本放送:2021年12月27日(月)
再放送:2025年1月20日(月)
第9週「1962」

あらすじ

るいはクリーニングの仕事が好きになりました。預かった洗濯物がきれいになる度に、るいは自分の忘れたい過去がきれになってゆくような気がしました。るいは、少しづつ気持ちが未来に向かうようになってきました。

ある日「宇宙人」が再び店にやって来ました。そして、大量の洗濯物を引き取ると、再び大量の洗濯物を置いてゆきました。その洗濯物もまた、同じ場所に汚れがついていました。しかし「宇宙人」の正体はわからないままでした。

一方、見るからに堅実そうな片桐というの名の客がるいに強い印象を与えました。るいは、片桐のことが気になり始めました。そして、片桐が洗濯物を引き取りに来る日、るいは華やかなブラウスに身を包み、片桐の来店を迎えようとしました。

そんな中、田中を名乗るこわもての男が店にクレームをつけに来ました。田中は慰謝料を請求。困りはてているるいの窮地を救ったのは片桐でした。弁護士の卵の片桐は田中を問い詰め、店から追い出すことに成功するのでした。

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予習レビュー

まさかの人物が再登場します。

かつて算太くんの借金の取り立てに岡山の「たちばな」までやって来た「こわもての田中」が再び姿をあらわします。

ブログ主は「こわもての田中」というキャラクターの活躍を放送開始前から楽しみしていました。

だから、あっけにとられるほどわずかな登場だけで終わってしまったことに落胆していました。

ところが「こわもての田中」の出番はまだ用意されていました!(祝)

大阪で再登場した「こわもての田中」が、戦前の「たちばな」とつながってくるのかどうかは今のところ不明です。

しかし「こわもての田中」の再登場によって、ブログ主が期待していることがあります。

大阪編での算太くんの再登場です。

「たちばな」の再建資金を持ち逃げした算太くん。

そのお金はすでに使い果たしていることは十分に考えられます。

さらに、再び借金を抱えていることも考えられます。

借金を抱えた算太くんが、変なおじさんとしてるいちゃんの前に再登場する。

そのフラグが「こわもての田中」の再登場かな?とブログ主は期待しています。

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感想

『善女のパン』の残念な結末

るいちゃんの恋バナが始まりました。

るいちゃんはオー・ヘンリーの短編小説『善女のパン』の主人公・マーシャの恋心に、自分の気持ちを重ね合わせました。

しかし・・・

『善女のパン』の主人公・マーシャの恋は残念な結末を迎えてしまいます。

今回のドラマの中で語られたマーシャの物語。

マーシャは、いつも古くなった安いパンを買いに来る男性は貧しい画家に違いないと思いました。

そして、その男性が来る日に、マーシャはいつもよりきれいな服に身を包み、その男性に気づかれないように、バターを塗った美味しいパンを手渡しました。

そのマーシャの好意があだになります。

その男性は設計士でした。

そして、新しい市役所の建設プロジェクトに応募するための図面の修正でインクを消すために、古いパンを使っていたのです。

なので、マーシャがパンにバターを塗ったことで、図面が完成を目前にして使い物にならなくなる。

そんな結末を迎えるのが『善女のパン』です。

るいちゃんの片桐くんへの恋心の悲しい結末を暗示しているようで心配です。

追伸:そして、あのこわもての田中の再登場が、るいちゃんの恋心をより強くする役割を持っていたとは・・・(笑)

片桐くんと宇宙人の対比

るいちゃんは、片桐くんに好印象を持つその一方で、再びやって来た宇宙人に対して、一瞬だけいら立ちすら覚えました。

朝ドラの恋バナの定番の展開では、第一印象が悪い方に軍配が上がります。

よい印象しかない片桐くんという存在によって、あまり良くない印象が強調されてしまった宇宙人。

これは、宇宙人が恋バナの相手になることの暗示なのでしょうか。

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