2024/2/26(月)第22週「あ〜しんど♪」
あらすじ
昭和25年(1950年)春。大野がスズ子の家で家政婦として働き初めてから半年が経過しました。そのころ、愛子はニンジンを食べることをいやがり、スズ子を困らせていました。そんな中、大野はニンジン嫌いでも食べられる食べ方を愛子に教えました。
一方のスズ子は『東京ブギウギ』を超えるヒット曲をコロンコロンレコードの佐原から求められプレッシャーを感じていました。コロンコロンレコードでの打ち合わせを終えると、その足で茨田りつ子を訪問。大野を紹介してくれた礼を述べました。
スズ子に礼を述べられた茨田りつ子は、大野と知り合ったきっかけをスズ子に語り始めました。大野は茨田りつ子の実家で女中として働き、茨田りつ子を厳しく育てたのです。その後、大野は戦争で家族を亡くしていました。
その日、帰宅したスズ子は愛子と大野の三人で買い物に出かけました。道ゆく人は三人を家族と勘違い。しかしスズ子はその勘違いをこころよく受け入れました。そんな中、タナケンが足の激痛により公演を中止にした知らせがスズ子のもとに入りました。
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感想
大野さん
大野さんの過去が語られました。
本作で脇役の過去が回想映像まで使って丁寧に語られるのはこれが初めてかも。
大野さん、それほど重要なキャラクターということなのでしょうか。
作劇上での大野さんの重要度がどうなるのかはよくわかりません。
しかし少なくともスズ子ちゃんと愛子ちゃんにとってはとても大事な人であることは間違いない。
今回、大野さんは家政婦ではなく家族として迎えられたのでしょう。
三人で買い物に行く後ろ姿がそれを物語っていました。
最終週
最終週のおおよその展開が判明しました。
最終週はスズ子ちゃんが歌手引退を決意、最後のコンサートを実行、そして歌手をやめた後の日常の一コマで物語は完結です。
実在モデルの笠置シヅ子さんの最晩年は病魔に苦しまされていたそうですが、ドラマではそこまでは描かれません。
スズ子ちゃんが歌手をやめた後、女優として新たな一歩を踏み出すかその直前のタイミングでの終了。
スズ子ちゃんにはまだまだ未来がある、そんなエンディングです。
さて、最終週の前の週、大人気の新人歌手の登場を前にしてスズ子ちゃんは自分の歌手としての限界を感じ始めます。
茨田りつ子からも、弱気になっているある態度を指摘されます。
どうやらそれらの描写が最終週へのフラグのようです。
最終週に入って早々のタイミングでスズ子ちゃんは歌手引退を決意。
しかしスズ子ちゃんの歌手引退に羽鳥先生は猛反対。
歌手を引退するなら絶縁するとまで羽鳥先生は言うのだとか。
羽鳥先生、よっぽど動揺するのでしょう。
しかし羽鳥先生の反対をよそにスズ子ちゃんは歌手引退の記者会見まで開き、スズ子ちゃんと羽鳥先生のすれ違いはますます大きくなる事態に。
羽鳥先生は茨田りつ子に仲介を頼むものの、その依頼を茨田りつ子は一蹴。
スズ子ちゃんと羽鳥先生のすれ違いが修復されるまでのストーリーが最終週のメインのお題になるようです。
また最終週には懐かしい顔ぶれが再登場するようです。
これまで上京するたびにスズ子ちゃんのところに顔を出していた秋山美月。
さらに、スズ子ちゃんの梅丸少女歌劇団時代の同期であるリリー白川と桜庭和希もしっかりと登場します。
ただし大阪時代、ブログ主が一番好きだった林部長は残念ながら再登場はなさそうです。
残念・・・
また愛助くんが存命中に何かと力になってくれた坂口さん。
今週のどこかのタイミングでスズ子ちゃんのマネージャーを引退する山下さんも坂口さんと一緒に登場します。
予習:最終週までのおおよその展開
最終回も見えたところで、最終週までの主な出来事をまとめてみます。
第22週(今週)
愛助くんのお母上・トミさんが死去。
山下さんがマネージャーを引退。
新曲『買い物ブギー』。
第23週
スズ子ちゃんが渡米。
スズ子ちゃんが香川で梅吉さんと再会。
梅吉さん死去。
第24週
愛子ちゃんの誘拐未遂事件。
第25週
話題の新人歌手・水城アユミの登場。
オールスター男女歌合戦
水城アユミとの新旧対決
第26週(最終週)
新旧対決で勝利
歌手引退を決意
さよならコンサート
予習レビューと史実のリアルエピソード
エノケンの病気
今週、タナケンが病気になり仕事への復帰が難しい状態に。
足の具合を悪くしたタナケンは、一日も早い仕事への復帰を望むものの、医師がそれを認めない。
というのが今週描かれるタナケンの状況です。
さて、ドラマの中で描かれるタナケンの病気は史実のエノケンの病気のエピソードがモチーフになっています。
エノケンが発症した病気は「特発性脱疽」。
現代でも指定難病とされバージャー病と呼ばれています。
四肢末梢血管の炎症により、四肢や指趾に血液が十分に供給されなくなり組織が低酸素症状となる病気です。
史実ではエノケンはこの病気を45歳のとき発症。
足の激痛から靴も履けず意識を失いかける状態にまでなったと言われています。
入院し治療しても激痛は治らず、57歳のときに右足を切断しました。
その後、5種類以上の義足を用意して仕事に復帰。
義足を使う際の痛みに耐えるうちに増えた目尻のしわを除去する手術までして仕事を続けました。
またそのころエノケンは、長男の病死や妻との離婚などの苦難を経験しています。
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大野さんが頻用している「へば」
岩手県舞台の「あまちゃん」では聞かなかったが秋田県舞台の「雲のじゅうたん」ではヒロインの愛称がへばちゃんだったな
演じていた浅茅陽子さん、「なつぞら」に出演した時に最初は「あ~、おしんの道子キャラか」とがっかりしたのですが、展開が進むにつれ「あ~良かった、年齢を重ねてもへばちゃんキャラだ」と妙に嬉しくなりましたわ
名乗る程の者様、早速のご返答ありがとうございます。確かに「テルマエロマエ」映画版も頑張っていたけど,ヤマザキマリさんのあの原作に比べたら及ばないですね。子供の苦手な野菜の代表ニンジン。目指せ「東京ブギウギ」超え。大野さんの「がっぱら餅」由来知りたい。茨田さんのマネージャーがスズ子さんに振舞うドーナツ、ミスドで言うシュガーレイズド。古典的な奴。大野さんの悲しい身の上。家政婦の仕事は福来家と大野さんにとっての再生?「今の方勘違いしてましたね。」「ええやないですか。」もう家族やね。しかしラストにタナケンさんに凶報。
タナケンが写真だけの登場、ということでどういうことかと思えば、
史実の、エノケンが急の怪我で出演できなくなった地方の舞台に、直々の指名で
笠置シズ子が二つ返事で代役を引き受けたという話をここで持って来ましたか。
しかし、信頼できる家政婦が見つかったのならそれもできることだったのでしょうね。
史実かどうかは知らないが、笠置シズ子と淡谷のり子に、ここまでの交流が
あったとはまったく知らなかった。本当かどうか知らんけど。
うちの子を連れて行ったら現場が和むんですよ、当時関心が薄かったアグネス論争
はこの一言がきっかけだったみたいですね
う~ん、忖度を忖度と感じてくれないと反論も発生しますわな、というわけで令和の現在ですが私は林さん支持ですね(因みに林さんの親友だった松田聖子さんは子連れ出勤はしてなかったと思います)
まあ、ドラマは棚橋さんの正論もあり最終的にはベタな落としどころに至りましたがありえない展開とかファンタジー的な展開と比べたらベタな結末は決して悪くはないと思います、むしろ朝ドラというジャンルはベタという王道の上に成り立っていると個人感