NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『虎に翼』
2024年5月20日 〜 5月24日放送
あらすじ
寅子が妊娠
昭和17年(1942年)、仕事の受任が順調に増え続ける中、寅子の妊娠が判明。喜びに包まれる一方で、常に体がだるいことが寅子の悩みでした。
そのころ、久保田と中山が二人揃って弁護士をやめると言い出しました。仕事と家庭に両立に疲れ果たことが、二人が弁護士をやめる理由でした。
寅子は弁護士をやめる二人の分も仕事を頑張ろうと決意するものの、妊娠した事実を轟やよねたち職場の同僚には言い出せずにいました。
寅子が仕事をやめる
ある日、兄の直道に召集令状が届きました。直道は二人の息子、直人と直治に「お母さんを頼んだ」と言い残し出征しました。
そんな中、穂積の推薦によって寅子が明律大学で講演を行うことになりました。しかし、講演当日、働き過ぎがたたり寅子は倒れてしまいました。
穂積は寅子に仕事を休むように言いました。寅子は穂積に反発するものの、ついに寅子は穂積の言葉を受け入れ雲野事務所に辞表を提出しました。
優三が出征
寅子が辞表を提出してからしばらくして、猪爪家は軍の立ち退き命令を受け、一家は登戸にある直言が経営する工場の寮に引っ越しました。
そして昭和18年(1943年)12月。寅子は女の子を出産し優未と名付けました。そんな中、優三に召集令状が届きました。
優三が出征する直前、寅子は自分と結婚させてしまったことを優三に詫びました。その数日後、優三は戦地へと旅立ちました。
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今週の展開
36: 5/20(月) 寅子に弁護の依頼が入る
37: 5/21(火) 寅子と優三の関係の変化
38: 5/22(水) 寅子が働きすぎで倒れる
39: 5/23(木) 寅子が事務所に辞表提出
40: 5/24(金) 寅子が出産/優三が出征
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週のトピック
今週のトラちゃんにとっての大きなトピックは次の5つです。
【1】トラちゃんの妊娠
【2】兄・直道くんの出征
【3】夫・優三くんの出征
【4】トラちゃんが休職
【5】実家の立ち退き
以下に一つひとつのトピックと史実のリアルエピソードを比較してみます。
【1】トラちゃんの妊娠
昭和17年(1942年)1月、トラちゃんの妊娠が判明します。
史実でも、昭和17年(1942年)にリアルトラちゃんが妊娠。
妊娠の判明時期は定かではありませんが、出産が昭和18年(1943年)1月なので、妊娠三ヶ月のタイミングで判明したとして昭和17年(1942年)6月頃と考えられます。
なおリアルトラちゃんは男児を出産し名前は芳武。
一方、ドラマの中のトラちゃんは女子を出産し名前は優未です。
【2】兄・直道くんの出征
ドラマの中ではトラちゃんの兄・直道くんが出征します。
二人の息子に奥様の花江さんを託して。
史実では、リアルトラちゃんの弟・一郎氏が、奥様の嘉根さんと幼い娘を遺して昭和19年(1944年)に戦死しています。
【3】夫・優三くんの出征
ドラマの中ではトラちゃんの夫・優三くんが出征。
史実では、昭和19年(1944年)はじめに、リアルトラちゃんの夫・芳夫さんのもとに召集令状が届きました。
しかし結核による肋膜炎の跡が見つかり召集解除。
ところが昭和20年(1945年)1月に再び召集令状が届きました。
【4】トラちゃんが休職
ドラマの中ではトラちゃん辞表を提出します。
弁護士資格があればいつでも復職できるということで、妊娠中は仕事をやめることに。
史実でもリアルトラちゃんは、夫の芳夫さんが出征したあと、息子を連れて福島県に疎開しています。
【5】実家の立ち退き
ドラマの中ではトラちゃんの実家が立ち退き命令を受けています。
史実でもリアルトラちゃんの麻布にあった実家は、空襲による火災を防ぐ目的で取り壊されています。
サブタイトル「女冥利に尽きる?」
今週のサブタイトル「女冥利に尽きる?」の「女冥利に尽きる」の意味は次のとおり。
「女冥利」とは、女に生まれた甲斐があること。
女に生まれたことの幸せを意味します。
「女冥利に尽きる」=「◯◯冥利に尽きる」とは、◯◯であることによって得られる恩恵がとても多くてありがたいという意味です。
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