NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おかえりモネ』
2021年7月12日 〜 7月16日放送
あらすじ
百音が気象予報士の資格試験に合格
3月。ついに百音が気象予報士の資格試験に合格しました。合否通知書を見るのを怖がる百音に代わって、最初に通知書を見たのは菅波でした。
百音の合格が決まる前、百音はインターネットである情報を見つけていました。それは、朝岡が勤務する気象予報会社のアルバイトの求人情報でした。
百音は東京に出て気象予報会社でアルバイトとして働くことを考え始めていました。その一方でサヤカのことが心配でした。
サヤカが抱える問題
百音が気象予報士の資格試験に合格した頃、サヤカはある問題を抱えていました。伐採したヒバの保管場所を建てるための資金が尽きていたのです。
頭を悩ませるサヤカの姿を見て、百音は本当のことを言い出せませんでした。そして、気象予報士の資格試験は落ちたと嘘を言いました。
3月10日。樹齢300年のヒバの木を伐採する神事が行われる日を迎えました。サヤカと百音は二人してヒバの木にノコギリをかけ始めます。
ヒバの木の伐採
ヒバの木の伐採を終えた後、百音はヒバを保管する場所を見つけるために奔走。そして、過去数百年もの間、水害にも土砂災害にも遭っていない安全な場所を見つけました。
百音が見つけた安全な場所とは神社でした。百音はその神社の宮司にヒバを預かってもらいたいと頼み込みました。
100年後に何かがあったとき、そのヒバがその頃の人の役に立つ。そのサヤカの言葉に背中を押され、宮司はヒバの保管を引き受けました。
百音が森林組合を辞めることを決意
百音が気象予報士の資格試験に合格した事実がサヤカの知るところとなりました。百音から嘘を知らされていたことを知ったサヤカは気を悪くしました。
百音はサヤカに謝罪する機会を見出せないでいました。その一方でサヤカは、百音がその資格を生かした仕事に就きたいという気持ちでいることを察していました。
ついに百音は森林組合を辞めることを組合の面々に切り出しました。サヤカは百音を気持ちよく送り出す気持ちを固め、組合の面々もサヤカに従いました。
東京に旅立つ百音
森林組合を辞めると宣言した百音にサヤカは言いました。気仙沼の実家に帰り、家族にそのことを報告するようにと。
百音は実家に帰り、森林組合を辞めること。東京の気象予報会社で働くつもりであることを家族に告げました。家族は百音の決意を受け入れました。
百音が東京に旅立つ日。百音は再び登米を訪れると、サヤカとともに森の中を歩きました。そして百音はサヤカに別れを告げるのでした。
今週の展開
第41回 7月12日(月) 三度目の気象予報士試験
第42回 7月13日(火) ウソをついてしまう百音
第43回 7月14日(水) ウソがバレてしまう百音
第44回 7月15日(木) 森林組合を退職する百音
第45回 7月16日(金) 百音とサヤカの別れの日
予習レビュー
今週で宮城編は一旦終了
今週は宮城編前編の最後の週。
モネちゃんは気象予報士の資格試験に合格します。
そして、その資格を生かして東京の気象予報会社で働く決意を固めます。
今週は、そんなモネちゃんが登米を離れるまでの日々が描かれます。
ヒバの木を伐採する日
百音ちゃんが登米で暮らし始めたばかりの頃、百音ちゃんを感激させた樹齢300年のヒバの木が切り倒される日を迎えます。
このヒバの木を伐採することを、サヤカさんは初めのうちは反対していました。
しかし、老樹となって朽ちてゆくよりは、スパッと切り倒されて未来の人の役に立つ方がヒバの木も本望であろう。
そう考えたサヤカさんは、ヒバの木を反対する立場から一転、ヒバの木の伐採を受け入れます。
その伐採の日が今週のどこかで描かれます。
ところで、サヤカさんがヒバの木の伐採の賛否で態度を改めたことは、いつかどこかで回収されるのではないかとブログ主は予想していました。
もしかすると今週がその回収に当たるのかもしれません。
モネちゃんを手放す決断
ヒバの木の伐採を受け入れたときのサヤカさん。
次のような気持ちを抱いていたのではないでしょうか。
大切なものを手放しても、その大切なものがどこかで人の役に立つのなら、その大切なものを喜んで手放そう。
今週、サヤカさんは再び、同様の気持ちを持つことになります。
後継者として期待していたモネちゃんを手放すことになるからです。
ヒバの木を手放す決断は、モネちゃんを手放す決断で回収。
そんな切ない一週間になりそうです。