2021年6月8日(火)第4週「みーちゃんとカキ」
あらすじ
永浦家でかくまってもらっている三生は、将来の進路を決めかねているつらい胸の内を百音に打ち明けました。将来の夢を持っている未知や漁師になった亮の姿を見て、三生は迷いを深めていたのです。
そんな三生の悩みに応えて百音は言いました。将来、自分がどのような道に進みたいのかまったく見えていないのは自分も同じだと。将来の進路がはっきりと見えている未知と再会した百音の心も揺れていました。
そんな中、耕治はバーベキューを企画。百音が薪の用意をしていると、意外にも龍己が木材に詳しく百音はそのことに驚かされました。龍己は百音に言いました。漁師の道具を作る木は大事だ。だから漁師はいい木を持っている山主と仲良くしていたのだと。
その翌日、耕治は買い物で出かけた街中で亮の姿を見かけました。亮と一緒に新次もいました。そのとき新次は居酒屋で昼間から酒を飲んで酔いつぶれ、亮に手を引かれて家に連れ戻されているところでした。
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予習レビュー
モネちゃんは気象予報士の仕事に興味を持ち始めてはいるものの、まだその仕事が自分の進むべき道とまでは決めかねているようです。
相変わらず将来が見えないモネちゃんは、将来がはっきりと見えている未知ちゃんの姿を見て、ますます動揺。
一方、永浦家にかくまってもらっている三生くんも迷いに迷っています。
三生くんはお寺のボンとしてお寺を継ぐことをお父上から期待されているのですが、本人はお寺を継ぐ気はさらさらない。
だから入学させられた仙台の仏教系の大学から逃げ出している最中です。
さて、この三生くんですが、今週のどこかのタイミングでお父上が読経する姿に遭遇します。
その時、三生くんは何を思うのか。
三生くんの将来の進路、そろそろ見えて来るのかもしれません。
一方のモネちゃんは何かが見えてくるのでしょうか。
感想
モネちゃんと三生くんの青春の悩みが語られる回のはずでした、今回は。
しかし、今回の最後の最後に登場した新次さんの「大人の悩み」で満載の姿にすべてを持って行かれてしまいました。
海の英雄
本作の第1回に登場した新次さんは素敵でした。
嵐の中、産気づいた亜哉子さんのために新次さんは危険を冒して船を出してくれました。
海の英雄、そんな言葉がピッタリの姿でした。
その海の英雄が泥酔して再登場。
しかも、昼間から泥酔している上に息子に連れ戻されるような体たらく。
海の英雄がここまで落ちぶれてしまうのにはそれなりの「大人の悩み」があるのでしょう。
新次さんの苦悩は、今のところドラマの中でははっきりと語られていません。
そればかりか、新次さんの苦悩に関する情報は、ほぼほぼ何も発表されていません。
ところで、亮くんが永浦家に泊まった夜のこと。
亮くんが泊まることを新次さんに知らせるために亜哉子さんが電話をかけた際、電話番号帳に記されていた名前は「新次」ではなく女性の名前でした。
その女性は新次さんの奥さんの名前です。
この奥さんを新次さんは東日本大震災で亡くしてしまった。
それが、海の英雄が廃人同様の姿になってしまった原因のような気がしてきました。
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おかえりモネ|感想あらすじネタバレトップページ
三生くん、震災の時に、大事な人を亡くすたくさんの人を見てきたんでしょうね。
ただ由緒ある寺を継承するのが嫌で逃げ出したんじゃないような…。
根は器用で、優しいから、直視出来ないことから目を逸らしているだけならいいんだけどな。
大人だって、抱えきれない悲しみをお酒に逃げちゃってる人もいるんだからね。
事情が明らかになっていけば、こんな軽々しいコメント後悔するのかもしれませんけど。
ミツオ君、もしかしたら永浦水産に就職するかも…。
単に寺を継ぎたくないではなく、きちんと将来の進路を見付けて…。
そうなったら、ゆくゆくはみーちゃんと結婚して(ミツオ君が婿養子…。)、みーちゃんは大学の研究室で牡蠣の研究、ミツオ君は永浦水産の跡取り…。
今週の放送分を見ていたら、そういう展開もアリなのでは?と思いました…。
今の所、みーちゃんには片思いをしている人が居るようですが…。
おじいちゃんもお父さんも、自分の意志は変えない頑固者。ただ娘や孫には甘いというか、
自分が決めた道を後押ししてやりたい気持ちはある。しかし高校生は受け継いだ頑固者を
ストレートに前に出してしまう。鼻をへし折られることで前進できる。りょーちんは
そんな経験をとっくの昔にしたのでしょう。三生くんは今週かな。みーちゃんも。
モネはまだまだ発展途上。
モネのお父さん(内野さん?)と
りょーちんのお父さん(浅野さん?)は
けんかしているわけでもないようだけど、
なんだか、お互い、気まずいようだねえ。
なぜ?
あと、今日、最後、みーちゃんが、
おじいちゃんに盾突いて、嵐の予感?
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
あっ、例の笛。三生意外にも真面目。真面目だからこそ悩む。モネ、森林組合に就職したのは成り行き。自分で決断したわけじゃない。でも回り道をしたことが、将来に生きてくるかも。祖父と孫娘の材木談義ちょっとほっこり。牡蛎美味しそう。新次の飲んだくれた姿。原因が気になる。
自分でやれといいながら、その都度口出しする龍己さん。
みーちゃんは痺れを切らして反抗してましたが、孫のことが可愛くて仕方ないんでしょうね。
耕治さんが家業を継がなかったから尚更でしょう。
真剣に頑張る姿と見込みがあるから色々言いたくなるんでしょう。
何より一人よがりになると周りが見えなくなってしまうことも伝えたかったはず。
しかしお互いの気持ちがすれ違いますねぇ…。
そしてラスト1分の荒み切った新次さんの現状。
天才が心の支えを失い、酒に溺れる。
「エール」の久志を思い出します。
心の闇も相当なものでした。
しかし久志に藤丸ちゃんがいたのと同様、新次さんにはりょーちんがいます。
そんな心の闇を紐解くキーマンになりそうです。
地元に戻り、地に足つけて自らやりたいことに励む友達。自分から寺を抜いたら何が残るのか?
しかし枠にははまりたくない。
そんな現実に直面してしまった三生。
しかし三生くんよ…。焦ることはありません。
案外隣の芝生は青いですよ…。
モネはまだやりたいことはハッキリ決まらず、りょーちんは漁師になることに不安を感じており、みーちゃんもまだまだ暗中模索状態。
みんなまだまだこれから。
サヤカさんの言葉を借りるなら、ゆっくりでいいんです。
まだ18か19。そんなに生き急がなくても大丈夫!
回り道上等!
千代ゃ一平くんなんてとんでもない回り道してましたから(笑)