2024/5/16(木)第7週「女の心は猫の目?」
あらすじ
轟とよねが花岡を呼び出しました。そして寅子の気持ちに勘づいていながら他の女性と婚約した花岡を問い詰めました。轟の詰問に花岡は応えました。寅子が自分と結婚したら寅子の夢を奪うことになってしまうと。
一方、直言とはるは寅子の見合い相手探しを始めました。しかし、直言とはるは奔走するものの見合い相手を見つけることはできませんでした。寅子自身も雲野に見合い相手探しに協力を求めました。
そんな中でようやく見つかった見合い相手は妻に先立たれた医師でした。医師ならば自分の仕事に理解を示してくれるのではないか。そう期待した寅子でしたが、先方から寅子の職業を理由に断りが入りました。
寅子が深く落胆する中、優三が猪爪家に姿をあらわしました。優三が猪爪家にやって来た目的、それは寅子の見合い相手に名乗りをあげることでした。優三は寅子に求婚し、寅子はそれを受け入れました。
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感想
「俺たちの轟」の復活
社会人になってからすっかり人が丸くなってしまったかのようにも見えていた轟くんが、久しぶりに「俺たちの轟」ぶりを発揮してくれました。
トラちゃんの気持ちを知っていながら・・・
花岡くん自身もトラちゃんに特別な感情を抱いていながら・・・
婚約相手に別の女性を選んだ花岡くんのことを轟くんは詰りました。
よねちゃんも花岡くんを詰りました。
二人に問い詰められた花岡くんが応えます。
トラちゃんと結婚したらトラちゃんに夢をあきらめさせることになると。
花岡くんにとっても苦渋の決断だったのでしょう。
しかし花岡くんの苦渋の決断をよねちゃんは認めなかった。
責任を負いきれなかっただけだと斬って捨てるとその場を立ち去りました。
一方、轟くんはやっぱり花岡くんの親友だけのことはあります。
花岡くんの苦渋の決断がどれほどのものだったかを、轟くんは理解したらしい。
その上で轟くんは花岡くんに言いました。
トラちゃんの夢をあきらめさせたくないとしても、もっと違う伝え方があったのではないかと。
この轟くんの言葉には花岡くんも返す言葉がない。
しかし轟くんはそれ以上は花岡くんのことを責め立てたりはしませんでした。
苦渋の決断を下す中で、花岡くんはトラちゃんを傷つけないように伝える伝え方を考える余裕を失ったとも考えられます。
そんな追い詰められた花岡くんの気持ちを轟くんは察したのかな?
そうであってほしいと願うばかりです。
そうでないと、花岡くんと轟くんの親友関係にヒビが入りかねないので。
2つのフラグ:花岡くんと優三くん
実は今回、2つのフラグが立ちました。
花岡くんと優三くんの将来に関するフラグです。
まずは花岡くんのフラグから。
轟くんに問い詰められた花岡くんは言いました。
これからは何も間違わず正しい道を進むと誓うよと。
「何も間違わない」「正しい道」
真面目な花岡くんはこの言葉どおりの生き方をこれからするようです。
しかし、「何も間違わない」や「正しい道」を貫き通そうとするあまり花岡くんは・・・
これ以上は今回の本欄では伏せておきますが、今回の花岡くんの言葉をしっかりと記憶しておきたいと思います。
花岡くんの言葉が回収されるときまでに。
そして優三くんのフラグ。
優三くんのフラグはこれまで何度も立っていたりします。
緊張するとお腹を壊してしまう優三くんの体質、これが優三くんのフラグです。
優三くんがすぐにお腹を壊してしまうのは、極度の緊張だけが理由ではないようです。
そして、この優三くんの体質もまた、しばらく先で回収されます。
それも悲しい形で。
こちらも今回の本欄では伏せておきます。
優三くんのフラグは花岡くん以上にわかりやすい形で回収されますが、その日が来るまでしっかりと記憶に留めておきましょう。
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週、トラちゃんたち明律大学の卒業生は今でいう「社会人」になります。
社会人一年目、新生活を意気揚々とスタートするものの、3ヶ月目にはトラちゃんたちは疲弊しきってしまう。
そして疲弊しきったトラちゃんたち同窓生の息抜きの場として一緒にお弁当を食べる場面が描かれます。
この同窓生たちのお弁当の息抜き、これは史実にモチーフがあるようです。
史実の中でリアルトラちゃんが毎日のように昼食を一緒にとり会話を楽しんでいた相手は、高等試験に同じタイミングで合格した二人の女性です。
田中正子さんと久米愛さん。
同期の三人それぞれが所属する法律事務所は丸の内(東京駅前)にありました。
そのため、三人は丸の内界隈で一緒にランチをとり、皇居を散歩するなどして息抜きをしていたのだそうです。
一方、ドラマの中でリアルトラちゃんと同じタイミングで高等試験に合格する二人の女性。
それは、中山千春と久保田聡子。
トラちゃんの先輩です。
しかし、ドラマの中でトラちゃんが会話を楽しむ相手は、轟くん、そして花岡くん。
そして、ドラマの中でトラちゃんと花岡くんが楽しむランチは、限りなくデートに近いものです。
史実のランチ会を大胆に脚色し恋バナに仕立て直しているようです。
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利害が一致して?めでたく婚約成立のトラちゃん(その手があった笑)と優三さん(優三さんは本当にトラちゃんが好きと思いますが)
明日あたり、直道お兄さんが、分かるよ〜俺には分かってた、2人は好き合ってた、とシタリ顔で言うんでしょうかね笑
それにしても、トラちゃんが専業主婦タイプでないことは百も承知だったはずの花岡さん、
それでも一縷の望みをかけてプロポーズしようとしたんでしょうか?
でも、トラちゃんが仕事への抱負を語るのを前に諦らめてしまう
やはり、厳しいようですが、よねちゃんが言う「覚悟が足りない」のでは?中途半端ですよね
トラちゃんの夢を尊重したいのなら、はじめから配偶者候補には入れるな、
て、割り切れないのが人間というものですが…
轟さんとよねさん、花岡君を呼び出し叱責。花岡君のやり方にはいささか問題があるが、まあ、わからなくもない。佐賀県人だし。でも轟さんの方が正論。寅さんの年齢だと当時としてはとっくに適齢期は過ぎ。お見合い相手探し大苦戦。弁護の依頼も無く。これがはるさんの言う地獄?優三さん来訪、捨てる神あれば拾う神あり。なんでお腹が、痛みに耐えつつプロポーズ。寅子さんあっさり受諾。「この手があったか。」ちょっと打算的?花岡君(岩田さん)って「ひよっこ」の時の竹内涼真さん的な感じ?朝ドラ受けで出て来た「逃げ恥」。恋愛ドラマとしては珍しく初回から最終回まで残らず楽しめました。大ヒットしたテーマ曲も良かったです。
名律大学→明律大学
母岡→花岡