2022/4/20(水)第2週「別れの沖縄そば」
あらすじ
やんばる小中学校の合同の運動会で、足の速い暢子は例年どおり一等になれると信じて疑いませんでした。しかし、競技中にズックが破れて転倒。結果は競技が始まるまで考えもしなかった最下位に終わり、暢子は悔しさを噛みしめることになりました。
一方、運動会を欠席するつもりでいた良子は競技の直前になって運動会の会場に姿をあらわしました。そして例年3位の良子は2位に。また、賢秀は古くなったズックを脱ぎ捨て裸足で競技に参加。一等賞を勝ち取りました。
運動会が終わり比嘉家の兄妹たちに日常が戻る中、常日頃から賢秀や暢子たちに悪態をついているガキ大将が、働きづめの優子を揶揄。激怒した賢秀と暢子、そして和彦たちはガキ大将グループと大ゲンカを始めました。
子供たちのケンカのことで学校に呼び出された優子は、給食費が未納であることを指摘されました。また歌子が急に熱を出す。賢吉から借金を迫られるなどする中、働きづめの優子は、ついに過労で倒れてしまうのでした。
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感想
優子さんの受難の日々
比嘉家の家計がどれほど苦しいかということは、運動会の当日が近づく日々のエピソードの中で少しづつ描かれてきました。
良子ちゃんは新品の体操着が欲しいのに買ってもらえない。
賢秀くんもズックを新調してもらいたいのにこちらも買ってもらえない。
一方で優子さんは、男の力仕事までやらせてもらって無理に無理を重ねる日々。
そんな比嘉家の現実が、運動会が終わった途端にあぶり出されるように次々とあらわになってきてしまいました。
そして、比嘉家の現実を最も重くのしかかっているのは他でもない優子さん。
ただでさえ苦労が絶えない優子ですが、
・子供たちがケンカをして呼び出される
・給食費とPTA会費の未納を指摘される
・歌子ちゃんが学校で熱を出す
・賢吉さんから借金返済を迫られる
・謎の手紙
こんなストレスいっぱいの日々。
優子さん、受難の日々によく耐え抜いているなと心配していましたが、やっぱり倒れてしまいました。
ストレス
優子さんもストレスいっぱいですが、今回はブログ主も強いストレスを感じました。
前作『カムカムエヴリバディ』の登場人物たちと比較しては申し訳ないのですが、前作は「二人のこわもての田中」を除けば悪意に満ちた人はいませんでした。
チビ安子ちゃんを「あんこ」とからかっていたチビ勇くんも、心の奥には安子ちゃんへの恋心があり、悪意はありませんでした。
そんな心優しい人たちに慣れきってしまったので、悪意に満ちたガキ大将の言動や、小中学生のケンカに安易に力を貸す高校生たちが残念すぎる。
また、熱を出した歌子ちゃんを家に連れて帰る優子さんに借金返済を迫る賢吉さん。
何もこのタイミングで借金返済を迫ったり、自分の都合を優子さんに押し付けなくてもいいのにと思います。
前作の、安子編の千吉さん、るい編の竹村夫妻、ひなた編の虚無さん。
その人がいるだけで安心できるような安定した大人に、比嘉家を支えてほしいものです。
予習レビュー
やんばる地域の小学校と中学校の合同の運動会、前回の続きです。
第1週で、ニーニーより足の速いところを見せた暢子ちゃんは、競技中にアクシデントに見舞われるとかで、まさかの最下位に終わります。
どのようなアクシデントが発生したのか。
そもそも、足の速いところが強調されていた暢子ちゃんの結果を最下位に終わらせる作劇上の意図がどこにあるのか、詳細は不明です。
しかし、これまでも初見の段階では今ひとつ意味がわからなかったいくつかの描写。
たとえば、親戚からとがめられるほどの優子さんのお人好しの性格が強調される描写などは、その後にしっかりと回収されています。
暢子ちゃんが最下位に終わったという結果も、近いうちにどこかで回収されるものと思われます。
また今回は、暢子ちゃんだけでなく、暢子ちゃんの兄妹たちが運動会に挑む際の気持ちや、母の優子さんへの気持ちも丁寧に描かれるようです。
比嘉家の兄妹たちの未来へのフラグが随所に立つことも予想されます。
比嘉家の兄妹たちが大人になったとき、懐かしい思い出として振り返ることができるよう、残り2回となった子役ちゃん時代を丁寧に鑑賞したいと思います。
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「がちょ~ん!」がありましたので「およびでない、こりゃまた失礼いたしやした!」もあったのでしょう、シャボン玉ホリデー
「あっと驚くタメごろ~、ハッハッハ、なに?」はまだ先になりますね、ゲバゲバ90分
キレイなお姉さんは好きですか?? のCMでは美人そのものの役どころだった仲間由紀恵さん。ドラマでは、同じ仲間さんが日雇い人夫まで演じています。どこにも違和感がなくて、大女湯とはこういうものなのかと、毎朝感嘆して私の一日が始まっています。
石丸さんは、あんまり暖かい人ではないようですなあ。
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
高校生がコドモのケンカに助太刀、ムカつきますが、それよりも村に高校生がいたことに驚きです
小中一貫校、2学年合同の複式学級、この規模の自治体なら通学圏内に高校はなく、中卒と同時に村を出ていくと考えられます
そもそも、まだまだ貧しい時代、高校に進学しない子も少なくなかったのではないかと(同時代の「ひよっこ」では東北から金の卵たちが上京してました)
来週以降の詳細はわかりませんが、暢子が高校に通ってるのは、実はとても贅沢なのかもしれないと気づいたのでした
今日は嫌なことばっかり(酷いいじめ、借金、熱が出たり...)で、テレビ消そうかと思ったけど、自分の小さいころにもいじめっ子がいた(毎晩呪っていた)し、結構熱出して休んだし、母親が力仕事してたし、運動会ビリだったしと思って、続けてみた。今後苦労が絶えないのだろうが最後はみんながきっと幸せになる。
賢秀、お前が悪い、でも良子も賢秀も良く頑張った。感動した(どっかで聞いたような)。島袋、高校生に助っ人頼むなよ。給食費、PTA会費未納。おじさんからの借金、色々前途多難。巨人,大鵬、卵焼き、やはりお母ちゃん無理がたたったか。
ごちゃごちゃ言う輩は結果で黙らせろを地でいく運動会でしたが、やはり世の中は厳しい。
風当たりは変わらず、これから好転する気配すら立っていません。貧乏暇なし。
優子さんに届いた手紙は養子の依頼でしょうか。
今作、見ていると「まれ」に似ていますね。
生活がなかなか回らない。一発当てたいトラブルメーカーな家族がいる。
これからどういう違いが出てくるのかが楽しみです!
いじめっこの島袋くん
本土では珍しい「島袋」という名字ですが、沖縄県では8番目に多い名字です(1番目に多いのはヒロインと同じ「比嘉」です)
因みに「新垣」は5位、「上原」は7位
「今井」は884位になります
沖縄県出身のメンバーで組まれたSPEED
本土では「今井」がよくある名字という認識ですが沖縄県では珍しい名字になるみたいですね