2021年8月19日(木)第14週「離れられないもの」
あらすじ
耕治が朝岡と遭遇したそのとき、朝岡は会社の備品が故障し困り果てていました。耕治は、その備品の修理を買って出ました。備品を修理する耕治に朝岡は尋ねました。自然災害が多発する土地に住んでいる人々は、どのような気持ちで暮らし続けているのかと。
耕治に尋ねながら、朝岡はこれまで気象予報士として心の中に秘めていたある葛藤を耕治に打ち明けました。8年前、朝岡は石巻の記録的な大雨への警戒を呼びかけました。しかし土石流が発生し犠牲者が出てしまいました。
朝岡は被災地に足を運び、想像を超えるほどの大きな被害状況を目の当たりにして朝岡は大きなショックを受けました。それ以来、朝岡は考えました。住むには危険な場所から離れるべきではないかと。
朝岡の心の葛藤を聞かされた耕治は、自分の経験を交えながらこたえました。その土地に住む者は土地だけに根付いているわけではない。その土地に暮らし続けてきた人たちの愛情から離れられないのだと。
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予習レビュー
今回は朝岡さんの見せ場です。
事前に発表された情報によれば、今回描かれる朝岡さんと耕治さんの会話の場面で、朝岡さんは意外な一面を見せるのだとか。
朝岡さんは過去に心の傷を負っていたのだそうです。
どのような傷なのかは不明です。
そして、これまで誰にも語ったことがなかったその心の傷を、初対面の耕治さんに打ち明けます。
そのときに、朝岡さんは「弱さ」を全開させるのだとか。
耕治さんの包容力が朝岡さんの心を開かせたのでしょうか。
耕治さん、さすがです。
亜哉子さんみたいな才女が惚れるだけのことはありますね。
感想
密室劇
回想場面を除いたら今回の登場人物はわずか4人。
耕治さん、朝岡さん、モネちゃん、そして社長。
しかも、セリフがあったのは耕治さんと朝岡さんの二人だけ。
さらに、ストーリーの舞台は気象予報会社のバックヤードだけでした。
バックヤードは「密室」ではありませんが、密室劇に限りなく近い設定です。
そんな濃密な時間の中で、朝岡さんの苦悩がついに語られました。
朝岡さんの苦悩
本作『おかえりモネ』が始まったばかりの頃。
第1週か第2週あたりの頃のことです。
ある日の早朝、モネちゃんは朝岡さんを北上川に案内。
当時、まだ震災で何もできなかったことの心の重荷を背負ったままでいたモネちゃんの苦悩を、朝岡さんだけは鋭く察しました。
モネちゃんよりも接触頻度が多い登米の人たちを差し置いて、朝岡さんだけがモネちゃんの秘めた悩みを洞察できたのは何故だろう。
それがブログ主にとっての謎でした。
今回、その謎が解けました。
北上川の場面、あの場面は今回語られた朝岡さんの苦悩のフラグだったようです。
朝岡さんの今後
間もなく朝岡さんはスポーツ気象の分野に転身するはずです。
その時までに朝岡さんの心の葛藤は解消されるのか。
今回の耕治さんとの会話で少しは心が軽くなったのか。
それとも、心の葛藤を抱えたままでスポーツ気象の分野に転身してしまうのか。
悩める大人のこの先の展開が気になり始めました。
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あと、お父さんの修理が実らなかった、っちゅうのも、
どうかと思いました。
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
機械を直そうとしている内野さんと
それを見守る西島さんを見て、
モネ「え?お父さん?
ちょっと、お父さん、何してんの!?」
内野「おお、モネ~」
モネ「おお、じゃないでしょ!」
すみません、朝岡さん、父なんです」
西島「はい、ご挨拶いただきました」
モネ「ちょっと、お父さん、こんなとこ、来ないでよ」
内野「来ないでよって、お前、娘の職場にご挨拶くらい、、、」
ってな展開を予測したのに、
ちっと、重たい展開になりました。
この重たさが、私として、ちっと、どうかと思うんだよなあ。
しかし、例の別ドラマのファンから見たら、
今日の、内野・西島の再会は、どう見えるのかしら?
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
中年男二人の嚙み合わないやり取り(笑い)。耕治「初めて会った気がしない。」そりゃあそうでしょ。(笑い)
何故か機械に強い耕治さん(特に伏線無し)。朝岡さんの抱えた課題。人命にかかわる重い課題。「自分のせいだなんて青臭いことを言いません。」菅波先生との大きな違い。豪雨が多発する昨今、リアルな問題。耕治さんの語る、根なし草だった朝岡さんには無い生活者の土地への愛情、人への愛情。若い世代へ送る耕治さんのエール、心に沁みます。直ったと思ったら壊れた機械。朝岡さんは、機械より遥かに役立つメッセージを受け取りました。
思っちゃったからしょうがないコーナー
竜巻装置がまた壊れた後のやりとり。
「粗大ゴミに出しちゃいましょうか?」
「ダメですよ〜。社長に怒られますから」
これ、多分アドリブでしょうね(笑)
名コンビだからこそ出来る光るやりとりでしたね〜
亜哉子さんが2人の娘に「あなたたちはやりたいことをやってほしい」と言ったこと。
それは「あなたたちには何があっても帰る場所があるからね」という意味もあるんじゃないでしょうか?
だからこそ耕治さんも今のモネの活躍を晴やかに見守れているのでしょう。
土地はそこに住んでいる人だけのものではなく、土地を離れた人たちの心の支えになっているはずです。
そこでの大切な思い出や触れ合いは一生経っても消えません。
そこが人間とサンマの違い。そう思います。
「ちりとてちん 」の故郷と母のエピソードを思い出しますね…。
覚「命に変えて大事なもの捨てろなんて・・・・・・部外者の暴力でしょう・・・・・・・・・。」
どうしても自分の住んでいる場所を捨てられない。
その気持ちわかりますね。
どんな災害に見舞われるかわからなくても
思わず「昨日なに食べた?」か聞いてみたくなっちゃいます。
他局ですが、私はあのドラマも大好きです。もちろん映画も観に行きますよ。
朝からこの二人が絡むのかと思うと
楽しみでニヤニヤしてしまいます。