おむすび

1994年神戸での日々 / おむすび 第17回

2024/10/22(火)第4週「うちとお姉ちゃん」

あらすじ

歩と口論の末に家を飛び出した結が、海を眺めながら思い出したのは、神戸で家族と過ごした日々の思い出でした。平成6年(1994年)10月。聖人と愛子は神戸さくら通り商店街で理髪店を営んでいました。

当時5歳だった結はセーラームーンに夢中で、歩に髪をポニーテールに結ってもらいセーラームーンになるのが大好きでした。一方、当時中学生だった歩は親友の真紀といつも一緒に遊んでいました。

そんな中、聖人は商店街のアーケード設置の責任者に就任。アーケードの設置に反対する渡辺の説得に難儀していました。渡辺は真紀の父でした。意固地になった渡辺は、真紀と歩が遊ぶことを禁じました。

神戸での日々を思い出していた結のもとにやって来た瑠梨はハギャレンをやめると結に宣言しました。一方、米田家を飛び出し夜の天神を歩く歩は、かつてハギャレンと敵対していた天神乙女会の明日香と再会しました。

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感想

ついに神戸の日々から描かれ始めました。

前回、そして今回のアバンタイトルで結ちゃんの口から出てきた「真紀ちゃん」という女の子も登場。

結ちゃんがあれほどまでにお姉ちゃんを嫌う理由がこれから明らかになるのでしょうか。

神戸

1994年10月、神戸。

阪神淡路大震災が翌年の1月に発生したので、今回描かれた場面はその3ヶ月ほど前のことです。

当時、歩ちゃんは優しいお姉ちゃんでした。

そして、そんなお姉ちゃんのことが結ちゃんは大好きでした。

近所のおじさんからも「二人仲ええな」と言われるほどだった姉妹。

この仲良し姉妹が、その10年後には対立することになるなんて誰も想像できないレベルです。

一方で、今の聖人さんにつながるフラグが立っていました。

アーケード設置の商店街側の責任者になってもらいたいと懇願され、愛子さんは難色を示すものの聖人さんがまさかの快諾。

米田家の呪いが発動した瞬間でした。

聖人さんがあまりにもあっさりと責任者を引き受けたその瞬間、愛子さんだけでなく中学生の歩ちゃんも複雑な表情を浮かべたようにも見えました。

歩ちゃん、その頃からお父さんの悪いクセに気がついていたのかな?

しかし歩ちゃんにとってはお父さんは頼りになる人でもあったことは間違いありません。

真紀ちゃんのお父さんが「この家の子と遊ぶな」と言っても聖人さんはそれを無視。

歩ちゃんと真紀ちゃんの親友関係を守ってくれました。

話を再び歩ちゃんに戻します。

中学生の頃の歩ちゃんは、将来ギャルになるなど想像もできない女の子でした。

お父さんを困らせるような子にも見えません。

そんな女の子がどこから変わってしまったのか。

歩ちゃんのストーリがいよいよ始まります。

2004年、糸島。

ハギャレンのギャルたちはすっかり気落ちしてしまいました。

憧れていた伝説のギャルから、ギャルはダサいだの、ハギャレンはつぶせなどと言われてしまったら落ち込むのは当たり前。

とりわけハギャレンが唯一の居場所にして生きがいだったはずのルーリーの傷心は深いに違いない。

おそらく4人のギャルたちの中で一番ショックが大きかったかと。

伝説のギャルとの初の「お目どおり」が叶ったルーリーは期待していたに違いありません。

ハギャレンの存続を伝説のギャルから称賛されることを。

そして、これからの希望につながるような一言をもらえることを。

ハギャレン復興のモチベーションを伝説のギャルから受け取ろうと期待していたルーリーは、期待とは正反対の反応によって撃沈。

それでもルーリーは大人だった。

誰よりも気落ちする中でも結ちゃんへの気遣いだけは忘れていませんでした。

ハギャレンの解散を告げながらも、結ちゃんを巻き込んでしまったことへの謝罪を決して忘れないルーリー。

改めて思いました。

彼女には社長の夢を叶えられるだけの器があると。

落ち込むルーリーの姿を見るのは切なかったですが、改めてルーリーの今後に期待せずにはいられませんでした。

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予習レビュー

前週の最後に、いきなり米田家に帰ってきた歩ちゃん。

今週は、その歩ちゃんが家族やらギャラたちやらを引っ掻きまわす歩ちゃん週です。

歩ちゃんが帰って来た理由

歩ちゃんが帰って来た理由は今週の段階では不明のままです。

家族も誰ひとり歩ちゃんが帰って来た理由がわからない。

そしてその理由を尋ねることもできない。

米田家の面々、どうやら歩ちゃんがおっかないらしい。

愛子さんだけは歩ちゃんの気持ちを察するようですが、他の家族は皆目見当がつかない。

そんな状況下、歩ちゃんは米田家の中で傍若無人に振る舞います。

結ちゃんがあれほど嫌がっていた米田家の悪夢の再開か。

繰り返しになりますが、今週の段階では歩ちゃんが実家に帰って来た理由は分かりません。

しかし歩ちゃんの言動を注意深く観察していたら、歩ちゃんが帰ってきた理由の片鱗くらいは見えて来るかもしれません。

今後の展開へのフラグも立つかもしれません。

今週は、歩ちゃんの言動に要注目です。

歩ちゃんの帰還が糸島で噂になる

歩ちゃんが帰ってきたことは、糸島の人々の間でも注目を集めます。

歩ちゃん、そんなに影響力があったのかとビックリです。

歩ちゃんが久しぶりに商店街を歩くと方々から声をかけられるらしい。

さすが伝説のギャルと呼ばれていただけのことはあります。

歩ちゃんが帰ってきたことは、結ちゃんの高校の担任の先生の耳にも入ります。

結ちゃんとしては、歩ちゃんが帰ってきたことを、特にギャルたちにだけは知られたくなかった。

しかし、担任の先生は歩ちゃんが帰ってきたことをクラス内で暴露。

そして言うまでもなく、リサポンはその情報をハギャレンのメンバーに速攻で連絡。

ハギャレンのメンバーは憧れ続けていたレジェンドと会う日を迎えます。

歩ちゃんがギャルを否定

歩ちゃんが米田家に帰ってきたことを知ったハギャレンの4人は米田家を訪問。

ルーリーは歩ちゃんへの熱い思いを語り、ハギャレンを守り続けてきたことを歩ちゃんに語ります。

ルーリーにせよ、他の3人のギャルたちにせよ、歩ちゃんからの激励の言葉を期待していたはずです。

今後の活動のモチベーションを高めるためにも。

しかし歩ちゃんの態度は、ギャルたちにはあまりにも意外なものでした。

ギャルはダサい。

ハギャレンなんてなくなってもいい。

歩ちゃんがそんなことを言い出す理由は、歩ちゃんが帰ってきた理由と同じく不明です。

しかし理由はどうあれギャルたちは深く傷ついてしまうことに。

あのルーリーがハギャレン解散まで考えるほど深く落ち込みます。

ハギャレンがなくなったら居場所を完全に失ってしまうルーリー、気の毒す技。

以上、今週は歩ちゃん一人で大荒れになる模様です。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    阪急電車、あれ神戸編の舞台って長田区じゃないの?長田区って阪急電車ではなく山陽電鉄というイメージだけど
    というか、阪神電鉄合わせて神戸西あたりの私鉄はいろいろとややこしい
    まあ、タコの柔らか煮が出たので明石に近い神戸西エリアなんですかね

    • 名乗る程の者ではございません より:

      Xというのは役にたちますね、商店街アーケード企画書に神戸市灘区と書かれてましたという呟きありました
      灘区なら阪急電車は走っています、山側が阪急で海側が阪神で真ん中走るのがJR
      大阪(梅田)から出発した三線が一つになるのは神戸三宮です

      奥さんに先立たれ頑なになる靴職人のナベさん、中の人の奥さんは仙道敦子さん
      仙道さん、先日視たネトフリ「極悪女王」にてダンプさんの母親役は素晴らしい演技でしたね、うなりましたわ
      因みに「極悪女王」で再現度高けえとうなってしまったのはダンプさんでもクラッシュの二人でもなくブル様でした、中の人が若い頃の中野恵子選手に激似です

  2. 結さん、姉との確執。堪えきれず号泣。ドラマは神戸時代へと戻る。先生、角刈りでサングラスまるで大門刑事。アーケード設置責任者任命、早速反対が、子供が巻き添えに。現代。再び家を出る歩さん。ハギャレン解散の危機。思わぬ所でライバルと再会。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    ちび結ちゃんを演じるのは磯村アメリちゃん、調べて気づいたのですが個人的に好きだったドラマ「セブンティウイザン」の子役の女の子だったのですね
    やっぱり映画「アメリ」にちなんだ名前ですかね?映画プロデューサー叶井俊太郎さんが間違って買ってしまい大ヒットした非常に可愛らしい映画、間違ってというのがポイントで「アメリ」の後にプロデュースしたのが「エビボクサー」や「イカレスラー」なんだからこちらの方がこの方にとっては王道だったというわけで
    因みに奥さんは「だめんずウォーカー」でおなじみの漫画家・倉田真由美さんでしたね

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