おかえりモネ

百音の受験結果は不合格 / おかえりモネ 第35回

2021年7月2日(金)第7週「サヤカさんの木」

あらすじ

樹齢300年のヒバの木の伐採のプロジェクトが始まりました。その頃の百音は、東京の気象情報の会社で働いてみたい気持ちと、このまま森林組合でサヤカたちと働き続けたい気持ちの二つの気持ちの間で揺れ動いていました。

悩んでいる百音に対して菅波はアドバイスしました。これからは、講座を受講して試験勉強のプロに教わった方がいいと。しかし菅波から講座の資料を渡された百音は、受講に踏み切れずにいました。

百音は、気象予報士を目指すことへの複雑な気持ちを菅波に打ち明けました。尊敬しているサヤカを支えたい。しかし、その一方で気象予報士の仕事に強く心をひかれている。自分はどちらの道を選んだらよいのかと。

そんな百音に対して菅波は言い切りました。そんなにやりたい仕事なら東京に行く覚悟を決めるべきだと。菅波のアドバイスを受け、百音は気象予報士の勉強を再開。覚悟を決めた百音の天候の知識は菅波を驚かせるほどになるのでした。

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予習レビュー

モネちゃんの気象予報士の二度目の挑戦の結果も不合格でした。

仕事が多忙を極めサヤカさんの手伝いも加わり、勉強時間を十分に取れなかったので当然の結果です。

二度目の挑戦も不合格、三度目の挑戦も考えるその一方でモネちゃんの中では迷いが生じ始めているようです。

そんな迷いをモネちゃんは菅波先生に打ち明けます。

若くして人生に達観した菅波先生、モネちゃんにどんなアドバイスを贈るのでしょうか。

そして、モネちゃんの心の中のモヤモヤは今週中にすべて解決されるのか。

それとも次週に持ち越しになってしまうのか。

朝岡さんの来訪で見聞きしたことや、サヤカさんから聞かされた「サヤカさんの木」への想いが、モネちゃんの中で熟成しますように。

感想

モネちゃんの覚悟

森林組合で2年目を迎えるモネちゃん。

様々な仕事を任されるようになり充実した日々を送る中で、気象予報士への情熱が薄れてしまったところから今週は始まりました。

そんなタイミングでサヤカさんが骨折。

自由に身動きできなくなってしまたサヤカさんを支えることを仕事に次ぐ優先事項にしたモネちゃんの中での気象予報士の優先度はさらに下がることに。

しかし、朝岡さんが部下を連れてやってきたことで風向きが変わりました。

消えかけていた夢への情熱が再び点火されてしまいました。

そして・・・

菅波先生のアドバイスによって、ついに本気スイッチが入りました。

モネちゃんの人生が動き出す大きなフラグが立った第7週の最終日でした。

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サヤカさんの覚悟

モネちゃんの人生が動き出すフラグはもう一つ立ちました。

それは、モネちゃんと菅波先生の会話を聞いてしまったことで、モネちゃんの本心を知ったサヤカさんの覚悟です。

サヤカさんはモネちゃんが巣立ってゆくことを受け入れました。

モネちゃんがいつまでも登米にはいないという現実を直視する覚悟を固めました。

覚悟というよりは諦念に近い感情なのかもしれません。

また一人になってしまう・・・

ヒバの木に向かってつぶやいたサヤカさんの姿が切なすぎました。

別れの日が近づいてきましたが、次週の物語の舞台は気仙沼。

大人たちの過去、とりわけ新次さんの過去が再び描かれます。

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POSTED COMMENT

  1. ぱぽりん より:

    今作を見ていて、「なつぞら」で<トテッポ>を聞いた頃より覚えていた思い、すみません、ちょいと吐き出させていただきます。

    高校生の時の春休みに、友人達とザックを背負って出かけた旅行。
    今時の若者のようにホテル泊まりというわけはなく、基本、キャンプ。
    無人駅で泊まったりもしながらの旅で、メインは長野県は王滝村濁川温泉での一泊でした。

    中央本線上松駅で下車し、そこから森林鉄道に乗り換える。
    何があっても何らの補償も求めない旨の書類に記名をし、森林鉄道王滝線に乗車。
    滝越部落で下車し、そこからは林道を歩き、途中で脇道に入って濁川温泉に到着の予定。
    ところが途中、クマに出会ってにらめっこしたりのあげく、陽も落ちて脇道を見落とし、さてどうしたものか。
    と、前方に明かりを見つけ、たどり着いたところが営林署の作業所。
    おりしも所長の栄転のお祝いの最中で、
    「お前らも入れ」
    と宴会の仲間に加えていただき、温かい一夜を過ごしたのでした。

    作業所の敷地には伐採した直径1mを超える巨木もごろごろしていて唖然。
    しかし木材として使われるのは幹の部分だけで柱が取れそうな立派な枝もただ処分されてしまうのかと思っていたのですが、ご飯を頂いた時に使った箸、ヒノキでとても良い香り。切り落した枝から仕事を終わった<くまさん>が削り出し作っていたものでした。

    かといえば、今で言うイジラレキャラの<ジイ>
    ぱっとしないじいちゃんでみんなに遊ばれていたのだけれど、
    <あの人、川流しの経験があるんだ>
    と、実は一目置かれてもいた。
    トラックでは木材が運搬に都合の良い寸法に切られてしまうのだけれど、筏に組んでの川流しならもっと長い材が流せる、木がかわいそうだ、というわけで、既に廃れた川流しの利点を教わったのでした。

    営林署の皆さんのご厚意で体験した楽しくも貴重で有意義な時間は良い思い出となりました。

    時が流れて昭和59年9月14日。
    TVをつけると飛び込んできたニュース。
    前日までの連続降雨量150mm超えの後、長野県西部地震が発生。
    御嶽山の山体崩壊などにより大変な土石流がおこり、川筋が一瞬にしてグランドキャニオンのように抉り取られ、かつて行くこと叶わなかった濁川温泉は経営者一家と共に数十メートルもの厚みとなった土砂の下に消えたというのです。
    TVのニュース画面を茫然と見つめるしかなかった自分を忘れることが出来ません。

    こんなことを書いていたら、本日、豪雨によって熱海で土石流が発生、多数の方が被害にあわれ亡くなられた方もすでに確認されたようでたようで、なんともいたたまれない気持ちになっています。

    自然災害を無くすことは出来ないと思うのですが、なんとか人命が失われることの無い社会にしたいものです。

    合掌。

    • 名乗る程のものではございません より:

      言いたくないのですが内容云々以前に常軌を逸した長文過ぎると思いませ、ブログ主さんがチェックすることが大変だと思います。

  2. 秋桜おばさん より:

    自分の後見にモネちゃんって思い描いていたサヤカさんの寂しい気持ち、でも、若者の夢を叶えさせてやりたい気持ち、複雑な気持ちが痛いほど伝わって辛い回でした。

    モネちゃんの本気スイッチに圧倒されてる菅波先生の可愛さにクスッとしたり、気持ちの振れ幅が大きかったです。

    このまま登米にいて、気象予報士の資格取るだけじゃいけないのかなー。
    登米の仲間も、島の家族もきっとショックだろうなぁ。

  3. 丹善人 より:

    ついに菅波先生を追い抜きました。まああちらは基本知識のままですから。
    サヤカさんが話を聞いていました。それから数ヶ月。受け入れるのには
    十分な時間かも。いきなりでなかったのが幸いかも。

  4. 魁光3号 より:

    切ない今週の締めでした。

    モネが気象予報士を改めて目指す裏でモネを手放すことを覚悟したサヤカさん。

    そもそも「あなたはあなたの好きにすればいい」と言っていたのはサヤカさん本人。しかし共同生活を続いていくうちに絆を育み、手放すことを惜しむほどになっていました。

    身近にいることだけが支えになるわけではありません。朝岡さんがモネを助けたように東京にいながら助けになることだってたくさんあります。

    今後はモネがその助けとなる番。
    それはまだもう少し先のお話しですね。

  5. オペラ座の怪人 より:

    最後の方で、夏木マリさんが、
    ヒバの木を見ながら言ったセリフ、
    字幕で「まだ1人でも」って書いてあって、

    ん?まだ、1人?
    どういう意味だ?
    と思ったんだけど、
    方言であって、
    標準語では「また、1人」なんだね。
    モネが東京に行っちゃうことを
    寂しいながらも、応援しているんだね。

    で、今日の最後、
    モネちゃんが先生に、気象を教えていて、
    先生が「この状況、納得いかない」って。
    カッカッカッカッカ、大笑い。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  6. 還暦のたつお より:

    「永浦さんなら50年先。」あてにされているよ一体どうする?ヒバの木に手で触れて何思う?菅波君正論。やっぱり菅波君は大人。モネは残念だけどまだまだ子供、子供だから迷いに迷う。サヤカさん、朝岡さん、お二人とも魅力的な大人です。この両者の強いベクトルにモネは引き裂かれているようでもあります。ようやく再出発の第一歩。サヤカさんモネを後継とする事を諦めた.?モネでも着実に成長している?

  7. よるは去った より:

    サヤカ「いいじゃないの・・・・・・・まだ一人でも・・・・・・。」

     モネちゃんがいかに実の孫娘の如く可愛いかったかですね。

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