遅々として進まない開発 / まんぷく 第133話

2019年3月9日(土)第23週「新商品!?」

あらすじ

外国人でも食べやすいように麺を短くする。短くした麺を、容器に収まるように揚げる。福子と萬平は、試行錯誤の末にこの二つの問題を解決しました。しかし、萬平の喜びは長くは続きませんでした。

新商品開発チームに任せていた、容器の開発、スープの開発、それぞれが計画よりも遅れていることがわかったからです。容器とスープの開発が遅々として進まない新商品開発チームの面々を萬平は怒鳴りつけました。

一方、新商品開発チームに加わった源は、福子に対して弱音を吐きました。自分は父親のように天才ではない。自分に発明などできないと。しかし、弱音を吐く源を、福子は許しませんでした。

源を叱りつけながらも、福子は心配でした。仕事に没頭するあまり、源や社員たちのことの気持ちがわからなくなっている萬平のことを。福子は萬平を諭し、福子の気持ちを受け止めた萬平は、言葉を尽くして開発チームに自分の思いを伝えるのでした。

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予習レビュー

かつて、たった一人でまんぷくラーメンを開発したときの萬平さんの苦悩は、ひとりの発明家としての苦悩でした。

しかし、今回描かれる萬平さんの苦悩は、あのときの苦悩と種類が異なります。

まんぷくラーメン開発の苦悩と、まんぷくヌードル開発の苦悩。

一見する似ていますが、今回、描かれるまんぷくヌードル開発の苦悩は、組織の長としての苦悩。リーダーとして人を動かすことについての苦悩です。

また、動かす対象となる人のうち、もっとも問題を抱えているのは源ちゃんです。リーダーとしての苦悩に加えて、父親としての苦悩も加わってくるのでしょうか。

そんなリーダーとしての苦悩が描かれはじめたところで今週のお話をおしまい。

次週は、立場上リーダーとなった萬平さんが、真のリーダーになるまでの姿が描かれるのでしょうか。

それとも、自分は天才ではない。自分に発明なんて出来ないとすっかり弱気になってしまっている源ちゃんの成長が、次週のテーマとなるのでしょうか。

感想

第128話(月)
前週から11年がスキップ。昭和30年代前半から、一挙に昭和45年代半ばです。ブログ主の記憶の中にも鮮明に残っている時代に突入しました。

ちなみにドラマの中の時間がスキップする前の11年前は、まんぷくラーメンの開発が成功し、販売が開始されたころでした。

小さな木造の研究室からはじまった萬平さんの会社は、あれから自社ビルを持つほどに。多少の波風はあったかもしれませんが、概ね、順調にここまできたのでしょう。

その順調さも、実は危うい順調さでした。なにせ、順調を支えていたのはまんぷくラーメンだけです。そんな危うさを実感したところから、今週のドラマがはじまりました。

第129話(火)
これまで世の中にない商品を開発し、世の中の役に立つ。萬平さんは、そんな意味の言葉を言って、新商品を開発することを宣言しました。

萬平さんのこうした宣言は、まんぷくラーメンの開発のとき以来のことです。でも、まんぷくラーメンのときとは大きく異なる点が一つだけあります。

自宅で、手軽に作って食べることができる、まんぷくラーメンの開発を宣言したとき、萬平さんは、その開発を一人で進めました。福ちゃんが手伝いはしましたが。

でも、今度はチームで開発を進めます。萬平さん一人で開発を進めるわけではありません。チーム萬平の、壮大な実験がついにはじまりました。

第130話(水)
萬平さんが、まんぷくラーメンの開発を宣言したとき、そんなものが売れるわけがないと、徹底的に否定してかかったのは世良さんでした。

その世良さんが、萬平さんの新たな宣言をまたしても否定。世良さんも懲りない人ですね。かつて、頭を下げて前言撤回した経験があるというのに(笑)

でも、前言を撤回して、人に対して頭を下げることを恥とも思わぬ、その柔軟な性格が、世良さんらしいところでもあります。

また、自分の目で確かめられるものしか信じないという徹底したリアリストぶりも、いかにも世良さん。世良さん、その点ではブレがまったくない人ですね。

第131話(木)
容器に入っている麺など売れるわけがないと世良さん。それに対して真一さんが反論します。容器ではなくカップだと。

売れない!と言い切るところに対して反論するのではなく、「容器」という単語にくらいつく真一さんが、かわいらしいことこの上ない。

世良さんと真一さん。かたや胡散臭さが全開のキャラ。かたや超がつくレベルの堅物キャラ。これ以上望めないほどの正反対のキャラです。

萬平さんがいなければ決してめぐりあうことがなかったであろうこの二人。めぐりあったことで、最強のお笑いコンビになりました(笑)

第132話(金)
まんぷくラーメンの開発に萬平さんが没頭していた頃。萬平さんのアイディアに対して、世良さんと同じくらい、鈴さんも否定的でした。

でも、萬平さんの才能に感服したのか、鈴さんは、萬平さんのカップ麺というアイディアに対しては、決して否定はしません。大きな変化です。

でも、萬平さんが仕事を自宅に持ち込むことだけは猛反対。でも、どれほど猛反対しても、鈴さんの声は、萬平さんの耳にも福ちゃんの耳にも入らない。

気の毒すぎて笑える鈴さん。白髪がずいぶんと増えましたが、まだまだ元気です。最終回まで鈴さんの元気な姿を見ることができますように。

第133話(土)
製塩事業の頃だったか、ダネイホンの頃だったか、従業員の働く士気の問題を「どうでもいいこと」とまで萬平さんは言い切りました。

かつての萬平さんは、立場上は経営者でしたが、心の中は一人の職人。一人の発明家でした。組織の長という意識は、限りなくゼロに近いものがありました。

でも、還暦を過ぎて同じ問題に直面した萬平さんは、心の中も経営者になっていました。社員の士気を案じる福ちゃんの言葉を、実に素直に受け止めました。

福ちゃんの言葉を真摯に受け止めて、新商品開発チームに自分の目指すところを丁寧に語る萬平さんのリーダーとしての姿。まばゆいほどでした。いいものを見せてもらいました。

第25週予告映像
「抱きおうてた!?」という悲鳴にも近い言葉。鈴さんのセリフでしょうか。そして、抱き合っていたというのは、間違いなく幸ちゃんとダヴィンチくんのことでしょう。

今週、描かれた鈴さんの、幸ちゃんへの心配が、増幅してしまうみたいです。来週は。鈴さん、また白髪が増えてしまいますね。

一方、世良さんも、心配なセリフを口にしていました。「このままだったらまんぷく食品はつぶれるで!」。一体、何があったのでしょうか。

『まんぷく』も残すところ三週間。ドラマもクライマックスに近づいてきたことで、次週はなにかと騒がしい一週間になりそうですね。

というわけで、今週も一週間、当ブログにお付き合いいただきましてありがとうございました。どうぞ良い週末をお過ごしください。

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コメント

  1. より:

    まっすぐ突き進む萬平さんを我に返らしたのはやはり福ちゃんでしたね。[経営者]という立場、萬平さん自身と周りの状況、自分自身では気付きにくいにくいものなのかもしれません。以前、忠彦さんが自分自身の状況をも見失っていた時に、福ちゃんが忠彦さんに鏡を見せて我に返らせた事がありましたが、なんでこのシーンがここであるのか、疑問があったように思いましたが、こういう伏線だったように思います。

  2. ぱぽりん より:

    一つ訂正です。
    シュウマイ弁当と書いてしまいましたが、崎陽軒は「シウマイ弁当」。
    失礼しました。

    シウマイ弁当のご飯は炊き上げるのではなく、蒸気で蒸し上げるとのこと、ちょっと違った食感がたまりません。
    シウマイは勿論ですが、筍煮、そして鮪の照り焼きが旨い。

    ちなみに、シウマイ弁当の包装は湿ってテレテレしています。それは経木の蓋が蒸気を逃がす機能があるからで、蓋を取るまではちょっと残念な状態ですが、おかげで中身が美味しい。

    当ブログには関係ない話となってしまいましたが、ご容赦のほど。

  3. ぱぽりん より:

    カップヌードルが発売された頃思ったのは、<便利>である反面、<もったいない>と言うこと。
    かろうじて残る記憶では、自分がちっちゃい頃のお使い、豆腐屋へは鍋を持って行ったし、醤油、味噌、酢も量り売り。肉屋は頼んだ量をその都度切っては経木(きょうぎ)にのっけて売っていた。酒やビールは全てビンだからリターナブル(戻ってくるお金は嬉しいお小遣い)。そんなわけで、始末に困るゴミとなる容器を使い捨てることに罪悪感を持ったことも事実です。
    そして、今日の回で容器の持つ3つの役割を説明していましたが、逆にそうした容器が失ってしまった役割もある。
    例えば柿の葉寿司の柿の葉、粽の笹の葉、納豆のわらずとなど。見た目の楽しさ美しさ、発酵などを進める機能、香り付け、容器であること以上に、その中の食品をおいしくするあるいは完成させる機能があります。
    ちなみに、崎陽軒のシュウマイ弁当など拘っていまだに経木のふたを使用していますが、経木の香りがごはんをいっそうおいしく感じさせます。
    ごみ問題への対応としてカップ麺の容器は様々な工夫が加えられているようですが、次の進化形として、中身をおいしくする容器ができてくれたらなどと考えたりします。

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