2021年5月25日(火)第2週「いのちを守る仕事です」
あらすじ
耕治が百音を連れ戻しにやって来た翌日の日曜日。その日、百音には林間学校に参加する小学生たちを森の中に案内する仕事がありました。サヤカに職場見学を勧められた耕治は、百音の働きぶりに目を見張りました。
子供たちを楽しそうに案内する百音は、耕治にとって久しぶりに見る明るい表情を浮かべていたからです。百音を実家に連れ戻すためにやって来た耕治は考えを改めました。百音の人生は百音本人に決めさせることだと。
同じ頃、百音の実家では母の亜哉子と祖父の龍己が百音のことを話題にしていました。サヤカに電話した際に電話越しに百音の明るい声が聞こえたこと。サヤカのもとで百音が働き始めたのは良い選択だったと龍己は亜哉子に語りました。
百音の気持ちを受け入れた耕治は、百音を連れ戻さずに亀島に帰ることにしました。登米を去り際、百音は耕治に打ち明けました。若い頃の耕治が自分の進む道を自分で選んだように、自分も自分の人生は自分で選びたいと。
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予習レビュー
「この島を離れたい」
そんな理由から実家を飛び出し登米に移住したモネちゃんを耕治お父さんが連れ戻しに来ました。
モネちゃんが「この島を離れたい」を言い出したその瞬間から耕治お父さんはモネちゃんが島を離れることに反対だったのでしょう。
実際、第1回の放送で登米のサヤカさんに電話をした耕治お父さん。
その電話の内容は、山の暮らしの経験がないモネちゃんには山で働くことは無理と、実家に戻らせる理由をただひたすらに並べるものでした。
さて、耕治お父さんがモネちゃんのことを心配するのは、ただ単に父親として娘のことが心配というそれだけではなさそうです。
島から離れたモネちゃんは、耕治お父さんにとって久しぶりに見る明るい表情だったようです。
「この島を離れたい」という理由から島を離れ、島、すなわち生まれ故郷での暮らしの描写がないまま始まった本作。
モネちゃんの島に対する秘められた気持ちは今回あたり語られるのでしょうか。
感想
モネちゃんの心の傷
モネちゃんが負ったらしい心の傷。
その傷が癒えるのにブログ主はもっともっと時間がかかるものと予想していました。
実際に「完治」するまでにはそれなりの時間がかかるものと思われます。
しかし、ブログ主の予想を超えるスピードで心の傷は癒されているようです。
それは家族の反応を見ればわかります。
モネちゃんの職場見学をして、モネちゃんが明るさを取り戻したことに安堵の表情を見せる耕治さん。
電話越しに聞こえてきたモネちゃんの明るい笑い声を聞き逃さなかった龍己さん。
そして龍己さんからそのことを初めて聞かされて、モネちゃんが元気を取り戻しつつあることを心から喜ぶ亜哉子さん。
家族が安心しているのだから、もうモネちゃんは心配いらないのかもしれません。
初盆には帰って来いよ
耕治さんが登米の去り際にモネちゃんに言いました。
「おばあちゃんの初盆には帰って来いよ」
ちょっとネタバレになりますが、次週はモネちゃんが実家に帰ります。
おばあちゃんの初盆のために。
モネちゃんが故郷で負った心の傷。
それが明らかになり癒され始めるのが第1週、第2週のテーマでした。
次週、モネちゃんは実家に帰省することで、その心の傷に一区切りつくのかもしれません。
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百音が行こうとしていた高校、リアルには、隣町の宮城県本吉響高等学校 (県立高校)と常磐木学園高校(私立)があります。
常磐木の入試は2月、しかも仙台です。
宮城県の県立高校の入試は、例年3月5日頃、合格発表3月15日頃ですから、震災と相俟って、楽器が取り出せなくなったように思います。
気仙沼の高校は、よく定員割れで二次募集がされますから実際に百音が通っていた高校がどこかはわかりません。
入試の関連か、演奏の練習か、いずれかに関わって、島に居れなかった3月11日。しばらく孤立した島のみんなにくらべ安泰の地にいた百音にとって、島に居続けることはくるしかったのかなとおもいます。
大事に大事に育てた我が子、いつまでも目の届く所で抱きしめていたいと思うのは親として仕方ないことかもしれません。
でも、親が思うよりすごいスピードで子供は成長して前へ進んでいるんですよね。
おいてきぼりくらって、守ろうとしてる親の方が老いて守られてる…みたいな、今そんな経験したりしてます(笑)
見学の小学生で唯一フルネームで役名が出ていた子。今週はこの子で事件が起こることの暗示。
電話でもメールでも良い。さだまさしの「案山子」の歌詞を思い起こします。
お父さん、色々考えて、
考えがまとまらなくて、
困っているのかしらね?
おちょやんのお父さん(テルヲ?)が
ひどい奴で、
だから、見ていて、キー!となっちゃって、
夢中で見ましたが、
おかえりモネは、登場人物が、
(今のところは)み~んな、いい人で、
だから、ノホホン、と見ちゃうかなあ。
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
子役時代なし。回想シーンも断片的。
モネの心の中を表しているのでしょう。
封印した過去とまだ向き合えない。そんな心のモヤでしょう。
「島を離れたい」のシーンも色合いがやたら薄暗いもの。風景描写がひたすら美しいだけにやたら目立ちます。
「ごめんなさい」
本当に気遣いが出来て、自分よりも他人に心配りできる優しい子ですね。
だからこそ色々抱え込んでしまうモネの人間性がよくわかります。
サヤカさんの家の前に積み上げられた大量の薪。はっきりとは確認できなかったけど、サヤカさんの家には、暖炉、薪ストーブ、かまど等があった?流石、林業の町。「可愛いからっていつまでも、手元の置いておくのは間違っていると思いますよ。」父親としては、わかってはいるのですが、割り切れない思いがなかなか消せない。娘が家を出た原因が理解できるまでこの状態は続くのかな。お父さん自身も屈託を抱えているのでなおさら心配。モネの自分探しはまだ半ば。
「この島を離れたい」のシーンが少しずつ紐解かれようとしています。
「外に出たい」ではなく「離れたい」。
家族にとってはショックだったでしょう。
しかし登米でモネが少しずつ成長するにつれ「こっちというものを見つけたい」と意志を固めようとしている前向きな姿を見せるようになってきました。
これだけでも相当な進歩です!
ゆっくりでいい。闇を抱えたモネに対して、じっくりと解きほぐすように向き合うサヤカさんや課長、川久保さんの指導の成果が出てきました。
耕治さんからの電話に取れなかったのも忙しいのは建前で本当は島を出たいと言った手前、まだ軸が定まらない自分を悟られるのが後ろめたいといった感じでしょう。
近く訪れるであろう里帰りで封印していた過去と故郷と向き合うのでしょうね。
「おばあちゃんの初盆には帰ってこいよ」
ばーちゃん、転生したのが牡蠣じゃ食われちゃう、と心配したのですが、初盆ということはまだ稚貝。
もう1年か2年は大丈夫そうですね。
耕治「電話したら出てくれよ・・・・・・・・・。」
娘がちゃんとやっていることさえわかれば・・・・・・どこのお父さんもやはり願う事は同じですね。
おかえりモネ、いつも録画して見ております。
早速ですが、訂正して欲しい箇所がありますので宜しくお願い致します。
第2話から第5話までが回になっておりました。
もう一つは第5話の内容で朝岡が浅岡になっておりました。
今後のモネが楽しみです。