NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おかえりモネ』
2021年9月20日 〜 9月24日放送
あらすじ
百音の誕生日
気仙沼に竜巻が発生したという情報を知った百音が実家に電話をかけると、家族は無事であることを亜哉子が知らせてくれました。
その日、仕事を終えてコインランドリーでうたた寝をしている百音の前に菅波が姿をあらわしました。
自分の誕生日に合わせて上京する菅波の本心を莉子から聞かされていた百音は、菅波の言葉に神妙な面持ちで耳を傾けました。
実家のカキ棚が竜巻の被害を受ける
実家のカキ棚が竜巻の被害を受けたとの知らせを受け、百音は早速実家に電話するものの、誰も電話に出てきません。
心配する百音に対して菅波は言いました。心配なら実家に帰り、何が起こっているのかを自分の目で確かめてきたらいいと。
菅波に背中を押された百音は、実家の状況を確かめるために、気仙沼に足を運ぶ決意をしました。
百音が実家に帰る
百音が実家に到着すると、大勢の人が永浦家に集まり、力を合わせてカキ棚の修復作業を行っているところでした。
カキ棚の修復作業を行う面々の表情に暗さはありませんでした。むしろお祭りのような明るさで作業を行なっているのが百音には意外でした。
そんな故郷の人々の姿を見た百音は、ある決意を固めました。そして、その決意を真っ先に伝えたのは未知でした。
百音が故郷に戻る決意を固める
百音は未知に尋ねました。亀島に戻ってきてもいいかと。百音の問いかけに対して、未知は笑顔で応えました。
東京に戻った百音は、菅波からかつての菅波の患者で宮田という人物を紹介されました。宮田は病気をする前はホルン奏者でした。
宮田が奏でるホルンの音色は故郷への思いをより強くしました。そして百音は、故郷に戻る決意をより一層固くしました。
新事業企画の社長プレゼン
百音が宮田のホルン演奏を聴いた数日後。『あさキラッ』の収録を終えた百音は、気仙沼に戻るつもりであることを高村に告げました。
一方で百音は、会社をやめないまま気仙沼に戻ることが希望でした。そのため、地域密着型の気象予報士の企画が採用される必要がありました。
そして迎えた新事業企画の社長プレゼンの日。百音は地域密着型の気象予報士の必要性を訴えるのでした。
今週の展開
第91回 9月20日(月) 菅波が東京にやって来る
第92回 9月21日(火) 百音が亀島の実家に帰る
第93回 9月22日(水) 龍己のカキ棚の復旧作業
第94回 9月23日(木) 故郷の島に戻りたい百音
第95回 9月24日(金) 百音が新事業のプレゼン
予習レビュー
今週のモネちゃんの人生の転機
前週に引き続いてモネちゃんの人生の転機が描かれる週です。
今週、モネちゃんはついに実家に戻る決意を固めます。
モネちゃんが実家に戻ると決める決定打のような出来事が何になるのかはまだわかりませんが、実家に久しぶりに帰ってきたモネちゃんは実家に戻ると決めるようです。
モネちゃんが実家に戻ると決めるのは今週ですが、もしかすると地域密着型の気象予報士の企画を練っている頃から実家に戻ることを考え始めていたのかもしれません。
また実家に帰ることは意識しないまでも、自分でも気づいていない実家に戻りたいという気持ちが「地域密着型の気象予報士」という企画を生み出したとも考えられます。
いよいよモネちゃんの人生が動き始めます。
永浦家の姉妹
実家に戻ると決めたモネちゃんが、誰よりも先にそのことを打ち明けるのは未知ちゃんです。
打ち明けるというよりも、許可を求めると言った方がふさわしい打ち明け方です。
これまで姉妹仲が良いのか良くないのか、微妙に気持ちがすれ違っていたモネちゃんと未知ちゃん。
やはり姉妹の間にすれ違いが存在していたようです。
すれ違いがあったからこそ、モネちゃんは実家に戻る許可を未知ちゃんに求めました。
耕治さんでもなく、亜哉子さんでもなく、龍己さんでもなく、未知ちゃんに許可を求めました。
二人の間の気持ちの微妙なすれ違い、この週の前後でより丁寧に描かれてほしいと願うばかりです。
ここで姉妹の関係が修復されていないと、次週から始まるモネちゃんの故郷での暮らしは居心地の悪いものになってしまうでしょうから。