おかえりモネ

気仙沼に帰ろうとする亮 / おかえりモネ 第76回

2021年8月30日(月)第16週「若き者たち」

あらすじ

亮が船に乗っていないということを、亜哉子が電話で知らせて来ました。失望した亮が百音を頼りにしたことで、未知は百音に対して感情を爆発させました。そんな未知に対して、明日美は言いました。昔から亮は百音を頼りにしているだけなのだと。

ほどなくして亮は、気仙沼行きの高速バスに乗るために新宿にいることが判明しました。亮は自分で船に戻らなかったことを親方に謝罪。これから船に戻ると連絡していたのです。そのことを亜哉子は百音に知らせました。

百音と明日美は、あと一日だけ亮を休ませてあげたいと考えました。そして百音は、亮を必ず汐見湯に連れ戻すと未知と明日美に約束し、高速バスの出発を待っている亮のもとに足を運びました。

百音が出かけた後、菅波が汐見湯に訪ねてきました。菅波の姿を見た未知は、感情に任せて百音と亮は通じ合っているのだと言い、菅波を動揺させます。同じ頃、百音はバスターミナル近くの喫茶店でバスの出発を待っている亮の姿を見つけるのでした。

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予習レビュー

今週のサブタイトルにある「若き者たち」とは、モネちゃんと幼馴染みたちのことです。

久しぶりに顔を揃えた気仙沼の幼馴染たちは、震災への思い、故郷への思い、そして自分たちの将来への思いを語り合います。

とりわけ幼馴染たちの「故郷への思い」は、その後のモネちゃんの気仙沼への帰還のフラグになるような気がしています。

そんな幼馴染みたちの会話が何曜日に放送されるのかは、今のところ定かではありませんが、今後の展開を予想する上で要注目の場面です。

一方、新次さんが再び騒ぎを起こすことで亮くんがいつになく落ち込んでいます。

そして、落ち込む亮くんが心配でならないモネちゃん。

そんなモネちゃんが心配でならない菅波先生。

今週の最大の見どころは、モネちゃんと菅波先生の関係です。

亮くんの落ち込みと、そのことを案ずるモネちゃんの姿がトリガーになるのでしょうか。

今週、ついに菅波先生が・・・

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感想

明日美ちゃんが汐見湯に引っ越してきた作劇上の理由が、これまでよくわからなかったブログ主でしたが、明日美ちゃんが汐見湯にいてくれてよかったと心底思う回でした。

明日美ちゃんがいてくれてよかった

今、汐見湯にいる亀島生まれの女子三人の中で、亮くんのことを一番よく知っているのは明日美ちゃんです。

かつて明日美ちゃんは亮くんと付き合っていました。

しかし、その頃から亮くんは、本音を言える相手は、すなわちいざという時に頼れる相手はモネちゃんしかいなかったようです。

そのことを、明日美ちゃんがほのめかしました。

その頃の明日美ちゃんとしては、その状況はかなり苦しかったはずです。

亮くんは本音をモネちゃんにしか言わず、明日美ちゃんの前ではカッコつけるだけ。

そんなストレスが明日美ちゃんの心の中に溜まりに溜まっていたことが考えられます。

だから明日美ちゃんは、ミーちゃんの気持ちが痛いほどわかる。

亮くんの気持ちに気づかず、それ故にミーちゃんの気持ちも理解できずにいる今のモネちゃんとはえらい違い。

明日美ちゃんが汐見湯にいなければ、永浦家の姉妹の間には修復できないくらいの亀裂が生じてしまったかもしれません。

明日美ちゃんが頼もしい

今回の終わり近く。

汐見湯にやって来た菅波先生に対してミーちゃんが言った一言。

「お姉ちゃんと昨日いたあの人は通じ合っている」

これはもう暴言以外の何者でもない。

ミーちゃんがこの爆弾発言をしたその場に明日美ちゃんがいなかったら、モネちゃんと菅波先生の関係は終わっていたかもしれません。

この時の明日美ちゃんは頼もしかった。

明日美ちゃんが汐見湯にいてくれてよかった。

そんな『おかえりモネ』第76回でした。

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POSTED COMMENT

  1. おどん より:

    「オムライス好きでしょ?」「好きだけど…。」みたいな会話があったけど、オムライスが“好き”と答えたあと、百音を見つめる視線が“百音のことが”と言っているように思えてしまいました。
    目は口ほどに物を言う…って感じかな。

  2. ひるたま より:

    みーちゃんとすーちゃんについては既に皆様が熱心にコメントされていますので、それ以外に個人的に感じた事を。

    「あっ、りょーちん、オムライスあるよ…好きでしょ。…ほら、メロンソーダも…飲んだ?」← 亮は百音を異性としてというよりむしろ、母親である美波さんを重ねて見ているのでは?という気がしています。
    その亮の中には、明るく周囲を照らす太陽のような存在だった美波さんのDNAも確実に入っている筈。いずれ何処かで母親の明るさが亮にも現れる時が来る(≒救いがある)展開が用意されている事を切に願っています。

    ところで…メロンソーダとオムライスといえば、以前の朝ドラ『ひよっこ』の中では結構重要なメニューだったように記憶しています。(メロンソーダはみね子が綿引さんと一緒に喫茶店で飲んだ“夏の想い出の味”。そして(省吾さんが作る)すずふり亭のオムライスは、由香にとって懐かしい“家庭の味”)
    ひょっとしたら『ひよっこ』へのオマージュも込められていたのでは?(あくまでも私見ですが(^^)

  3. オペラ座の怪人 より:

    他の方の書き込みを読んで、
    なるほど、なるほど、

    美波さんを忘れられない新次さん(浅野忠信さん)とよく似ているのが
    りょーちんに恋するみーちゃん、なのでふなあ。

    ほんと、ここの書き込みでも、
    世間一般の書き込みでも、
    みーちゃんに批判的、否定的でふが、

    遥か年上の新次さんと同様に、
    みーちゃんも苦しんでいる、

    若いから感情的になる?
    それは、若くない新次さんも同じこと?

    等々、色々考えさせられて、
    ああ、苦しくなった私でふ。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  4. たいとうみほ より:

    りょーちんに対して抱く、すーちゃんとみーちゃんの思いの違い。「エール」の中に登場した言葉「負けを認めるから前に進める」が思い起こされました。すーちゃんは、りょーちんへの恋心で自分は「負けた」のを認めた。だからりょーちん以外に視野を広げる事ができた。しかしみーちゃんは負けを認めたくない。りょーちんがじぶんを振り向いてくれないのを、お姉ちゃんのずるさのせいにしてしまいたい。そうしていつまでも、りょーちんに引きずられて苦しんでいるんでしょう。得られない人への思いに区切りをつけられずに痛手を長引かせているのは、新次さんにも似ています。

  5. つい しょうこ より:

    どうやら、みーちゃんの味方は少数派のようで・・・(笑)
    みーちゃん、貴女の言動は決して褒められたものではない。
    だけど貴女は聡明な女性だから、数十分後には猛烈な自己嫌悪に陥るだろう。
    私は、どんな他人の非難よりも、そのことが貴女にとって重い罰になると思っているから、貴女を非難しない。
    時として恋愛と戦争は、手段を選んではいられないことがある。
    貴女はきれいごとではすまされない大人の領域に踏み込んでしまった。そういうことなんだよ。
    みーちゃん、辛いだろうけど、私は一皮むけた後(?)の貴女に期待してます。

  6. オペラ座の怪人 より:

    まあ、みーちゃんも、まだ、18~19の小娘ですからねえ。

  7. 秋桜おばさん より:

    みーちゃん、気持ちの持って行き所がないんだね。
    ずっと島から出ずに、ある意味みーちゃんも恋愛初心者な訳で、同じように島で育ちながらりょーちんを見つめ続けながら色んなこと悟って来たすーちゃんとはちょっと違うというか….。
    すーちゃんと付き合いながらも、頼りにするのはモネちゃんって言う図式が、ずっと昔からそうだったのなら、今ここで発覚したとしても即恋愛感情とは違うような気がする(そう思いたいだけかな)

    さ、菅波先生、みーちゃんからの爆弾砲発射されてこれからどうなるか…。
    頑張れー菅波先生~!!!!

  8. オペラ座の怪人 より:

    月曜の朝っぱらから
    重たかったでふなあ。

    (/_\;) (/_\;) (/_\;)

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  9. 還暦のたつお より:

    みーちゃん、屈折しまくってる。下級生には、同級生同士の、性別を超えた連携は理解できないか、理解できないゆえに、つい悪意に満ちた行動をとる。背伸びしているように見えて、成長しきれてないみーちゃんの弱さがのぞく。人間関係が理解しきれないまま突然の異変に直面して菅波先生はどうする?

  10. 魁光3号 より:

    みーちゃんよ…。正直君のことを見損なったよ…。

    結局何がしたかったのかい?
    ただ単にモネのことを邪魔して落としたかったの?それとも菅波くんの意識をさらにモネに寄せたかったの?

    自然に菅波くんとモネをくっつけてしまえば、チャンスは出てくるじゃないか。

    一線を越えた絶対に言ってはいけない一言でした。

    そもそもみーちゃんは緊急事態のりょーちんに手を差し伸べようとしたのかい?真っ先に探しに行ったかい?
    ただ拗ねるだけで、何もしていないじゃないか。挙句の果てには現実逃避…。
    感情と行動が全く伴っていない。

    しかし前回のコメントにも書きましたが、誰が悪いとかそういう問題じゃないんです。だからみーちゃんも虫の居所がないんでしょうね。

    良くも悪くも一番人間臭いキャラということでしょうか。

    Twitterではモネが大人しい分ハッキリ物申す人がいないといけないというコメントが結構ありましたが、今日すーちゃんがそれを担ってくれました。いい仕事です。

    • 偽君子 より:

      ようするに寂しがり屋なんですよ。けっこうどこにでもいる人で、そういう人に対しては、とりあえず「なんなんだよ、こいつ!!」などと怒っても解決しないんでしょうね。女性である分、育ちが育ちである分、「エール」の浩二よりもこじれやすいんだろうなと。

  11. よるは去った より:

    未知「あの二人・・・・・・・昔から通じあっている・・・・・・。」

    ん~確かに。

    百音「オムライスあるよ・・・・・・・・。」
    亮「俺が何か喰うときに・・・・・・・オムライスあるよとか・・・・・・・・。」
    このやり取りだけで確かにと思えますね。

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