らんまん

高知の植物を新種と認定 / らんまん 第95回

2023/8/11(金)第19週「ヤッコソウ」

あらすじ

土佐に植物採集の旅に出ていた万太郎が十徳長屋に帰ってきました。東京に戻って早々、万太郎は土佐植物目録と500点の植物標本を収めると、高知の山奥で見つけた珍しい植物の研究に取り掛かりました。

万太郎はその植物が新種であろうと予想していましたが、新種であると見極めるためには大きな課題がありました。研究のための西洋の文献が不足していたのです。そして西洋の文献はどれもが高額なものばかりでした。

それから半年が経ったころ、波多野と藤丸が万太郎のもとにやってきました。万太郎は波多野と藤丸に協力を求め、万太郎は土佐から持ち帰った植物を新種であると認定。万太郎はその植物の和名を「ヤッコソウ」と名付けました。

ほどなくして、虎鉄から大量の植物標本が送られてきました。虎鉄が通う学校の担任の教師が採集した植物の名を教えて欲しいと求めてきたのです。虎鉄からの手紙を読みながら、万太郎は自分は一人ではないことを実感するのでした。

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感想

万太郎くんの受難が一区切りつく週でした。

受難1:園子ちゃんの死

今週は、園子ちゃんを亡くした深い悲しみに沈む万太郎くんと寿恵子ちゃんの憔悴しきった様子からスタート。

二人の悲しみがあまりにも深く、本当に立ち直ることができるのかと心配なほどでした。

しかし・・・

榛名山から駆けつけてくれたまつさんの支え。

十徳長屋の心優しい人たちの支え。

周囲の人たちの支えによって、万太郎くんと寿恵子ちゃんは立ち直ることに。

第二子の千歳ちゃんが生まれたことも、万太郎くんと寿恵子ちゃんの立ち直りを早めたのかもしれません。

なお、史実ではリアル万太郎くんとリアル寿恵子ちゃんの間には13人の子供が生まれ、うち6人が亡くなっています。

本作の放送期間は残り2ヶ月を切っていますので、もうこれ以上悲劇は描かれないものと思われます。

というか悲劇はこれで打ち止めになることを期待したいです。

受難2:田邊教授との関係

田邊教授から東京大学への出入り禁止を言い渡された件も、万太郎くんが土佐植物目録と500点の植物標本を寄贈したことで一区切り。

これで万太郎くんと田邊教授の面倒な関係は清算されました。

ロシアのマキシモヴィッチ博士のもとで研究するという道は断たれてしまったものの、万太郎くんは一人で研究を続ける覚悟を固めました。

そして「一人ではない」ことも実感。

万太郎くんの植物学者としての受難も一段落つきました。

なお、史実ではリアル万太郎くんが大学がらみの受難が一区切りついたタイミングを、リアル田邊教授が東京大学から追放されたときとしています。

今週立った二つのフラグ

今週はさりげなく二つのフラグが立ちました。

一つは、田邊邸を訪問した際に寿恵子ちゃんが田邊教授に言い放った言葉です。

「田邊教授こそ万太郎くんにご執心ではないか」

みたいなことを寿恵子ちゃんが言いましたが、実際に田邊教授が万太郎くんにご執心だったことが翌々週に明らかになります。

そして「ご執心」が明らかになる場面は視聴者の涙腺を刺激する場面になることが考えられますが、詳細はここでは伏せておきます。

もう一つのフラグは、万太郎くんが寿恵子ちゃんを「笹」にたとえたこと。

これは万太郎くんの究極の受難のフラグ、本作のエンディングに向けてのフラグと思われます。

次週:田邊教授の受難

万太郎くんの受難は一区切りつきましたが、次週は田邊教授の受難劇が始まります。

田邊教授の受難に次ぐ受難。

受難からの再生。

そして再生の後の・・・

再生の後に起こることもここでは伏せておきます。

田邊教授のブラックなドラマが好きすぎるブログ主にとって、次週と翌々週は本作のクライマックスに匹敵する週になるかもです。

2024年度後期朝ドラ『おむすび』

2024年度後期朝ドラが発表されました。

タイトルは『おむすび』、主演は橋本環奈さん。

橋本環奈さん演じるヒロインは平成元年生まれの「平成ギャル」。

ヒロインが栄養士として活躍するオリジナルストーリーです。

タイトルの『おむすび』はヒロインが幼少期につけられたあだ名。

ヒロインの本名が「米田結」。

米を結ぶのでそんなあだ名が付けられたのでしょうか。

『ひよっこ』に登場した米屋の娘・さおりちゃんの本名が「米屋の娘で米子」だったことを思い出させるベタなネーミング。笑

本作は福岡、神戸、大阪が物語の舞台です。

『おむすび』

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予習レビュー

7月25日(火)の放送で福治さん口にした

「いいこともあったら良くねえことも起きるぞ」

のとおりの展開となった今週。

園子ちゃんの急死、マキシモヴィッチ博士の急死と「良くねえこと」が立て続けに起こりました。

しかし福治さんの言葉はその逆もまた真理です。

「良くねえこともあったらいいことも起きるぞ」

です。

「良くねえこと」が立て続けに起こった後には、新種に命名するという「いいこと」もあり、それによって一週間は終わりました。

「良くねえこともあったらいいことも起きるぞ」

という流れは次週につながるのか。

次週の注目ポイントはブログ主が待ちに待った「田邊教授」のストーリー。

田邊教授の身の上に「良くねえこと」が起こるのですが、聡子さんの支えによって「良くねえこと」が「いいこと」に反転する展開のようです。

また翌々週には、視聴者から見た田邊教授の評価が反転する週になるようです。

ダークサイドキャラの田邊教授が好きすぎるブログ主にとって、次週からの二週間は楽しみでなりません。

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POSTED COMMENT

  1. oretets より:

    数日前に録画していた
    戦後のよこすかクリーニングのドラマを視たら少年時代の万太郎くんが出ててたまげた。

  2. 還暦のたつお より:

    新種の発見、虎鉄君という新しい仲間との出会い。収穫の多かった高知行き。相変わらず、波多野、藤丸両君も頼りになる存在。しかーし、東大に出入りした頃には無料で閲覧出来た資料が、独立後は、峰屋というスポンサーが無い今、自腹で購入しないと。その当ては?♬ 貸した金返せよー ♬
    (借金大王 byウルフルズ)今回、借金取りのこわもてさんを演じているのは誰かな?

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