らんまん

屋台を開業する竹雄と綾 / らんまん 第111回

2023/9/4(月)第23週「ヤマモモ」

あらすじ

牛久がついに真打に昇進しました。そして牛久が十徳長屋を出ていく日、牛久は真打昇進を祝う高座を十徳長屋で開きました。そこへ、土佐を引き払って東京にやって来た竹雄と綾が姿をあらわしました。

その日、竹雄と綾は十徳長屋に泊まることにしました。そして久しぶりに再会した寿恵子と綾は話し込みました。寿恵子は、万太郎の図鑑の版元が見つからないこと。図譜の発行に手間がかかり過ぎている悩みを綾に語りました。

万太郎と竹雄も近況を報告し合いました。万太郎は図鑑への思いを語りました。一方の竹雄は峰屋を整理した後、土佐で料理人の修行をしていました。そして修行を終えた竹雄と綾は土佐を引き払い、東京で屋台「土佐」を開業するつもりでいました。

竹雄は屋台で金を貯め「新しい酒をつくる」という綾の夢を叶えたいと考えていました。その日、竹雄と綾が料理を振る舞い、波多野と藤丸も十徳長屋にやってきました。そんな中、寿恵子は自分で商いをすることに興味を持ち始めていました。

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感想

本作『らんまん』の最終月に入りました。

今週を含めて残り4週。

いよいよ最終章です。

竹雄くんと綾ちゃんが峰屋を畳んでから

最終章に入り、かつてブログ主の中では「主人公」だった竹雄くんと綾ちゃんが再登場。

竹雄くんと綾ちゃんが上京することは事前にはわかっていましたが、峰屋ののれんを下ろしてからのことは不明でした。

それが竹雄くんのセリフから見えてきたので、ここにメモをしておきます。

竹雄くんと綾ちゃんは峰屋と土地と家屋をすべて売り払い、納税のための借金を完済。

その後、土佐で料理人の修行。

ここまでが竹雄くんが語ったこと。

竹雄くんのセリフから、峰屋廃業後にあったことを推測してみました。

峰屋の資産の整理を進めながら、竹雄くんと綾ちゃんは次に何をするかを考え続けたのでしょう。

ただし、次にやることのその先で、酒蔵を再び手がけるというゴールを見据えながら。

ゴールは酒蔵。

酒蔵を始めるためには資金が要る。

その資金を得るには、どこかで雇われていては無理。

自分で商いを始めるしかない。

番頭さんの息子だった竹雄くんなら、そんなふうに考えたはず。

経営者だった綾ちゃんもまた、竹雄くんの考えを当たり前のこととして受け止めたことが考えられます。

そして現実的な選択として竹雄くんは料理屋を開業する道を見出しました。

かつて竹雄くんが万太郎くんとともに上京した際、西洋料理の店で働いた経験があるので、料理屋を開業するというのは自然な選択です。

しかし、料理屋を開くには経験が不足している。

そこで土佐のどこぞの料理屋で修行。

竹雄くんは料理の経験があるだけに修行しても上達が早かった。

自分で店を始められるくらいの自信がついたのでしょう。

そして屋台から始めるのであれば、それほど大きな元手もいらない。

さらに屋台を始めるのも、人口の多い東京に出た方が売上も大きくなる。

土佐で土佐料理の店を始めても老舗には勝ち目がないが、東京で土佐料理を始めればその希少性から目立つ存在にもなれる。

ということで上京を決意。

竹雄くんが番頭の息子であること。

東京で西洋料理の店で働いた経験があること。

綾ちゃんが経営に携わっていたこと。

すべてが生かされて来ました。

寿恵子ちゃん

竹雄くんと綾ちゃんの姿を見て、寿恵子ちゃんにスイッチが入りました。

寿恵子ちゃんにスイッチが入るまでの経緯も、振り返ってみると実に丁寧に描かれてきました。

寿恵子ちゃんは、かつては目先の日銭稼ぎのために内職と質入れを繰り返す日々。

しかし、みえさんから内職だけで借金を返せるわけがない、夫の夢を叶えられるわけがないと斬って捨てられました。

そして、みえさんのすすめで「巳佐登」で働き始めた寿恵子ちゃんはついに覚醒。

そんな中、みえさんから新しい商売を始めてみないかと言われたことが、ずっと心の中に引っかかっていた。

今回、綾ちゃんとの会話の中で、万太郎くんの夢を叶えるには新しいことを始めて、次の段階に進まなければダメだと、寿恵子ちゃんは口にしました。

その段階でも寿恵子ちゃんは、次の段階が何なのかは見えていない。

しかし、竹雄くんと綾ちゃんが夢に向かって小さな一歩を踏み出したことで、次の段階がはっきりと見えてきたようです。

寿恵子ちゃんのストーリーが始まりました。

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予習レビュー

今週は寿恵子ちゃんが自ら商売を始めます。

そして、この寿恵子ちゃんの商売は最終週で回収されます。

ということは今週は本作の最終章の始まりのような一週間です。

さて、寿恵子ちゃんが自ら商売を始めるというのは以下の史実をモチーフにしています。

大正時代半ば。

リアル槙野一家は渋谷の荒木山(現在の渋谷区円山町界隈)に住んでいました。

ドラマの中の槙野一家は十徳長屋に住み続けていますが、リアル槙野一家は家賃滞納などで30回以上の転居を余儀なくされ大正半ばの住まいは渋谷の荒木山でした。

リアル寿恵子ちゃんは自宅近くで「待合」を開店。

待合とは、主に接客や会合などに使われる料亭のことで、当時の渋谷荒木山界隈では大流行していたとのこと。

ドラマの中の寿恵子ちゃんが開いた店の店名は「山桃」ですが、リアル寿恵子ちゃんが開いた店の店名は「いまむら」。

リアル寿恵子ちゃんの実家の別姓から取ったのだそうです。

なおリアル寿恵子ちゃんは、待合を始める前に菓子屋も試みたそうですが、薄利多売の商売では非効率なために撤退。

当時、渋谷荒木山で流行していた待合ならば客単価も利益率も高いため、待合を開業することにしたのだそうです。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    神木浜辺コンビ
    11月公開「ゴジラ-1.0」に出演ですね
    ストーリーは終戦後に焦土となった銀座にゴジラが出現ということ以外全く不明ですがゴジラが出るなら何でもいいや
    宝田さん、河内さん、平田さん
    第一作に出演なされた方々もアチラで喜んでいるでしょうね

  2. 名乗る程の者ではございません より:

    日清戦争より被害が大きかった台湾戦争
    もう少し深く取り上げた方がドラマに深味が出たのではないかと
    大河ドラマなんかも何度も何度も戦国時代繰り返すんじゃなく近代史をいい加減取り上げるべきじゃないかと個人感

  3. 還暦のたつお より:

    牛久さん。祝真打昇進。新しい門出。入れ替わりで姉夫婦来訪。穏やかな口調なれど須恵さんの覚悟は凄い。石版印刷の限界。だけどどうすれば効率化できるのか?「これからも戦争が。」思えばこれから先は・・・・。「新しい商い。」姉夫婦に刺激を受け。

  4. 名乗る程の者ではございません より:

    予告編より
    「エール」「おかえりモネ」の時と同じ感想になりますが、日本のポール・マッカートニーはホンマ老けないなあ

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