2023/8/10(木)第19週「ヤッコソウ」
あらすじ
質屋の店先で寿恵子が見かけた新聞小説は、明らかに教授の田邊を題材にした内容でした。聡子のことが心配になった寿恵子は田邊の家を訪問。寿恵子が駆けつけたとき、田邊家の周囲は野次馬が集まり警察が来るほどの状態になっていました。
寿恵子が心配して訪ねてきたことに聡子は心から感謝しました。すると、そこへ田邊が帰ってきました。田邊は寿恵子に対して言いました。聡子に付け入るためにやって来たのか。身の振り方を考えよと。
寿恵子が帰った後、無強要な人間とは関わるなと、田邊は聡子に言いました。田邊の言葉に対して、寿恵子は友達だと聡子は言い返しました。それは聡子が田邊に対して初めてした口ごたえでした。
同じころ、万太郎は植物採集をするために高知の山奥にいました。そして、そこで出会った虎鉄という少年の案内によって、万太郎は珍しい植物を発見しました。それは万太郎が初めて目にする植物でした。
らんまん|感想あらすじネタバレトップページ
感想
新聞小説のエピソード
新聞小説のエピソードはドラマの中ではおそらく今回で完結。
今回の騒動が次の騒動を引き起こすことは、今知り得る情報を見る限りはなさそうです。
これから始まる田邊教授の受難劇の始まりを予告するためにこのエピソードを入れたのかなとも考えていましたが、そもそも今回の騒動を田邊教授はなんとも思っていない。
田邊教授にとっては受難でもなんでもありません。
なので、そんなエピソードをどうしてこのタイミングでドラマの中で入れてくるのか、その作劇上の意図がブログ主にはわかりませんでした。
しかし聡子さんの態度を見て作劇上の意図が少しだけ見えて来ました。
毅然としていなさいと聡子さんに命じた田邊教授に対して、聡子さんは毅然とした態度で初めての反論をしました。
この田邊教授に対する聡子さんの変化。
聡子さんが変化した瞬間を見せるための今回の騒動だったのかもしれません。
次週、田邊教授は今回のように涼しい顔をしていられないほどの受難に直面。
いつぞや新種発表の機会をさらわれたとき以上に失意のどん底に落ちてしまうようです。
そんな失意の中にいる田邊教授が立ち直り、大窪さん、波多野くん、野宮さんらが田邊教授を見直すほどに、田邊教授は変わるのだとか。
田邊教授が変わるきっかけを作るのが聡子さんです。
失意のどん底にいる田邊教授の背中を押し、植物の研究に没頭するよう聡子さんが励ますことで田邊教授は立ち直り始める。
そして植物の研究に没頭しついに新種を発表。
傷ついた田邊教授の心を再生に導くだけでなく、田邊教授が仕事で成功するきっかけをつかませるのも聡子さん。
聡子さんがそんな活躍をいきなりするのはあまりにも不自然。
そこで今回、聡子さんの変化を描写したのかな、というのが新聞小説のエピソードをこのタイミングで入れてきた作劇上の意図へのブログ主の推測です。
クライマックスのフラグ?
ブログを書きながら朝ドラを見ているため、実はドラマの半分くらいしか見てないブログ主は前回の放送の中で大切なことを見落としてしました。
大切なこととは万太郎くんが寿恵子ちゃんのことを「笹のような人」と表現したこと。
史実の中のリアル寿恵子ちゃんは55歳の若さで原因不明の体調不良で死去。
リアル万太郎くんは、それまで自分の研究を支え続けてくれたリアル寿恵子ちゃんへの感謝を込めて、新種にリアル寿恵子ちゃんの名前をつけました。
その名は「スエコザサ」。
学名は「ササエラ・スエコアナ・マキノ」。
本作の放送も残すところ二ヶ月を切っています。
前回の放送の中で、万太郎くんが寿恵子ちゃんのことを「笹のような人」と表現したのは、寿恵子ちゃんの最期のフラグであることは間違いないでしょう。
男性が主人公の朝ドラ『エール』では、主人公の妻の死がドラマのエンディングでした。
本作も寿恵子ちゃんの最期がドラマのエンディングになるのかもしれません。
予習レビュー
今週のサブタイトル「ヤッコソウ」はリアル万太郎くんが命名した植物です。
史実の中の発見者は土佐清水市加久見にお住まいだった山本一さんと言う方。
発見者が「山本さん」だったため。種小名「Mitrastemon.yamamotoi」は発見者への献名になっています。
高知県で発見されましたがその後、徳島、宮崎、鹿児島から沖縄までの暖温帯に分布していることが判明。
ドラマの中では、万太郎くんを案内した虎鉄くんという少年が「ヤッコソウ」を発見したというエピソードが描かれます。
ちなみに虎鉄くんの苗字は「山元」です。
リアルの「山本」さんとは漢字が異なりすが、読みは「やまもと」なので種小名「Mitrastemon.yamamotoi」と整合性を持たせたようです。
「ヤッコソウ」という名前の由来は江戸時代の「やっこさん」に似ているから。
しかしブログ主の目には江戸時代の「やっこさん」というよりは大阪万博のシンボルだった岡本太郎氏の「太陽の塔」。
見た目はキノコ類みたいな形。
大きさはドングリよりやや小さめなくらい。
かなり変わった形の植物なので、リアル万太郎くんもさぞかし興奮しただろうと思います。
らんまん|感想あらすじネタバレトップページ
間違えました。親日ではなく。新日でしたごめんなさい。そう言えば大昔、初代タイガーマスク(佐山サトルさん)と素人が戦って勝てるかという番組の企画があり、小鉄さんが進行をしていましたが。居並ぶ素人達に向かって、「まず彼に勝てたらタイガーに挑戦させてあげるから。」と言って紹介したのが鬼軍曹、藤原喜明組長。って余計手強いだろう。案の定挑戦者全滅でした。
ハシカンちゃんが平成ギャルのヒロイン演じる来年度後期朝ドラ「おむすび」
なんならアムラーでパツキンでもオッケ
アムラーもガングロも茶髪金髪も確実に多数層いたんだから史実上正しい
むしろ平成時代の「舞いあがれ」で大学に茶髪がひとりもいなかったことの方が違和感ありありだったけどね
取り敢えず後期朝ドラは「短歌」と「大阪万博」の関連要素はホントなくしてほしいと個人感
田邊教授の悪意をものともしない、凛としたお須恵さん。でも流石に最後は憤っていた。万さんからの標本。あっ薬缶から直接。心君すっかり立派になって。山本虎鉄?親日のあの人みたい。(あっちは小鉄さん。)
心くんでしょ?
この少年って、神木さんと同様に名子役と謳われたあの子?