らんまん

結婚の許しを得る万太郎 / らんまん 第57回

2023/6/20(火)第12週「マルバマンネングサ」

あらすじ

万太郎は結婚の許しを得るために白梅堂へ足を運びました。万太郎からの挨拶を受けたまつは、二人の結婚を簡単には受け入れようとはしませんでした。万太郎の夢を知ったまつは、お金のことが心配だったのです。

そんなまつに万太郎は説明しました。植物図鑑を分冊して発行する「八犬伝」方式でお金を稼ぐつもりだと。万太郎は寿恵子を必ず幸せにすると約束し、万太郎はまつから結婚の許しを得ることができました。

同じころ、菓子職人の文太文太の帰郷を機にまつは白梅堂をたたみ、文太について行くと寿恵子に告げました。それから半年が経過したころ。季節は春になり、万太郎と竹雄は寿恵子を連れて佐川へ里帰りしました。

そのころ峰屋は思い酒税を課され、そのことで峰屋は苦境に立たされていました。そんな中、査察にやってきた役人たちが綾や峰屋の面々を厳しく問い詰めました。そこへ、万太郎が到着しました。

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感想

寿恵子ちゃんの覚悟とまつさんの懸念

前回は、前途多難な道のりへの覚悟を寿恵子ちゃんが熱く語りました。

今回は、前途多難な道のりへの懸念をまつさんが口にしました。

しかも念には念を入れて。

前回の寿恵子ちゃんの覚悟と今回のまつさんの懸念からわかること。

物語後半で描かれる万太郎くんと寿恵子ちゃんの冒険旅行は困難に次ぐ困難に見舞われることが予想されます。

そんな後半の展開を暗示していたのでしょう。

寿恵子ちゃんの覚悟とまつさんの懸念は。

まして、まつさんは文太さんの故郷について行ってしまうらしい。

寿恵子ちゃんが困難な状況におちいっても簡単には助けられない。

心配するのも無理はありません。

万太郎くんと寿恵子ちゃんの冒険旅行はどこに向かって行くのでしょうか。

助手の引き継ぎ

舞台は東京から久しぶりの土佐へ。

峰屋の道中、竹雄くんが寿恵子ちゃんに言いました。

植物学者・槙野万太郎の助手の役目を引き継いでもらいたいと。

助手の役目を寿恵子ちゃんに引き継ぐことで、自分は峰屋に戻って綾ちゃんを支えるつもりなのかな?

竹雄くん、もしかすると峰屋が苦境に立たされていることを知っているのかも。

いつだったから東京大学の藤丸くんが、日本中の酒蔵がつぶれてしまうと言ったのを聞かされた竹雄くん。

彼のことなので、峰屋の状況をお父上あたりに尋ねたことが考えられます。

お父上は番頭さんなので、峰屋のことは隅から隅までわかっているはず。

そして、峰屋のがどれほど苦しい状況に置かれているかがわかった竹雄くんはまた、綾ちゃんがどれほど苦しんでいるかも察しているはず。

いつか自分が綾ちゃんを支えなければと竹雄くんは考えていたに違いない。

そしてようやく「後任の助手」ができた。

しかも新婚夫婦と一緒に相棒の自分が暮らすわけにはゆかない。

竹雄くん、東京を発つころにはすでに「助手の引き継ぎ」と「綾ちゃんのサポート」への決意を固めていたのかもしれません。

竹雄くんが寿恵子ちゃんに「助手」を託したそのころ、峰屋と綾ちゃんはやっぱり大変なことになっていました。

ネタバレあり:次週の竹雄くん

次週の火曜日の回の竹雄くんは、やっぱり綾ちゃんと行動をともにしています。

土佐の酒屋の組合づくりに奔走する綾ちゃんのお供をするのです。

そしておそらく次週の火曜日には、綾ちゃんと竹雄くんの関係に大きな変化が生じるものと思われます。

主人公夫婦は実在モデルをモチーフにしているので今後の展開がある程度は予想できます。

しかし綾ちゃんと竹雄くんの二人は、実在モデルらしい人物はいるものの、その実在モデルの人物情報は皆無に近い。

なので綾ちゃんと竹雄くんの今後はまったく予想がつきません。

それゆえに綾ちゃんと竹雄くんの関係の変化が気になるブログ主です。

というか、本作が始まった頃にはブログ主にとっての主人公は竹雄くんでした。

そして「主人公」の相手役が綾ちゃんです。

気にならないわけがありません。

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予習レビュー

万太郎くんと寿恵子ちゃんがついにゴールインにリーチしました。

今後、万太郎くんは生計を立てるために、寿恵子ちゃんが大好きな『八犬伝』を参考にして、植物図鑑を一巻づつ発行しながら日銭を稼ぐのだとか。

この『八犬伝』について本欄に概要をまとめてみます。

『八犬伝』の正式名称は『南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)』

昭和40年代にNHKで放送されていた人形劇『新八犬伝』を、ブログ主はそのテーマ曲とともによく覚えています。

さて、『八犬伝』はドラマの中でも語られるようですが、全98巻、106冊からなる超大作。

作者の曲亭馬琴は48歳から75歳までの27年間を費やしてこの大作を完成させたのだとか。

この数字を知ったとき、その壮大さにただただ驚くばかりでしたが、実は現代のコミックは『八犬伝』を超えるスケールのものがいくつも存在するんですね。

最長連載記録は『ゴルゴ13』で、1968年から連載開始で2023年の今も連載中で最新刊は本年4月に刊行された208巻。

第2位は『こちら葛飾区 亀有公園前派出所』で1976年から2016年の40年間で全201巻。

第3位から第8位はいずれも連載中なのでそのうちのいくつかは『こち亀』を超えるかもしれません。

『八犬伝』のリサーチがきっかけとなり漫画にこれほど長寿作品があることを初めて知りました。

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POSTED COMMENT

  1. ばなななち より:

    万太郎くんの相棒、助手ポジションを竹雄くんから寿恵子さんに渡しました
    竹雄くん、峰屋に戻る覚悟が決まってますね…!

    役人に対して、酒屋の約束事を貫く姿かっこよかったです
    綾さんが主人として成長しているのが1発でわかるいいシーンでした!

    過去の書き込みで寿恵子さんの名前をめちゃ間違って書いてました
    すみませんでした…

  2. 還暦のたつお より:

    えっ、あの人の回想シーン放送するの。思い切ったねえ。あとが怖いけど。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    八犬伝方式の現代応用ってディアゴスティーニ方式なんだよね、初回はかなり安い価格で2回目以降は通常価格にて

  4. 還暦のたつお より:

    まつさんの心配ももっとも。八犬伝方式。まつさん納得してない。やはり文太さんとまつさん。相思相愛。でも文太さんキャラが健さんだから改めて言われると戸惑う。旅館の亭主と女将になるのね。夜通しって何って八犬伝読書会。佐川行き。回想シーンであの人が出る筈だったんだけど。同じ事を一般人がやっても家族、親類縁者を敵に回すだけだけど。有名人だと日本中が敵になる。
     酒税が酷税に、役人は嫌いだ。微妙なタイミングで万太郎一行帰還。

  5. 名乗る程の者ではございません より:

    ヒューヒューだお
    やっぱりTwitter上で並んだか
    ドラマ「二十歳の約束」知っているのは四十代以上の世代か、アラ還世代の私としては「愛と誠」をアレンジした内容だったからよく覚えているぞ
    というか森口博子さん(相変わらず歌上手いねえ、この方)がモノマネして後々まで流行らせたからかな
    文太さん、母親も喜んでるぞ
    今週末に大漁旗降りながら「万歳~」って叫んでくれるわさ

  6. 名乗る程の者ではございません より:

    今週は高知県に舞台が戻るんだけど回想シーンなんかで只今炎上かつ無期限謹慎中の広末涼子さんの出演はあるのかな?
    だから高知県枠使うなら母親役は高知県出身のソニンさんにしとくべきだったと後だしじゃんけんみたいなコメントをしてみますた

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