虎に翼

寅子が弁護士資格を取得 / 虎に翼 第33回

2024/5/15(水)第7週「女の心は猫の目?」

あらすじ

寅子は修習期間を終えて弁護士になったものの、女性であることを理由に代理人の依頼を受けることはありませんでした。そんな状態が弁護士になった翌年の秋まで続き、寅子は焦っていました。

一方、女子部の先輩だった久保田は女性弁護士として初めて法廷に立ち注目を集めていました。寅子はよねと轟とともに久保田の法廷を傍聴。しかし、久保田が利用されているだけのことを察した寅子たちは違和感を感じていました。

その帰り道、寅子たちは花岡と遭遇しました。そのとき花岡は見知らぬ女性を連れていました。花岡はその女性が婚約者であることを寅子たちに紹介。寅子はショックを受け、よねと轟も言葉を失いました。

寅子は帰宅して早々、直言とはるに頭を下げて頼みました。見合い相手を探してほしいと。社会的な信頼を得て地位を上げることが寅子が結婚すると決めた目的でした。目的はどうあれ、寅子が結婚を決意したことをはるは歓迎しました。

<<前回32回 | 次回34回>>

第7週 | 第8週 | 第9週 | 第10週 | 第11週
第12週 | 第13週
虎に翼|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

感想

休業状態

トラちゃんが修習期間を終えて正式に弁護士になったのが昭和15年秋。

そして、弁護の依頼を受けることができない状態が続いたまま、昭和16年の秋を迎えてしまいました。

その間、約一年。

トラちゃんに仕事がまわってこない状況は前回も描かれました。

ただし前回、トラちゃんを敬遠した依頼主はいずれも頭の中が古そうなおじさんばかりでした。

しかし今回は女性の依頼主からも敬遠されてしまいました。

これは痛い。

トラちゃんが焦りに焦る中、久保田先輩は女性弁護士として初めて法廷に立つことに。

久保田先輩

明律大学在学中の久保田先輩は、よねちゃんと並んで男性的なキャラでした。

しかし弁護士になってからの久保田先輩は実に女性らしくなりました。

今回、取材を受けていた久保田先輩の女性らしさは磨きがかかっていました。

結婚し妊娠したことが久保田先輩を女性らしくさせたのか。

それとも「女性」を利用したい事務所の所長の意向に沿ってのことなのか。

久保田先輩の変化の理由がひどく気になる回でした。

花岡くんが婚約

実家がある佐賀に赴任した花岡くんが、実家で婚約。

こんな展開になることは知ってはいたものの、花岡くんが婚約者を連れている姿はショックでした。

ショックを隠しきれないトラちゃんの表情も切ない。

よねちゃんも轟くんも言葉を失っていました。

よねちゃんと轟くんは二人とも、いつかトラちゃんと花岡くんが結婚するものと信じていたのでしょう。

特によねちゃんはトラちゃんに対してはっきりと言いました。

佐賀について行けばよかったのだと。

一方の轟くんには、花岡くんが婚約したことについての特段の発言はありませんでした。

しかし轟くんのことです。

言いたいことはいろいろとあるはず。

これまでも轟くんは学友に説教し、花岡くんには特に強い調子で説教する姿が描かれてきました。

そして轟くんは他の誰よりもよく理解しています。

花岡くんの中でトラちゃんが特別な存在であることを。

トラちゃんの中でも花岡くんが特別な存在であることを、轟くんは察しているかと。

今回は特段の発言がなかった轟くん、次回あたり轟節が炸裂するのでしょうか。

久しぶりの「俺たちの轟」の姿が披露されるかもしれません。

トラちゃんが見合い相手探しを懇願

トラちゃんが直言さんとはるさんに見合い相手探しを懇願しました。

この場面でブログ主が特に注目したのは直言さんの反応です。

直言さん、トラちゃんが結婚したいと言い出したことよりも、花岡くんに婚約者がいることに対して大きく反応しました。

はるさんもビックリしていましたが、それ以上に直言さんが驚いていました。

直言さんもはるさんも、トラちゃんと花岡くんが結婚するものと思い込んでいたらしい。

とりわけ直言さんは、トラちゃんと花岡くんの結婚に期待していたらしい。

詳細は伏せておきますが、直言さんの今回の反応は翌々週あたりのエピソードのフラグかと思われます。

今回の直言さんの反応はしっかりと記憶に留めておきたいと思います。

Sponsored Link



予習レビュー

前回の本欄では今週のドラマの中で描かれる「登場人物たちの環境の変化」をまとめました。

しかし今週は「登場人物たちの環境の変化」よりも注目すべきは「登場人物たちの人間関係の変化」です。

今回の本欄では「登場人物たちの人間関係の変化」をまとめてみます。

まずは「変化」を理解するためのおさらいから。

以前、花岡くんがトラちゃんを異性として強く意識し、トラちゃんが舞い上がってしまう場面が描かれました。

あのときのトラちゃんと花岡くんの恋バナのフラグが今週回収されます。

かなり残念な形での回収ですが・・・

花岡くんが裁判官になってほどなくして故郷の佐賀に異動することは前回の本欄に記しました。

そして故郷に戻った花岡くん、故郷で出会った女性と婚約します。

花岡くんの婚約、これがトラちゃんと花岡くんの恋バナのフラグの回収です。

どうしてこんな結末が迎えるのか、その理由については本欄では伏せておきます。

「変化」を理解するために、もう一つだけおさらいします。

本作が始まって早々、お見合いから逃げ出そうとするトラちゃんの気持ちを、直道くんが「俺にはわかる」と言い出しました。

直道くんは、トラちゃんは優三くんのことが好きなんだろうと発言。

この発言は直道くんの口グセである「俺にはわかる」が、どれほど当てにならないかを物語るネタとして使われましたが・・・

なんと直道くんのこの発言がまさかの形で回収されます。

今週、トラちゃんと優三くんが結婚します。

二人が結婚するまでの詳細については、本欄では伏せておきます。

<<前回32回 | 次回34回>>

第7週 | 第8週 | 第9週 | 第10週 | 第11週
第12週 | 第13週
虎に翼|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. 稲さんの忠告、連戦連敗の寅子さんにとっては、いささか応える。雲野所長、それは今ならセクハラ発言。脚光を浴びる久保田先輩。何が違う。やはり結婚?傍聴名人の笹山さん何がつまらなかったんだろう。花岡君と婚約者。何かと打ちひしがれる寅子さん。えっお見合い。とどめの一撃がさすがに効いた。

コメントを残す