NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おかえりモネ』
2021年5月24日 〜 5月28日放送
あらすじ
耕治が百音を連れ戻しにやってくる
5月。米麻町森林組合の本採用試験に合格した百音は正式に組合の職員として採用が決定。採用後、ただちに小さな企画を任されました。
その直後、父の耕治が百音のもとにやって来ました。耕治は百音のことが心配なあまり、実家に連れ戻すつもりでいました。
その日の夜、耕治が漁師を継がず銀行員になった理由を百音は尋ねました。百音はその時はじめて、若き日の耕治が自分の人生を選んだ時の話を聞かされました。
耕治が考えを改める
耕治が百音を連れ戻しに来た翌日は、百音が林間学校の小学生たちの体験学習の講師をつとめる日でした。
百音が講師として働く姿を見た耕治は、百音の人生は百音自身が自分で決めるべきことだと考えを改めました。
一方の百音は、自分の気持ちを耕治に告げました。耕治が自分の人生を自分で選んだように、自分の人生を自分で選びたいのだと。
林間学校の生徒・圭輔
耕治が家に帰った翌日も、林間学校の体験学習は続きました。その日は植樹体験をするために百音は子供たちを森の中に案内しました。
体験学習に参加する小学生の中に、圭輔という名の落ち着きのない生徒がいました。百音は圭輔のことが気がかりでした。
百音の不安は的中しました。森の中を移動中、圭輔は集団から離れてしまったのです。そして圭輔は崖から転落。やがて雨が降り始めるのでした。
百音が圭輔の救助に当たる
圭輔は崖から転落した際に足をくじいてしまい、圭輔に救出に当たった百音ともども雷雨の中で身動きがとれなくなってしまいました。
そんな中、百音は東京の朝岡に電話をしました。そして、雷雨がおさまるタイミングを調べてもらいました。
さらに百音は、医師の菅波にも電話をして、ケガをした圭輔の手当てをするためのアドバイスを求めました。
百音が気象予報士という仕事に興味を持ち始める
雨が上がり、百音と圭輔は無事に救助されました。その日の夜、東京の朝岡から百音に電話がかかって来ました。
朝岡は百音に語りました。気象の予測は絶対ではないが、より確かな情報を得ることができれば、人はその情報に助けられるのだと。
気象は面白い。そう語る朝岡の言葉に百音は耳を傾けました。そして気象予報士という仕事に興味を持ち始めるのでした。
今週の展開
第6回 5月24日(月) 百音が森林組合の職員に
第7回 5月25日(火) 耕治が自分の考え改める
第8回 5月26日(水) 植樹体験でトラブル発生
第9回 5月27日(木) 百音が山小屋に避難する
第10回 5月28日(金) 百音が気象予報士に注目
予習レビュー
ヒロインの父親
ヒロインが家族のもとで過ごす日々が丹念に描かれないままの状態でスタートした本作のストーリー。
第2週目で、故郷を離れたヒロインのもとにお父上がやって来ます。
お父ちゃんはヒロインを実家に連れ戻しに来るのだとか。
ヒロインにとっての故郷、ヒロインにとっての家族とは何なのか。
そのあたりのことがヒロインとお父上との会話を通して描かれるのかもしれません。
ヒロインとお父上の会話
ヒロインとお父上が交わす会話の内容。
詳細はまだ明らかになってはいませんが、人生の選択に関する話をするようです。
お父上は実家の家業である漁師を継ぐことを拒み銀行員になりました。
一方のヒロインはかつて音楽の才能を発揮し、ヒロイン同様に音楽の道を志したこともあるお父上は、自分の夢を娘に託していたらしい。
ところが、ヒロインは音楽の夢を捨て去ってしまいました。
どうやら、そのあたりから父親にとって娘は理解しがたい存在になってしまった。
確執というほどではないけれど、父と娘の間に小さな亀裂が生じてしまっているような気がするブログ主です。
スマホの登場
ヒロインが山の中で立ち往生する。
前作『おちょやん』で、山中で行方不明になったヨシヲくんを探しに山に入り、道に迷ったチビ千代ちゃんのエピソードを思い出さずにはいられません。
しかしヒロインはスマホを使って、助かるためのアドバイスを求める。
ついに朝ドラの中に登場したスマホが印象的に使われます。
「誰かの役に立ちたい」
そのために、自分に何ができるのか?
自分が心から情熱を傾けられる何かを、切に暗中模索模索しているモネちゃん。
その思いが伝わってくるようです。
私が若い頃はもっと漫然と生きていたから、若くしてこんな高い理想を抱けているモネちゃんが、羨ましく思えます。
自分の人生を自分で選びたいモネちゃん。
そして、娘の自主性を尊重しようとする耕治さん。
素敵な父子関係ですね♡