舞いあがれ!

久留美が母・久子と再会 / 舞いあがれ! 第35回

2022/11/18(金)第7週「パイロットになりたい!」

あらすじ

航空学校に入ってパイロットを目指したいという舞の願いがめぐみに受け入れられていたころ、久留美は福岡で、離別した母・久子と再会していました。久留美は、どうして自分と父を置いて出て行ってしまったのかを久子に尋ねました。

久留美の問いに久子は答えました。佳晴と久留美を見捨てるつもりなどなかった。しかし、久子と結婚したから自分はダメになったのだと佳晴から言われた久子はショックを受けて家を出ることにしたのです。

同じころ、貴司が東大阪の自宅に帰ってきました。両親と向き合った貴司は、旅をしながら詩を書き自分の居場所を探したいと、自分の気持ちを打ち明けました。勝と雪乃は、貴司の気持ちを受け入れました。

五島では、舞がさくらや一太と再会。一方の浩太は、めぐみを大阪に連れて行ったことを祥子に詫びました。祥子に寂しい思いをさせてしまった詫びる浩太に対して祥子は言いました。めぐみを幸せにしてくれてありがとう、と。

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感想

久留美ちゃんと久子さん

久留美ちゃん一家は元通りになれるかもしれない。

そんな希望が見えてきました。

久子さんは佳晴さんを見限ったわけでもなく、久留美ちゃんを見捨てたわけでもない。

ただ、しばらく実家に帰って佳晴さんを一人にすれば、佳晴さんも考え直してくれるのではないかと期待しただけ。

そう考えた久子さんに対して、お前がいるから自分がこんなになったと言い放った佳晴さんもまた、その言葉は本心ではなかったような気がします。

しかし、佳晴さんは久子さんが自分を見限ったと勘違いしてしまった。

久子さんもまた、佳晴さんに追い出されたと勘違いしてしまった。

気持ちのすれ違いが悲劇を招いてしまったようです。

そんな微妙な気持ちのすれ違いを久留美ちゃんは理解したようです。

久子さんもまた久留美ちゃんのこれまでの苦労を初めて知りました。

久子さんが東大阪の佳晴さんのもとに帰る日は、そう遠くはないかもしれません。

望月家が再生するのは、あとは佳晴さんの覚悟次第。

何が佳晴さんを変えるのか、そもそも佳晴さんは変わるのか。

望月家から目が離せません。

貴司くん

貴司くんは、まだ自分の居場所は見つかってはいませんが、雪乃さんが貴司くんに求めていた普通の幸せの中に自分の居場所がないことだけは理解した模様。

今までは、普通の幸せの中に自分の居場所を見出そうと無理をしていた貴司くん。

そこに自分の居場所はないとはっきりとわかっただけでも、そして、そこに自分の居場所を見出すのをやめると心に決めただけでも。

貴司くんの心は軽くなったのではないでしょうか。

貴司くんはこれから自分の居場所探しの旅を始めることになるようですが、貴司くんが見つける自分の居場所とはどんな場所なのか。

その場所で貴司くんはどんな大人になるのか。

貴司くんの今後からも目が離せません。

浩太さん

浩太さんが祥子さんに詫びたときの言葉が優しさに満ちあふれていて心に沁みました。

めぐみさんを幸せにするつもりが、幸せにしてもらったのは自分だった。

そして自分は幸せになれたが、祥子さんに寂しい思いをさせてしまった。

めぐみさんを五島から連れ出したそのことではなく、自分だけが幸せにしてもらい、祥子さんに寂しい思いをさせた点を詫びる浩太さんの優しさに泣かされました。

その浩太さんの詫びる言葉に応えた祥子さんの言葉も優しい。

祥子さんは、めぐみさんがすぐにでも東大阪から逃げ出してくるだろうと思っていた。

しかし意外にもめぐみさんは帰ってこない。

帰ってこないということは、めぐみさんは幸せに暮らしているのだろう。

そんなふうに答えた祥子さんの言葉、浩太さんにとってどれほどの救いになったことか。

浩太さんと祥子さんの会話の場面、ブログ主にとっては神回でした。

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予習レビュー

今週は貴司くんの苦悩と並行して、仕事が続かない父親のことで悩む久留美ちゃんの心の内も丁寧に描かれるようです。

父親との関係がギクシャクする中で離別したままのお母さんへの思いを募らせる久留美ちゃん。

その久留美ちゃんが、ようやくお母さんに再会できます。

久留美ちゃんのお母さんの名前は久子さん。

久子さんを演じるのは小牧芽美さん。

『カムカムエヴリバディ』で、初代ヒロイン安子ちゃんの親友きぬちゃんのお母ちゃん・花子さんを演じた女優さんです。

『まんぷく』でも、萬平さんと福ちゃんの家の近所に暮らす人として登場しているようですが、こちらはブログ主には記憶がありません。

それはさておき、久留美ちゃんと母親との再会が幸福な再会であることを願うばかりです。

せっかく母親のもとを訪ねたのに、何をしに来たのかと追い返されたりしませんように。

本作にかぎってそんな切ないことにはならないと信じていますが・・・

一方で今回、浩太さんとめぐみさんが、舞ちゃんを迎えに五島までやって来るはずです。

もし、浩太さんとめぐみさん揃っての五島来訪が描かれば、浩太さんと祥子さんは初の顔合わせ。

それをきっかけに祥子さんとめぐみさんの関係は完全に修復されるのかもしれません。

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POSTED COMMENT

  1. ずんこ より:

    「その「普通」が僕には難しい」
    そういう子は、います。
    少しでも「普通」になろうとして、みんなに合わせて、普通でない自分を受け入れられなくて、それで疲れ果てて動けなくなってしまう子が、います。

    「変わりモンや変わりモンで、堂々と生きたらよか」
    デラシネという居場所を失い、3日間自分を見つめ続けてようやく少し本来の自分を受け入れる気持ちになれた貴司くんにとって、とても力強く背中を押してくれた言葉だったでしょう。
    でも、なかなか親はそう言ってあげられません。
    普通でない我が子を受け入れるには、親も時間がかかります。
    今はまだ受け入れられないがお前を信じる
    そんな風に子どもに言ってやれたら、それが一番なのではないかと思います。

    「お前がそう言うんやったら、やったらええ」そう言ってあげられた勝さん、その言葉を受け入れた雪乃さんは素晴らしい両親ですね。
    貴司くんが無事に自分の居場所を見つけられますように。
    でも案外それは、近くにあるのではないでしょうか。
    変わり者である自分をそのまま受け入れてくれる両親の元が、一番の居場所ではないかなとも思います。
    でも敢えて他人の中にその居場所を見つけるのが、自立なのかもしれませんね。

  2. 丹善人 より:

    大学生のめぐみさんと社会人の浩太さんがどこで知り合ったのか、謎です。
    10歳位年が離れているのかな?親が亡くなって東大阪に帰ることになって、
    もう一生会えなくなるから大学中退を思い立ったのでしょうが、できちゃった婚
    ならわかるけれど、お兄ちゃん産まれるのが、2年後くらいだし。
    そういえば、お帰りモネの両親も不思議な出会いでしたね。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    Twitterでは、むっちゃんは最後まで出演しないモネの宇田川さんパターンか最後の最後に顔出しするカムカムの夫の田中パターンかと予想が二別されてますが
    個人的には後者ですね
    以前にもコメントしましたが、むっちゃん役はタカツキングが理想です
    東大阪といえば大倉くんですが、「お前か~い🤣」とツッコめるのはやっぱりキングの方ですわッ!

  4. 名乗る程の者ではございません より:

    バファローズではなく当時はバッファローズと発音していたよ
    球団歌でもバッファローズとなっているよ、というかバファローという発音になったのは近年ではないか?「キン肉マン」の超人だってバッファローマンだったし

  5. あさのあさみ より:

    そーなんです、他の方も言っておられましたが、まだ在学中の女子大生をお嫁に下さいはないでしょう、せめて、卒業してから来てという婚約ぐらいにしておけばいいのにと外野は突っ込みたくなります
    ましてや、ずっと年賀状を出し続け、20数年後に寂しい思いをさせてしまったことを真正面から謝ることのできる誠実な浩太さんが、めぐみさんを中退させる(多分めぐみさんが言ったのでしょうが
    )なんて、らしくないなと思ったのですが、それほどまでに若くして実家の工場を継ぐことが不安だったのでしょうね

    「めぐみを幸せにしてくれてありがとう」今日も朝から大号泣です
    祥子ばんばにはいつも泣かされます
    もちろん脚本も良いのですが、高畑淳子さんの演技は素晴らしいです

  6. オペラ座の怪人 より:

    舞ちゃんのご両親、
    隣家青年のご両親、
    くるみちゃんのお母様、
    みんな、いい人ですなあ。

    くるみちゃんのお父様は、
    ちっと、ダメダメですな~。

    来週は、いよいよ航空学校か~!?
    大学を中退して、退路を断って、受験するのか?
    それとも大学には籍を置いたまま受験して、
    もし、不合格なら、また大学か?

    って、次週予告で、もう、航空学校に入ってました!

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  7. 丹善人 より:

    細かいことですが、長崎から福岡の母親に会いに行ったの、直接かと
    思われますが、それにしては、貰ったバースデーカードの束を持参している。
    長崎行くときに、すでに半分、そういう気持ちになっていたのかな?
    取りに戻って再度出かけたようではなさそうだし。時系列的に、その後、
    貴司君が家に戻っているし。

  8. 還暦のたつお より:

    すれ違う母子の思い。佳晴さんかなり屈折してしまったな。親子三人本音が言えなくなって袋小路にはまったな。翻って、梅津家は本音でぶつかり合う。お父ちゃんの資質の違い。むっちゃん、海外へ単身赴任。さくらさんと別れた訳じゃないよね。船大工師弟ボケる。浩太さん良く出来た人だねえ。でももっと早く和解出来なかったんだろうか?それとも祥子さん、浩太さん、めぐみさんにはそれだけ時間が必要だったのか、

  9. 丹善人 より:

    こういうのを丁寧な番組作りと言うんだよ。
    久留美ちゃんの母親が二人を残して家を出て行った事情、なぜ久留美ちゃんが
    父親と残ったのかとか。

    困りました。毎日が永久保存版じゃないですか。そうとわかっていたなら、
    いちいち録画を消さずに貯めておくんだった。早く再放送してくれないかな。
    ダイジェストじゃなくて。

    次週から早くも航空学校編。ということは、もうバードマンの出番は完全に
    終わったのかな。願わくば、本物の次年度の鳥人間に、バードマン達が
    出てくれないかな。他局だけど、そこんところ、融通きかせて欲しい。

  10. よるは去った より:

    貴司「自分の居場所見つけたいねん・・・・・・・・。」

     私たちの年代以降不自由のない時代に育った人間の抱えやすい悩みかも知れませんね。
     貴司君の答えが見つかるのはいつのことでしょう。

  11. 落合明人 より:

    今朝の舞えあがれお見ましたけれどあまちゃんのなかで25年間絶縁滋養対だつた春子と夏ばっば野和解して春子さんが町の市とお説得して雍也と秋ちゃんの夢がかなう場面お思い出しましたその場面が都株てしまいましたねだから舞えちゃん航空大学に入学したらがんばれ

  12. いとう より:

    初めてコメントいたします。
    私の記憶では、浩太さんはめぐみさんと共に結婚の許しを得るため祥子さんに会いに来ていた気がするのですが、違いましたでしょうか?めぐみさんひとりだったかな?

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