2021年6月30日(水)第7週「サヤカさんの木」
あらすじ
朝岡が登米にやって来た日の夜。朝岡と中村医師が、震災後の復興支援を一緒に行って以来の関係であることを、サヤカは百音に告げました。その翌日、フィールドワークを終えた朝岡たちは東京に帰りました。
その数日後、登米は台風に見舞われました。台風の夜、山側の部屋の一室を寝室にしているサヤカは、山とは反対側の百音の部屋に避難。百音とサヤカは布団を並べて暴風雨の夜を過ごすことになりました。
その日の夜、サヤカは百音に語って聞かせました。木は家にもなる、船にもなる、燃料にもなる。人はすべてを失っても、そこに木があれば再び立ち上がることができる。樹齢300年のヒバの木は、人々を見守り続けているのだと。
その日の夜、百音は朝岡の言葉を思い出していました。登米を発つ間際に朝岡は言いました。震災で人のために何も出来なかったと考えているのは百音だけではない。その思いを持っていれば、次は何がができるようになるはずだと。
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予習レビュー
朝岡さんたちが東京に帰りました。
その数日後に登米に台風が襲来。
暴風雨に見舞われた夜、サヤカさんがモネちゃんに語ります。
ヒバの木を切らなかった理由を。
今週のサブタイトル「サヤカさんの木」とは、今回のことをあらわしているのでしょうか。
さて、サヤカさんが木を切らなかった理由は次のとおりです。
人が震災などの困難に直面したとき、そこに木があれば人はその木を使って家をつくり、再び立ち上がることができる。
その時のために木を切らずに残してきた。
それがサヤカさんの想いなのだそうです。
そんなサヤカさんの想いを聞かされたモネちゃんは何を思うのでしょうか。
情熱を失いかけていた気象予報士への情熱が再びよみがえったモネちゃんの心の変化の描写が今回の注目ポイントです。
感想
感想
モネちゃんの救いの言葉
モネちゃんが震災のトラウマから完全に立ち直るヒントを朝岡さんが教えてくれました。
「何もできなかったと思う人は、次はきっと何かできるようになりたいと思うでしょう。その思いが私たちを動かすエンジンです。」
この朝岡さんのアドバイスを聞いて『ちりとてちん』のヒロインのおじいちゃんの「塗り箸の教え」を思い出しました。
『ちりとてちん』のおじいちゃんは言いました。
苦しんだことも悩んだことも、一所懸命に生きていれば、いつかきっと綺麗な模様になって出てくる、と。
モネちゃんがこれまで抱えてきた「何もできなかった」という悩みは、朝岡さんの言葉を借りるならば「私たちを動かすエンジン」。
『ちりとてちん』のおじいちゃんの言葉を借りるなら「綺麗な模様」です。
モネちゃんが悩んだことは決して無駄にはならない。
無駄どころか、将来、誰かの役に立つための糧にすらなる。
モネちゃんにとって、今回の朝岡さんの言葉はこれ以上望めないほどの救いかと思います。
朝岡さんがモネちゃんの人生の師匠になった瞬間を見たような気がしました。
ここしばらく気象予報士の勉強を怠りがちなモネちゃんですが、朝岡さんの言葉をきっかけに再び立ち上がりますように。
ブログ主にとっても朝岡さんの言葉は『おかえりモネ』始まって以来、最も心に沁みる言葉となりました。
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いつもありがとうございます。おつかれさまです。
第38回のところにこちらの回の感想がUPされていました。
予言者森田正光、うっかりサヤカさんの誕生日までも的中させてしまう。
https://news.yahoo.co.jp/byline/moritamasamitsu/20210521-00238873/
以前もモネの誕生日的中でコメントした記事でしたが、サヤカさんの口から「カスリーン台風」と出た時は思わず声が出てしまいました。
更に当記事では
「自分が生まれた時にカスリーン台風が来ていた。そして近しい人が亡くなるなど、大きな被害が出た。それが、現在の山主(やまぬし)となって、ヒバ(あすなろ)などの耐久性のある植林をする動機になったのではないか、と考えた次第です。」
と綴っています。
カスリーン台風当時のサヤカさんの回想とここも一致。
これから森田さんを見る目は変わると思いますね(笑)
長年テレビで活躍された方の知識と洞察力は伊達ではないです!
朝岡さん、静かな語り口ですが、心の中は松岡修造並みに熱い。
モネ、気象予報士試験に「再チャレンジ宣言」は、
しませんでしたね。
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
今後への重要なフラグが2個出てきましたね。
1つ目は「何も出来なかったと思ったのはあなただけではない」「何も出来なかったと思う人は、次はきっと何か出来るようになりたいと強く思うでしょ?」の朝岡さんの言葉。
モネの苦悩だけでなく、永浦夫妻や及川家といった周囲の苦悩も来週に描かれることになります。その前置きとなりましたね。
そして次は「きっと何とか出来るようになりたい」の形は登米でも気仙沼でも実現できるはずのに、なぜ東京で気象予報士なのか?その動機付けも気になります。
2つ目はモネも食いついた「リードタイム」。
最終盤に訪れるであろう、台風被害の危機にさらされた気仙沼に戻り気象の知識で地元を救う行動原理になるはずです。
変化の兆候に気づき、いてもたってもといった感じでしょう。その時には朝岡イズムを存分に吸収し、自分の故郷を救う頼れるモネが見られるはずです。
このドラマは、そもそも気象予報がテーマだけあって、主人公の人格形成、行動が自然環境に大きく影響されているようです。ただしこれも、気仙沼や登米にいればこその話なので、果たして東京にモネが行くとどうなるのだろう?中村先生と朝岡さんが並んで座り、少し離れて菅沼先生がいる、まるで三人の距離感、哲学の差を表しているようです。朝岡さんの言葉、モネの心の傷を言い当てているかのようです。さすがサヤカさんちょっとした台風くらいなら動じない。山の神様は確か女の神様だったような。やはりそうするとサヤカさんは?朝岡さんがモネに与えた影響力ははかり知れないですね。
覚「何も出来なかったと思っているのはあなただけではありません・・・・・・・・・。」
この言葉がどれだけモネちゃんの背中を押してくれるのかな。
名乗る程のものではございません様、早速のご指摘ありがとうごさいます。肝心な人物を忘れていました。ちょうど、台湾マフィアに満島君と西内まりあさんが襲われて逃亡するシーンを見ていた所でした。(関係ないけど西内まりあさんの変貌ぶりには、いささか驚かされました。)文月様、ありがとうごさいます。阿久津君の事も忘れていました。あと「全裸監督1」の方には板尾創路さんと吉田鋼太郎さんも出ていました。まだ誰かいそうな気がします。
全裸監督は、ほんとオールスターキャストで、朝ドラ関係者だらけです。ま、それだけ朝ドラの歴史も長いから関係者が多いということでもありますが。
たとえば、シーズン2のちょい役だけでも、水川あさみ、ラサール石井、鶴見辰吾、田中要次、蛍雪次朗、尾上寛之、木下ほうか、堀部圭亮、石橋蓮司、吹越満、下元史朗、古畑星夏、竹内都子、近藤芳正、渋谷謙人、カンニング竹山、今野浩喜、村上虹郎、柏原収史・・・
個人的には、数人は、登場場面が浮かびませんが。
いよいよ、森田望智さん登場ですか
折から、全裸監督2が、はじまったところ、同作品から、恒松祐里、阿久津慶人に続き、3人目(?)の登場ですネ