NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『らんまん』
2023年8月28日 〜 9月1日放送
あらすじ
万太郎が植物学教室の助手になる
万太郎が植物学教室の助手として正式に迎えられることになりました。
万太郎を助手として迎える決断を下したのは徳永で、万太郎が植物学教室に足を運ぶのは7年ぶりのことでした。
万太郎は徳永から、植物学教室の標本を充実させることだけに注力せよと命じられました。
徳永・大窪と万太郎のギャップ
万太郎が植物学教室の助手として迎えられたころ、徳永たちが目指していたのは顕微鏡の奥にある、肉眼では目にすることができない世界でした。
それは万太郎にとって馴染みのない世界でした。
万太郎は大窪から、万太郎の研究はすでに古いものだと言われてしまいました。
寿恵子が「巳佐登」の中居として活躍
同じころ、みえの料亭「巳佐登」は繁盛し、岩崎らの得意客などのいつもにぎわっていました。
「巳佐登」で中居として働く寿恵子は、機転の利いた働きぶりでみえからも一目置かれる存在になっていました。
そんな中、「巳佐登」の得意客の里中や岩崎が、万太郎を学術研究員として台湾に行かせたらどうかと提案しました。
万太郎が植物研究のために台湾へ
ほどなくして里中が陸軍大佐の恩田を連れて植物学教室に姿をあらわし、万太郎が台湾に出張することが決定。
決定を受けて徳永は、常に帝国大学の人間としての自覚を持ち台湾に行くよう万太郎に注意しました。
そして迎えた万太郎が台湾に旅立つ日。寿恵子から「日本植物志図譜」をお守りとして持たされ、万太郎は台湾へと向かうのでした。
らんまん|感想あらすじネタバレトップページ
今週の展開
106: 8/28(月) 万太郎が植物学教室助手
107: 8/29(火) 万太郎の台湾出張の提案
108: 8/30(水) 万太郎が台湾へと旅立つ
109: 8/31(木) 虎鉄が高知から上京する
110: 9/1(金) 波多野と野宮のある発見
予習レビュー
植物学教室の助手
前週の終わりごろに、万太郎くんが徳永教授から植物学教室の助手として採用する旨の通知がありました。
そして今週、万太郎くんは正式に植物学教室の助手に。
田邊教授の在籍時、徳永さんと大窪さんは万太郎くんの味方のポジションにいました。
なので田邊教授がいなくなった今、植物学教室は万太郎くんの味方しかいないことになります。
しかし、7年もの間、植物学教室から離れている間に、味方と思っていた徳永さんや大窪さんと万太郎くんとの間にギャップが生じていました。
徳永さんと大窪さんの今の関心事は肉眼では見えない世界。
それだけならまだいい。
大窪さんは万太郎くんの研究を古いとまで言いました。
万太郎くんの研究など、もはや価値がないくらいに大窪さんは考えているのかもしれません。
かつては万太郎くんのおかげで新種の発表までできた大窪さんですが。
一方の徳永さんも、万太郎くんに命じたことは植物標本を充実させることだけ。
7年前の万太郎くんはある程度の自由を得ていましたが、今の万太郎くんに自由はありません。
命じられた業務をこなすのが万太郎くんが求められていることです。
徳永さんと万太郎くんのギャップもこれから拡大しそうな予感でいっぱいです。
リアル万太郎くんとリアル徳永さん
ドラマの中の万太郎くんと田邊教授の関係も、そして史実の中のリアル万太郎くんとリアル田邊教授の関係も、常に確執がありました。
ドラマの中の万太郎くんと徳永さんの関係も、いつまでも良好とは限らない、そんな予感でいっぱいです。
では史実の中のリアル万太郎くんとリアル徳永さんの関係はどうだったのか。
結論から言うと、リアル万太郎くんとリアル徳永さんの関係もまた、最終的にかなり悪い状態になっています。
なんとリアル徳永さんは、リアル万太郎くんが「日本植物志図譜」を刊行すること猛反対します。
リアル田邊教授が手掛けていた植物図譜を、リアル徳永さんは自分が継いだのだという自負
がありました。
そんなわけで在野の研究者に過ぎないリアル万太郎くんが「日本植物志図譜」を刊行することは受け入れられなかったようです。
ドラマの中でも、一度は万太郎くんの味方になってくれた徳永さんが、もしかすると田邊教授以上に手ごわい存在になってしまうのかもしれません。
らんまん|感想あらすじネタバレトップページ
第22週の記事以降、放送日の記述が2022年との誤表記となっています。念の為ご報告まで。
いつも楽しく読んでいます。簡潔なまとめで読み易いです。