹雄さんの忠告、逡巡する万太郎さん。結果はわかってるけどハラハラする。
らんまんってラマン(愛人)と似た響きしていることにふと気がついた
へっへっへ~愛人囲いまんねん
17歳の生娘でんねん
余生を一緒に生きまんねん
子供も作ろうと思っとります
これからその愛人と踊りまんがな
暫しご観覧の程頼んます
という挨拶が政治家のパーティでなされたら文春どころか三大新聞トップ掲載されネットで速報が流され党首はソッコーでの謝罪会見不可避になり世論は「辞任しろ」と大問題はなるわな、現代では
日野、疑ってすまん
これはドラマ「真犯人フラグ」最終回で犯人と視聴者から最も疑われた日野に対してTwitterにてかなり目立った呟き
そのドラマで真犯人だった河村演じた田中さんに言いたい
助教授、悪人と疑ってすまん
今週予告で優しそうな笑顔で夕顔撫でている姿見たら根っからの悪人とは思えない(燃やしてしまえと冷たく話す教授との対比があるから尚更ね)