銀二郎が松江の松野家へ / ばけばけ 62回
2025/12/23(火)第13週「サンポ、シマショウカ。」
あらすじ
銀二郎がトキとの再会を約束した前日、銀二郎が松江にやって来ました。銀二郎はトキが不在中の松野家を訪問。銀二郎は松野家の家族に出奔したことを謝罪し、銀二郎と松野家の面々は和解することが出来ました。
銀二郎は松江にやって来た理由を松野家の家族に告げました。銀次郎はトキとの復縁が希望でした。銀次郎は東京で会社を興し成功。松野家を養える財力を得ていました。その話を聞かされた司之介は銀二郎の籍を抜いていないことを打ち明けました。
一方のトキは休みをもらった理由をヘブンに告げました。その頃、ヘブンはイライザとの再会を心待ちにし上機嫌でした。しかしトキが前の夫と再会すると聞いて、ヘブンの表情は一瞬だけ曇りました。
その翌日、イライザが松江港に上陸。ヘブンは松江港でイライザと再会しました。イライザは再会したヘブンから抱擁されることを期待していましたが、ヘブンはイライザに握手を求めました。一方、トキと銀二郎の再会も近づいていました。
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感想
銀二郎くんの再登場とイライザさんの松江来訪。
この二つのエピソードによって、銀二郎くんとイライザさんの実在モデルについて記述したネットニュースが多数登場。
ブログ主の手元にある資料にはなかった史実。
手元資料になかったがゆえに当ブログに掲載できなかった史実を、せっかくなので今回の本欄にまとめておきます。
まずは銀二郎くんの史実から。
史実:銀二郎くん
銀二郎くんの実在モデルは前田為二さんで、小泉セツさんの養家から出奔したこと。
その後、大阪に向かった前田為二さんが一度だけ小泉セツさんと再会したことは当ブログでも記しました。
その後の前田為二さんについは当ブログでは記述していません。
小泉セツさんと大阪で再会はしたもの松江には戻ることはなかった前田為二さん。
生まれ故郷の鳥取の隣県の岡山で運送業の会社を興し成功を収めました。
運送業の社長になった前田為二さんは岡山で新しい家族と幸せに暮らしたそうです。
この「運送業に社長になった」という史実だけがドラマの中でモチーフにされ、今週のストーリーに反映されたようです。
なお「運送業に社長になった」という史実は近年になって判明したとのこと。
小泉八雲・セツ夫妻のひ孫で小泉八雲記念館の館長である小泉凡さんが、小泉セツさんの親戚の高木苓太郎さんという人物が出した手紙を発見。
その手紙の中に、
為二さんが岡山で運送会社を営んで財を成したこと
新しい家族を作っていたこと
が記されていたということです。
史実:イライザさん
イライザさんの実在モデルはエリザベス・ビスランドさん。
ラフカディオ・ハーンはエリザベス・ビスランドさんに恋心を抱いていたものの、その気持ちを本人に打ち明けることはできませんでした。
なのでラフカディオ・ハーンとエリザベス・ビスランドさんの二人が恋仲になったことはなかった。
ここまでは当ブログのどこかでの記述しました。
ここから下はネットニュースなので知り得たイライザさんの実在モデルの史実です。
イライザさんの実在モデルであるエリザベス・ビスランドさんが1891年に松江に来たという記録はありません。
1891年、エリザベス・ビスランドさんは何をしていたのか。
この年、エリザベス・ビスランドさんはニューヨークの弁護士のチャールズ・ウェットモアさんと結婚したのだそうです。
では、エリザベス・ビスランドさんの結婚によって二人の交流は途絶えたのか。
否、途絶えはしませんでした。
エリザベス・ビスランドさんは生涯にわたってラフカディオ・ハーンと手紙を通して交流を続けました。
エリザベス・ビスランドさんがジャーナリストとして成功し、そして結婚した後でも、彼女にとってラフカディオ・ハーンは尊敬する文筆家でした。
ラフカディオ・ハーンの死後、1904年に出版された伝記『ラフカディオ・ハーンの生涯と書簡(The Life and Letters of Lafcadio Hearn)』では、エリザベス・ビスランドさんは編集を担当しています。
史実:Kwaidan
ヘブンさんがアルファベットでメモした「怪談」のスペルは「Kaidan」ではなく「Kwaidan」です。
「K」の後に「w」が入っています。
これはヘブンさんの実在モデルが『怪談』を出版した際にスペルを「Kwaidan」としたことに由来するのでしょう。
では何故「Kaidan」ではなく「Kwaidan」なのか。
これはトキちゃんの実在モデルが話していた出雲弁は「か」の音が「くゎ」と発音されため。
小泉セツさん「くゎいだん」と発音し、がそれを聞いたラフカディオ・ハーンが聞こえたままに書き取ったということです。
しかしドラマの中ではトキちゃんは「くゎいだん」ではなく「かいだん」と発音しています。
一方、トキちゃんとヘブンさんを大雄寺のお祓いに案内した正木くんが「怪談」を「くゎいだん」と発音していました。
ドラマの中ではヘブンさんは正木くんの発音を聞こえたままにメモした設定なのでしょう。
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週、銀二郎くんが再登場します。
前週の最後に銀二郎くんからの手紙がトキちゃんに届きましたが、今週は銀二郎くん本人が再登場して第13週のドラマの真ん中に戻ってきます。
そこでまずは銀二郎くんの出奔の振り返りから。
銀二郎くんの出奔の振り返り
銀二郎くんはある日の朝、松野家から忽然と姿を消しました。
忽然ととは書きましたが、その直前にその前触れはありました。
銀二郎くんはトキちゃんを家の外に連れ出し、どこかで二人だけで暮らそう。
銀二郎くんはそのように提案しました。
しかしトキちゃんは家族を見捨てることができませんでした。
その翌朝、銀二郎くんが消えたわけです。
銀二郎くんが出奔した最大の理由はやっぱり勘右衛門さんから責め立てられたことにあるのでしょうか。
織物工場が閉鎖されたことでトキちゃんの稼ぎがなくなることに。
その分を補おうと銀二郎くんが追加で始めた仕事は遊郭の呼び込みでした。
これに勘右衛門さんが激怒。
しかし激怒する勘右衛門に対して温厚な銀二郎くんが激しく反発しました。
銀二郎くんの反発ぶりを見てよくわかりました。
銀二郎くんはそれまでも勘右衛門から家の格が低いだのなんだの言われていました。
だからストレスが溜まりに溜まっていたのでしょう。
一方の勘右衛門さんも銀二郎くんの出奔によって嘆き悲しむトキちゃんの姿を見て、自分がやらかしてしまったことを悟ったらしい。
というわけでトキちゃんと銀二郎くんの二人の関係には何ら問題がなかったにも関わらず、銀二郎くんとトキちゃんは別れることになりました。
銀二郎くんが再登場
勘右衛門が鎧と刀を売り放って作ったお金でトキちゃんは上京。
最終的に銀二郎くんを連れ戻すことはできませんでしたが、松野家を出奔した後も銀二郎くんはトキちゃんを大事に思っていることだけは分かりました。
その時の銀二郎くんの気持ちが今週回収されます。
今週の銀二郎くんは会社の社長として再登場します。
トキちゃんが上京したときは人力車の車夫をやってましたが、その後努力を積み重ねて事業を成功させたようです。
きっとトキちゃんと復縁したい一心から努力したのだと思います。
成功し且つ大人になった銀二郎くんは、いきなり出奔したことを松野家の家族に謝罪。
銀二郎くんと松野家の家族は和解します。
今週、そんな形で銀二郎くんが再登場します。
【史実】為二の出奔
銀二郎くんが出奔するエピソードは史実にモチーフを求めたエピソードです。
銀二郎くんの実在モデルの名は為二。
為二もまた、ある朝忽然と姿を消しました。
出奔の理由も養父と養祖父からの厳しすぎる仕打ちの数々。
そして完済のメドが立たない多額の借金でした。
ただし出奔した為二が向かった先は東京ではなく大阪でした。
そしてトキちゃんの実在モデルである小泉セツさんは大阪へ。
しかし小泉セツさんは一緒に戻ろうとは言いませんでした。
夫婦とはそんなに簡単に別れられるものなのか。
その一言だけ告げると松江に戻ったそうです。
そしてその後、小泉セツさんと為二が再会することはありませんでした。
なので銀二郎くんがトキちゃんとの復縁を目指して松江に戻る今週のエピソードは創作ストーリーです。
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勘右衛門さん本当に冗談か?月200円、大金持ちの銀二郎さん。籍を抜いてなっいって!「シリアイナイ」。ヘブンさん何か怒ってる。おナミさん銀二郎さんなら身請けしてもらえると踏んだか。まんざら酔っての冗談とも。二組のカップルの再会。どうなる?
シャーロットさん
「マッサン」から11年経ったんだよね
流石に齢重ねられたなあとは思いますが、その間に出産もなされてるんですよね、人として貫禄がつかれたなと個人感
齢を取ることは恥ずかしいことではないというのは偉大なボクサーだったジョージフォアマンの格言、ドラマに続き「こころ旅」の美佐子さん見てたらトレドラあたりに出ていた頃より今の方が人として魅力的だよ