カーネーション

糸子が上京し若手の夢聞く / カーネーション 第113話

本放送:2012年2月16日(木)
再放送:2014年8月14日(木)
再々放送:2025年2月6日(木)
第20週「あなたを守りたい」
花言葉の花「エンゼルランプ」

あらすじ

昭和36年(1961年)5月。直子はその年の4月に東京の百貨店で店を出したものの毎晩岸和田の実家に電話をかけてくるように。直子はへこたれているのではと心配する千代。糸子は様子を見に東京に行くことにしました。

糸子が店に着くや、直子が支配人からショーウィンドウのディスプレイを撤去を命じられ店員たちからも嘲笑。更に客からは商品クレーム。服は買った人が気持ちよく着てはじめて完成すると糸子は直子を諭します。

その夜、糸子は直子の仲間の源太らに夕食を振る舞いました。プレタポルテで世界中の人に自分の服を着てもらいたい、東京をパリのような世界の流行の中心にしたい。そんな若手デザイナーの世界を駆け巡る夢に聞き惚れる糸子。

岸和田に戻った糸子はある日、北村から呼び出されました。聡子を自分のもとで預かりデザイナーとして育てたいと言い出す北村。糸子はあきれ果て拒絶するものの、聡子はやる気を見せるのでした。

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感想

直子が毎晩電話してくるのはへこたれてるからだ、一遍様子見てあげろと千代お母ちゃん。娘の気持ちの察しがつかない糸子に代わって、今回も異変をいち早く察知し一遍様子見てあげろと糸子に提案。

自分が東京に行くと言っても直子は煙たがるだけと考える糸子でしたが、ものはためしで電話で東京行きを切り出すと「待ってる」と返事。千代お母ちゃん、聡子の時といい今回といい、さすがです。

百貨店では支配人から鉄くずを捨てろ!商売未経験の直子、客視線でなくデザイン専門学校の生徒の延長線上で店づくり、商品づくり。自分の完璧主義優先で商売上の小さな失敗をした優子と似たようなところで最初のつまづき。

商品クレームがついたパンタロンを見た糸子が直子を諭す言葉が重たい「服はデザインで完成するのでない、買った人が気持ちよく着てはじめて完成する」直子は商売の要諦を学んだのかな。

斉藤源太くんたち、若手デザイナー仲間を集めて夕食を振る舞う糸子。千代お母ちゃんにちょっとだけ似て来ました。若手デザイナーの夢の舞台は「世界」。糸子の時代には想像もつかなかったかと。

そんな大きくて、でも壊れやすい夢を守ってあげようという糸子の心意気。ある日突然「小原呉服店」の看板を下げ、糸子の店の看板をひそかに準備した善作お父ちゃんを思い出しました。

あの時の善作お父ちゃんも娘の夢を守ってあげよう、そんな気持ちでいたに違いありません。

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POSTED COMMENT

  1. えびすこ より:

    一昨日の朝日新聞夕刊でコシノヒロコさんの師匠の故・小池千枝さんの記事がありました。
    この番組に出演していた「ほっしゃん」さんが今週から本名に改名しました。名字が旧芸名の由来だったんですね。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      洋裁学校の原口先生のモデルは原雅夫さんという方のようですが、小池千枝さんの要素の一部も原口先生に含めているような気がします。

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