2021年10月7日(木)第21週「胸に秘めた思い」
あらすじ
家業の永浦水産の存続をさせるかどうかで家族が悩んでいることを、百音は菅波に電話で相談しました。菅波の言葉は、厳しいながらも百音の支えになりました。菅波は思い悩む百音を激励しました。
そんな中、百音の職場に、あかりが再び姿をあらわしました。あかりは、百音の母が亜哉子であることを知っていました。あかりは亜哉子の教員時代の教え子でした。あかりは、亜哉子との再会を百音に望みました。
あかりの気持ちを受け止めた百音は、あかりを亜哉子に会わせるため、永浦家に案内。あかりと亜哉子は6年ぶりの再会をともに喜び合い、二人はあかりの小学生時代の思い出話に花を咲かせました。
その日の夜、教員時代を思い出した亜哉子は、これまでずっと胸に秘めていたことを百音に打ち明けました。震災の日の夜、亜哉子はクラスの子供たちを守ることに必死でした。しかし亜哉子は、家族を心配するあまり子供たちを忘れかけたのです。
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予習レビュー
あかりちゃんが、亜哉子さんの教員時代の教え子であることが判明します。
あかりちゃんは、モネちゃんが亜哉子さんの娘だと知って、モネちゃんに近づいてきたのか。
それとも、モネちゃんと亜哉子さんの関係はまったく知らずにモネちゃんと出会い、偶然、モネちゃんの母親が自分の恩師だと知ったのか。
そのあたりの詳細は今のところ不明です。
さて、あかりちゃんは学校に行かず、何かに悩んでいる様子。
しかし、その悩みをモネちゃんには決して打ち明けない。
一方であかりちゃんは亜哉子さんには会いたがる。
今でも亜哉子さんを恩師として心から慕っているようです。
あかりちゃんは亜哉子さんに会って、何を語るのか。
また、あかりちゃんという存在を通して、亜哉子さんの知られざる過去も明らかになるかもしれません。
感想
亜哉子さんが小学校の教員をやめた理由がついに明かされました。
初めて明かされた亜哉子さんの苦悩。
新次さんと並んで、心を揺さぶられる苦悩する大人の姿でした。
亜哉子さんの苦悩
前回、亜哉子さんを気遣う龍己さんに対して亜哉子さんが言いました。
小学校の教員をやめたのは、雅代さんの介護のためではない。
自分のやりたいことを家族のために犠牲にしたわけではないのだと。
しかしその時、亜哉子さんはそれ以上のことを語ろうとはしませんでした。
ブログ主には不思議でした。
教員をやめた理由は家族のためというわけではない。
そこまで口にしたのなら、最後まで龍己さんに話してしまえばいいものを、と。
しかし、あの時の亜哉子さんが本心を最後まで話さなかった、否、話せなかったことに納得しました。
たしかに、これは話せない。
人に話せない、というより自分自身に対して話せない。
亜哉子さんの苦悩は、モネちゃん以上に深いと言っても差し支えないレベルです。
最終回が見えてきたこんなタイミングで、これほどまでにディープな苦悩が明るみに出るとは意外でした。
亜哉子さんの苦悩に救いが準備されていることを願うばかりです。
追伸:亜哉子さんの苦悩の救いとして、あかりちゃんというキャラクターが登場したのかもしれません。
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亜哉子「気がついたら私・・・・・・・学校を出ようとしていた・・・・・・あなたたちよりずっと小さいあかりちゃんたちを・・・・・・置いて行こうとしていた・・・・・・・・・。」
教師である以前に二人の娘の母親であるのは陶然のこと。
でもそのために十歳にもならない教え子たちを結果的に見捨てようとしてしまった自分が許せなかったということですね。
亜哉子さんの苦しさは、Ifを重ねてれば重ねるだけ、後悔が増えるのかもしれない。
今、亜哉子さんの二人の娘は、痛みを抱えながらもどうにかこうにか成長してくれているから、教師の立場で自分のことが許せない。けれど、あの震災で二人の娘が無事でなかったら、母として亜哉子さんは自分を許せないだろう。
菅波先生、「頑張れ」の前に「重荷になるかもしれないけど」と前置きするところが、思いやりです。
そういえば昔は無言のモネちゃんに「それだけですか?」と返していたのが最近は「うん?」と随分簡潔になりました。
今日のモネちゃんのメッセージ良かったです。心に染み入りました。
低気圧だと心も痛むのですね。
お母さんも深い闇を背負っていました。誰にも責められることではないけれど、自分だけは赦せない。
そんなお母さんだから、島を離れたいと言ったモネの気持ちを解ってくれて賛成したのでしょうね。
誰よりも明るく優しくおおらかな家族の太陽のような亜哉子さんに、そんな辛い過去があったとは。
小学校は島内の学校ですよね?落ち着いたところで帰宅できたのでしょうか?
島外のモネちゃんと耕治さんは1週間くらい帰宅できませんでした。
そして、当時まだ中1のみーちゃん、父も母も姉もいない中で震災の夜を過ごしたのですね。どんなにか怖かったことでしょう!
姉に当ってしまうのも、自分が家を守らなくてはと思い込んでしまうのも、わかるような気がします。
それにしても菅波先生、いつも的確なアドバイスで、内科や外科でなく、心療科の方が向いているのでは?
あかりちゃんは、モネママの教え子だったんだ~
びっくり。
予習をしないから、なんにも知らなかったわ~
昔、菅波先生とモネとの間で「手当て」があって、
昨日は、モネがみーちゃんに「手当て」していて、
今日はママがあかりちゃんに「手当て」していて、
グッと来ました。
それにしても、今日も重たい展開でしたな~
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
みんなそれぞれ重い荷物を抱えていて、今週は見ていて辛いです。
いくら教師でも、我が子を心配した母親を誰が責められるでしょう。
未曾有の大災害は、想像もつかない傷を環境にも生活にも、そして心にも深く刻んだんですね。
辛い、痛いと声に出して言うことが大事って言う菅波先生、ナイスアドバイスです。
そして、「言い方はキツイけど私にはないと困る」って言えるモネちゃんにほのぼのでした。
「ここが痛い。と口に出すだけで…」
それがトリガーとなり、亜哉子さんはついに真相を話すことに…。
家族も生徒もどちらも守れない、そして守れなかったという負い目だったんですね…。
朝岡さんも言っていましたが「何も出来なかったのはあなただけではない」
みんな心にどうにもならない過去を背負ってきているんですね。
それでも元教え子が慕って訪ねてくれる。
恐らくかなり評価の高い先生だったのでしょう。
教師冥利に尽きるし、救いとなったはずです。
モネの祖母の登場で印象深いのは,震災に襲われて,自宅で呆然としている雅代の姿です。
しかも,一人でした。この時点で,亜哉子は,民宿に本腰を入れていなかった,つまりまだ教員だったんだと思います。
民宿も被害を受け,牡蠣養殖も被害をうけ,牡蠣養殖の再建を優先したため,民宿はやめたんでしょう。
しかし,震災前,民宿を切り盛りしていた雅代の生きがいは失われ,ボケのような状況になったんではないでしょうか。
その様子を見て,雅代に心酔する亜哉子が,雅代に付き添うように教員の職を辞したのかなと。
そのとき,震災で親を友人を失った子供らに寄り添っていた亜哉子は,苦渋の選択で,子供らとの別れをしたのでしょう。その子供らの中に,あかりがいたんではないでしょうか。
途中で投げ出すように教員の職を辞した亜哉子のわだかまりがあったんじゃないでしょうか,それがモネやみーちゃんへのやさしさの源のように思います,
あかりと亜哉子の再会は,亜哉子のわだかまりを解き,亜哉子は新たな想いを固めるんでしょうね。
誰も亜哉子さんを責められないよ。でも亜哉子さん責任感が強いから悩む。菅波先生、敢えて「がんばれ」とモネに言う、使い方によっては強力な劇薬のにもなるこの言葉を菅波先生はモネに送る、モネを信じて。そこに菅波先生のモネへの愛を見る。
あかりちゃんは、亜哉子さんの教え子だったんですね。
6年ぶりの再会…。
ということは、亜哉子さんは6年前にはまだ教員をしていたのでしょうか。
6年前というと、2013年?震災の2年後?
モネちゃんが登米に行く前年まで、教員をしていた?
私はてっきり、耕治さんと結婚して教員を辞めたのだとばかり思っていました。
何だか、時系列がよく分からなくなってしまいました。