2023/8/15(火)第20週「キレンゲショウマ」
あらすじ
十徳長屋にやってきたこわもての男は、借金取りの磯部でした。槙野家はそのころ、万太郎の研究の資金を捻出するために膨大な借金を抱えていたのです。磯部の応対をするのは万太郎ではなく寿恵子でした。
寿恵子が磯部の応対をしているそのとき、万太郎、波多野、藤丸の三人は標本室に隠れて磯部が帰るのを待っていました。そんな中で寿恵子は、万太郎の研究が日本の将来にとって価値あるものであると訴えました。
そして寿恵子は磯部に対して、万太郎の将来に投資しないかと呼びかけました。寿恵子の熱弁に心を動かされた磯部は、借金を取り立てるどころか追加の資金を寿恵子に渡して十徳長屋を去って行きました。
そのころ、田邊の恩人である文部大臣の森有礼が暗殺されました。森の暗殺に田邊は大きなショックを受けていました。一方、十徳長屋の万太郎のもとを、アメリカから帰国した佑一郎が訪ねてきました。
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感想
借金取り対応
以前から少しづつではありますが、槙野家の苦しい家計が描かれていました。
寿恵子ちゃんが度々、質屋の中尾さんのお店に通う姿を通しても槙野家の台所事情が表現されていました。
そして今回、史実をベースにした槙野家の苦しい家計が真正面から描かれました。
寿恵子ちゃんがコワモテの借金取りから、追加の借金を勝ち取ったというエピソードは史実での出来事を参考にしたものです。
では、史実の中のリアル寿恵子ちゃんは実際に何をしたのか。
ドラマの中の寿恵子ちゃんと比較しながら簡単にまとめてみます。
まずは赤い旗。
これはリアル寿恵子ちゃんが借金取りが来ていることをリアル万太郎くんの知らせる方法として実際に行われていたことです。
ただしドラマの史実には違いが一点あります。
ドラマの中の十徳長屋は平屋なので赤い旗は一階に掲げられていましたが、史実では赤い旗は二階に掲げられていたとのこと。
リアル万太郎くんとリアル寿恵子ちゃんは二階に部屋を借りていたらしい。
しかし、万太郎くんと寿恵子ちゃんが十徳長屋に住み続けているのに対して、リアル万太郎くんとリアル寿恵子ちゃんは住まいを転々としました。
引っ越した回数は約30回。
それほどまでに数多く引っ越しを繰り返した理由はただ一つ。
家賃の滞納です。
借金返済が滞るだけでなく家賃も払えなくなっていたようです。
そして家賃の滞納については、さすがのリアル寿恵子ちゃんといえども交渉の末に「投資」を呼びかけることはできなかったようです。
一方で借金取りの応対はドラマの中で描かれたとおり。
リアル万太郎くんの研究がお国に重要なものであることをリアル寿恵子ちゃんが訴えました。
すると、ある者は返済を待ってくれたり、ある者は同情してくれたりと、リアル寿恵子ちゃんの言葉に引っかかってしまったのだとか。
ドラマの中では借金取りが最終的に寿恵子ちゃんの交渉術に一本とられる瞬間は省かれましたが、できたらそこまで見せて欲しかった。
『ちりとてちん』で、伝説の借金取り「あわれの田中」をヒロインのB子ちゃんが負かしたように。
ここまで書いてふと思いました。
寿恵子ちゃんと「あわれの田中」を対決させたらどちらが勝つのか。
見てみたいものです。
田邊教授の受難劇のフラグ
今回は借金取り対応をする寿恵子ちゃんの活躍がメインのお題の回でしたが、さりげなく描かれた田邊教授のアップダウンのフラグにブログ主は持ってゆかれました。
藤丸くんが聞きつけたうわさでは田邊教授の報酬は3千円。
複数の学校の校長先生を兼務したり政府の仕事をしたりなどして多額の報酬を得ている田邊教授の絶頂期が間接的に説明されました。
その直後の田邊教授の後ろ盾の暗殺事件。
後ろ盾を失ったことで、絶頂期の田邊教授が急な坂道を転げ落ちるように転落してゆくフラグが立ちました。
万太郎くんの受難の最大の原因となった田邊教授が、今度はご自身が受難を経験することに。
次回あたりから、田邊教授の受難劇が少しづつ描かれ始めるのでしょうか。
予習レビュー
今週は寿恵子ちゃんが借金取りに対応するエピソードが描かれます。
ドラマの中では、借金取りが十徳長屋に来ているときは寿恵子ちゃんが赤い旗を立てて、万太郎くんに知らせる。
そんなエピソードが描かれるようです。
このエピソードは史実にもとづいたものです。
史実の中のリアル万太郎くん、リアル寿恵子ちゃん夫婦は二階建ての家に住んでいたのだそうです。
そして借金取りが家に押しかけてくると、リアル寿恵子ちゃんは二階の窓に赤い旗を掲げて借金取りが来ていることをリアル万太郎くんに知らせたとのこと。
その赤い旗を見た万太郎くんは、家には戻らず赤い側がしまわれるまで、しばらく家の周囲を歩き回っていたそうです。
ただし、借金取りの中には簡単には引き下がらない者もいました。
そんな借金取りの対応もリアル寿恵子ちゃんの役割です。
リアル寿恵子ちゃんは、夫の研究はお国のための重要な研究だと訴え、納得させたのだとか。
借金取りの中には、リアル寿恵子ちゃんの説得に涙を流す者すらいたとか。
リアル寿恵子ちゃん、なかなかの役者だったようです。
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磯部氏は、寿惠子ちゃんを気に入ったのではないでしょうか。
強面の自分を恐れたり委縮したりせず、堂々と対峙する姿に。
そればかりか、白波五人男に馬琴に蔦屋、挙句は追加で二百円融資、ではなく出資しろ、と言い出す。
面白い女だ。一つ乗ってやるか。
そんな気持ちだったのではないかと思いました。
だから図鑑を売りつけられても、高笑いで長屋を後にしたのでは。
それ自体を面白がっていたのではないでしょうか。
磯部氏が、報われますように。
後ろ盾を失った、田邊教授。
前途多難。
聡子さんが心配です。
磯部さんと、須恵さんの丁々発止のやり取り。役柄とは言え天下の名優相手に5分の勝負の浜辺さんもなかなか凄い。口八丁手八丁で、歴戦の金融業者から追加融資を勝ち取る。直後に現れた人情味溢れる質屋の中尾さんと磯部さんとの対比がさりげなく可笑しい。ところで、「どうする家康」で長篠で戦死した橋本さとしさん。森有礼大臣として転生してきましたが、あっという間に暗殺。しかもナレ死。後ろ盾を失った田邊教授の将来にようやく暗雲が。果たしてどうなる、どうする小牧長久手。石川数正寝返り間近。
前回のコメント欄に六平直政さんと峯岸みなみちゃんは似ているとカキコしましたが、峯岸みなみちゃんといえばガチャピンとも似ていると言われて自身のYouTubeにて共演もしています、因みに同じくガチャピンに似ていると言われているのが元日本代表で現在はジュビロ磐田所属の遠藤保仁選手でJリーグ関連のいろんなイベントやYouTubeにてガチャピンと共演しています
う~ん、よくよく六平さん眺めてみたらガチャピンに似ているように見えてきますね
宅配便業者がなすびさん
電波少年の懸賞生活見てましたよ
全裸でアパート一室に監禁されて懸賞ハガキ書いて送り当たったモノだけで生活するという企画、心の拠り所は壁に貼られたアイドルのポスターとびいなすと名付けた犬のぬいぐるみだけ
因みにポスターのアイドルは万太郎母親役の広末涼子さんでしたね、また懸賞で当てた品物は視聴者に抽選で送られましたがびいなすだけはなすびさんが持って帰られましたね、びいなすはまだ所持されているのかなあ?