おかえりモネ

菅波と離れたくない百音 / おかえりモネ 第85回

2021年9月10日(金)第17週「わたしたちに出来ること」

あらすじ

傷ついた経験がなく幸せしか知らないから自分はだめなんだと弱気になる莉子に菜津は言いました。そんなことを言ってはいけない。傷ついていいことなどない。傷ついて動こなくなってしまう人もいるのだと。

続けて菜津は言いました。何もなくても誰にも価値があると。菜津の言葉に心を動かされた莉子は、ようやく自分の価値とは何かに向き合うことが出来ました。その数日後、莉子は前向きな姿勢を取り戻しました。

一方、百音と菅波は相変わらずすれ違いの日々が続いていました。そんな中、百音はようやく菅波と電話で話をすることができました。そして百音は、菅波に言いました。いつか自分は故郷に帰って人の役に立ちたい。しかし何をしたらいいのかわからないと。

百音の寂しさを察した菅波は仕事の合間をぬって、百音と合う時間をとりました。久しぶりに菅波と会った百音は、離れ離れになってしまうことへの寂しさを菅波に打ち明けました。そんな百音の気持ちを菅波は受け止めるのでした。

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予習レビュー

モネちゃんは菅波先生とようやく会うことができました。

しかし、菅波先生はもうそろそろ東京のマンションを引き払って登米に引っ越してしまうはずです。

久しぶりに菅波先生に会えてもモネちゃんの心は晴れません。

そんなモネちゃんが珍しく感情的になって、離れ離れになることへの寂しさや不安を菅波先生に対してぶつけてしまいます。

いつもクールで、モネちゃんよりも大人の菅波先生がモネちゃんの気持ちを上手に受け止めてくれるのでしょうか。

願わくば、空気の読めない変なことを言って火に油を注ぐようなことだけはして欲しくないものです。

ところで・・・

モネちゃんと菅波先生が離れ離れになるのは2017年4月。

今回の最後、または次回(次週)の冒頭で時間が大きくスキップして2019年9月となります。

菅波先生と会えなくなった直後のモネちゃんの寂しさの描写はスキップされるようです。

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感想

菜津さんにとっての宇多川さんという存在

傷ついた経験がないから自分はダメなんだという莉子ちゃんに、菜津さんが珍しく感情的になって言いました。

傷ついて動こなくなってしまう人もいるのだと。

菜津さんの言う「傷ついて動こなくなってしまう人」とは、部屋に閉じこもってしまった宇多川さんのことです。

今回の菜津さんの反応を見て、宇多川さんは菜津さんにとってとても大切な人なのだということが見えてきました。

実際、菜津さんは言いました。

宇多川さんの影響を受けて自分の美大に進んだと。

宇多川さんは、菜津さんの高校卒業後の進路に影響を与えるほどの人物です。

そして、宇多川さんが発作を起こしたときに菜津さんが介抱する場面がありましたが、あの時にブログ主は思ったものです。

菜津さんと宇多川さんの関係は、家主と住人の関係以上のものだと。

菜津さんのような素敵な人が、独身のままでいるのも、宇多川さんの引きこもりと関係があるのかもしれません。

宇多川さんの存在が気になり過ぎる中、他のすべてブログ主の中で飛んでしまった『おかえりモネ』第85回でした。

『おかえりモネ』のフラグ

モネちゃんが故郷に帰り、気仙沼や登米の人たちから「おかえりモネ」と迎えられる日のフラグがついに立ちました。

フラグとはモネちゃんの次のセリフです。

「いつか自分は故郷に帰って人の役に立ちたい。しかし何をしたらいいのかわからない」

モネちゃんのこのセリフにある「何をしたらいいのかわからない」は、今週描かれた新規事業審査会によって回収されるのでしょう。

モネちゃんと菅波先生の遠距離恋愛が始まる中、モネちゃんの帰郷へのカウントダウンが始まったような気がします。

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POSTED COMMENT

  1. 丹善人 より:

    予告編、汐の湯の中に見知らぬ人がいました。ひょっとして宇田川さん?

  2. たいとうみほ より:

    菜津さんと宇田川さんの絆、私もブログ主さんの見解に大きく頷きました。菜津さんの祖父母も宇田川さんを温かく受け入れている、これも単に知人の孫というだけではなくて、菜津さんと結婚を考えた相手だから、というのもあるかもしれないと考えました。そしてみんなで、一生このままならそれでもいいと思いつつ、時間が経てばいずれ元気になれるかもしれないと信じて待っている。大切な人を諦めきれないのは新次さんもそうかもしれませんがそちらは「認めたくない」という消極的なもの、菜津さんご一家のそれは「希望があるかもしれない」との前向きなものです。もしかしたら宇田川さんは、使えるまでに何10年もかかるが一度物になったら上質な素材たる、ヒバなのかもしれません。上質な木でも買い手のつかぬ時期に切ればチップにしかならなかった、というくだりも思い出しました。

  3. オペラ座の怪人 より:

    最後の方の、どこか、橋の近く、
    予習をしない私は、
    雰囲気的に「別れ話か!?」と思ったら、

    最後、モネが菅波に飛び込んで、
    菅波がモネを受け止めて、

    おじちゃん(私のこと)涙が出たよ。
    がんばるんだよ。2人。

    あと、神野は確かに観音様のようだった。
    髪形が落ち着いた感じに変わったからか?

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  4. 秋桜おばさん より:

    存在してくれているだけでいい、その受け止め方はすごいですよね。
    なかなかそう言い切れないですもん。
    宇田川さんが、あがきながらも生きていられるのは菜津さんの支えが大きいのでしょうね。
    そんな2人を見ているから、モネちゃんのそばにいられなくなる不安が大きくなったのかもしれないな。
    でも、自分は不安だとちゃんと言えて良かった。
    物理的な距離は、そばにいるとき以上に、ちゃんとコミユニケーション取っておかないとね。

    不器用な2人の遠距離恋愛がどうぞうまくいきますように!!

  5. 還暦のたつお より:

    「人は傷付く必要なんてない。」身近に傷ついて動けなくなった人のいる菜津さんしか言えない言葉でした。どこがで莉子さんは傷つくことが勲章のように思っていたのかも。観音様は言い過ぎ。「敬語やめない。」二人は名実ともにバディに。ふたりの間に距離感を感じたのか、駆け付けた菅波。これから起こるすれ違い生活への不安。「顔見られたらいいなあ。」こんな台詞、女の人に最後に言われたのはいつだろう。もう夜のお店のお姉さんしか言ってくれない。

  6. 魁光3号 より:

    「いてくれるだけでいい」
    「透明なゆりかご」を見た方にはグサグサ来たでしょう。
    マイコさん演じる真知子さんは出産後の不運で亡くなってしまいました。だからこそ作品は違えど言葉の重み、説得力は凄まじいものがありました…。

    ハッピーに生きてきたらその気持ちをおすそ分けすればいい。どうすればいいか一緒に考えよう。莉子ちゃんもいい発想の転換ができたようで。

    会えず、すれ違う日々。不満を募らせるモネの気持ちに菅波くんは全力で真っ向から受け止めましたね。
    登米での農産物キャッチがここに繋がるとは…。

    うん!この2人なら何があってももう大丈夫だ!

  7. よるは去った より:

    菜津「傷ついて良いことなんて・・・・・・・ない・・・・・・・・。」

    宇田川ヒロ君のことだろうけど彼はどれだけ傷ついて来たのかな。

  8. つい しょうこ より:

     ブチぎれるのか、はたまた淡々と冷たい声で菅波先生をグサッとやるのか・・・
    モネちゃんが感情の爆発がどんなものなのか?

     実は秘かに楽しみにしていることがもう一つ。
     ただでさえ時間的な制約がある遠距離恋愛は、喧嘩した時、仲直りする時間にも制約があるもの。だからつまらないわだかまりを残したまま別れると、そのまま長い冷戦状態に突入したりする。
     来週はドラマの中で約3年ぐらい時間がスキップするわけで、二人はその間も交際を続けるわけですから、第17週のラストで菅波先生がモネちゃんの荒ぶる感情にどんなリアクションを見せるのか、すごく楽しみです。

    でもさぁ、昔はスマホはおろか、携帯も無くて、家電と留守電が関の山だったんですよ。
    メッセージアプリなんて、夢みたいな話です。

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