おむすび

結が就職活動を開始する / おむすび 第52回

2024/12/10(火)第11週「就職って何なん?」

あらすじ

専門学校の二年生になった結の就職活動が始まりました。学校の休み時間に結は班のメンバーと卒業後に希望する進路を語り合いました。結は、翔也を支えるためスポーツ栄養に関わることができる企業に就職することが希望でした。

沙智は陸上競技が強い食品会社「まんぷく食品」が第一志望でした。佳純は東京の病院の就職試験を受けることを決めていました。そんな中、再就職になる森川だけは進路の選択を慎重に考えていました。

結は黒髪に戻して就職活動を本格的に開始。しかし結は面接で緊張のあまり失敗が続いていました。一方、佳純と沙智は早々に内定をもらうことに成功。結と森川は夏が終わろうとしても結果が出ませんでした。

そのころ、翔也が所属する星河電器はトーナメント戦で決勝まで勝ち進みました。惜しくも優勝は逃したものの大活躍した澤田はドラフトの注目株になりました。そんな中、結と翔也は一緒に食事。翔也は唐突に結婚を結に切り出しました。

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感想

就職活動

就職活動が本格的に始まり結ちゃんは黒髪に戻りました。

こちらの方が見ていて安心。

聖人さんの気持ち、よく分かります。

そして、その聖人さんの懸念は見事に的中。

面接で「うち」をやらかしてしまう結ちゃん。

聖人さん、娘のことをよく分かってます。

その後も尊敬語と謙譲語の使い分けが出来ないなど失敗続き。

専門学校の先生は、結ちゃんの志望先は競争率が高いとこばかりだと言ってましたが、競争率以前の問題かも。

そして、季節は夏。

決まらないのは結ちゃんと森川さんだけ。

しかし森川さん、決まっていないのにいつも嬉しそう。

一方、佳純ちゃんは東京に病院から内定をゲット。

お父上に甘えたくないという佳純ちゃん、ご令嬢ながらなかなかの覚悟です。

沙智ちゃんが第一志望の企業から内々定を獲得しました。

その企業の名は、まさかのまんぷく食品。

2018年後期朝ドラ『まんぷく』の萬平さんが創業した企業です。

なお今回は2008年の春から夏にかけて。

萬平さんはその前年に亡くなっています。

なので沙智ちゃんが就職するのは萬平さん亡き後のまんぷく食品です。

『まんぷく』では、まんぷくヌードルの成功がドラマの最後でしたが、まんぷくヌードルの成功後、まんぷく食品はどうなったのかを簡単にまとめてみました。

まんぷく食品

1971年、まんぷくヌードルが発売。

1975年から1976年にかけて、ごはん、焼きそば、うどん、そばをカップ容器に入れた食品を開発。

1981年、萬平さんはまんぷく食品の会長に就任。

同年、長男が二代目社長に就任しました。

なお、ドラマの中の萬平さんの子供は女の子一人、男の子一人でしたが、リアル萬平さんは女の子一人、男の子二人でした。

1983年、経営方針の違いから長男が社長を退任。

萬平さんが会長と社長を兼務することになりました。

同年、萬平さんはスポーツ・食文化振興財団を設立。

萬平さんのモットーである「スポーツと食事は健康を支える両輪である」を実現するための財団でした。

この財団のベースになった萬平さんの理想が、その後の沙智ちゃんの就職とつながってくるのかもしれません。

1985年、次男が社長に就任。

次男がドラマの中の源ちゃん。

萬平さんがラーメン作りに没頭していることを小学校の同級生たちからバカにされ、ラーメン作りはやめてくれと萬平さんに泣いて頼んだあの源ちゃんです。

1989年、源ちゃんが社長に就任した四年後に結ちゃんや沙智ちゃんが生まれました。

1995年1月、阪神淡路大震災が発生。

その一ヶ月後の1995年2月、まんぷく食品が初めて企業内スポーツチームとして陸上部を創設。

2004年4月、結ちゃんが糸島東高校に入学。

2007年1月、萬平さんが逝去。

その三ヶ月後の2007年4月、結ちゃんと沙智ちゃんが神戸栄養専門学校に入学。

そして今回の2008年の春から夏に至ります。

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予習レビュー

今週は、前週の一週間を通して描かれた夏休みこども防災訓練の打ち上げがヘアサロンヨネダで開かれる場面からスタート。

そして月日は流れ2008年春。

米田一家が神戸に戻ってから一年。

結ちゃんは専門学校の最終学年である二年生になり、就職活動が始まります。

ところが結ちゃんは就職試験に落ち続け、就職先がなかなか決まらないというのが今週のお題です。

結ちゃんの就職活動

結ちゃんの就職活動の様子は第一志望の企業の面接試験の様子が描かれる模様。

結ちゃんは常日頃から自分のことを「うち」と言いますが、聖人さんはそんな結ちゃんに注意します。

面接試験で「うち」を使うなよ、と。

結ちゃんはそんなこと言うわけないと聖人さんの忠告に反発するものの、実際の面接試験で「うち」を使い自爆。

さらに面接官から何かアピールすることはないかと問われ、いきなりパラパラを踊り出すという謎の行動に出る結ちゃん。

当然、不合格です。

結ちゃんの就職活動の描写はおそらくこの場面だけになるかと思われます。

そして、他の企業の入社試験に落ち続け季節は秋。

今週は時間が次々とスキップします。

就職活動の年

結ちゃんが就職活動する年、2008年はリーマンショックがあった年です。

リーマンショックで思い出すのは『舞い上がれ!』。

同作でもヒロインが就職活動した年はリーマンショックの年でした。

『舞い上がれ!』のヒロイン・舞ちゃんは就職先が決まるものの、リーマンショックの影響を受けて内定は取り消しに。

さらにリーマンショックのあおりを受けて舞ちゃんの実家の工場も窮地に。

そんな展開がありました。

本作でもリーマンショックの影響がドラマの中で再現されます。

就職試験に落ち続け結ちゃんの就職先が決まらないうちに季節は秋。

リーマンショックの影響で就職はますます困難に。

そのころ、翔也くんが就職している星河電器では、エースの澤田投手が野球部の食環境の悪さを見かねて野球部専属の栄養士を雇ってほしいと懇願。

しかし澤田投手の懇願も、リーマンショックの影響で人員削減が予定されている中で、野球部専属の栄養士と雇用する予定などないと却下。

就職先が決まらない結ちゃん。

専属栄養士の採用を却下された澤田投手。

二つのエピソードが最後は合流し、結ちゃんの卒業後の進路が決定するというのが今週のエンディングです。

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POSTED COMMENT

  1. 還暦のたつお より:

    いきなり結婚はないよなあ。がんばろう神戸。

  2. 名乗る程の者ではございません より:

    黒髪結ちゃん、いいじゃん!
    「あまちゃん」の黒髪ユイちゃん復活の時に匹敵するわ
    結ちゃん、落ち込むなよ
    となりのカラテ野郎も落ちてるよ
    というか二人ともそれはアピールやない、悪目立ちや

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    ヨンシームって「野球狂の歌」で武藤兵吉が最初に思い描いたものと最終的に岩田鉄五郎+水原勇気の二人が作り上げ投げたものの中間にある理想的なドリームボールだよな

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