2023/9/22(金)第25週「ムラサキカタバミ」
あらすじ
関東大震災が発生した日から一ヶ月が経過したころのある日。震災で住む場所を失った人々が渋谷に集まり、山桃の周囲もにぎやかになりました。そんな中、早くから渋谷に目をつけていた相島は渋谷の発展を喜ぶものの、寿恵子の心は晴れませんでした。
一方、万太郎は「ムラサキカタバミ」の植物画を描いていました。震災で苦しいときに、花を咲かせる「ムラサキカタバミ」のたくましさが万太郎は嬉しかったのです。そして万太郎はそんな気持ちを寿恵子に告げました。
40年かけて集めた植物標本が震災で失われたものの、植物図鑑を完成させる気持ちにゆらぎがない万太郎のの言葉を聞かされた寿恵子はある大きな決断をしました。寿恵子は、万太郎の夢を守るために広大な土地を探してほしいと百喜と大喜に頼みました。
そして寿恵子は「山桃」の得意客・相島に、「山桃」を買い取ってほしいと相談をしました。寿恵子の願いを聞かされた相島は寿恵子の頼みを受け入れました。ほどなくして寿恵子は山桃を売った資金で大泉村に広大な土地を手に入れました。
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感想
『ブギウギ』
第25週の振り返り
今週は「図鑑の完成」というゴールが見えてきた万太郎くんが、ゴールを目前にしてゴールが遠ざかってしまう試練を経験する週でした。
次週、万太郎くんはついに図鑑を完成させます。
完成した図鑑に載る植物の数は3206種。
ちなみに筑波実験植物園のデータによれば
・日本列島にはおよそ7000種類の植物が自生
・うち約2900種類が日本だけに分布する固有植物
ということです。
万太郎くんがたった一人の力でどれだけのことを成し遂げたのかが、この数字からもよくわかります。
その多くを震災で失ってしまったわけです・・・
水曜日の回に放送された地震発生の当日。
万太郎くんはその翌日には神戸に行くはずでした。
長年の課題だった植物図鑑を出版するための費用も出資者があらわれることで解決。
版元が見つからないという課題も解決しました。
植物図鑑の原稿もすべて完成し、あとは印刷をするだけ。
植物標本も保管してもらうことになり、万太郎くんの40年に及び仕事が完成したも同然。
そんたタイミングで、40年かけて築き上げてきたものの多くが失われました。
しかも万太郎くんはもう決して若くはない。
ブログ主はパソコンで作業中に、これまで何度かパソコンがフリーズしてしまい、それまで作り続けていたファイルが破損するトラブルを経験しました。
たったこれだけのことでも失意の深さは言葉にあらわせないほどでした。
特にそのファイルがあと少しで完成というタイミングでの破損は本当に痛い。
破損したファイルに費やした時間は長くても1時間ほどのこと。
それでもあれだけがっかりするのに、万太郎くんが失ったのは40年という時間と、ときに命懸けになるような労力をかけて築き上げたもの。
それでも万太郎くんは寿恵子ちゃんに言いました。
「やる気にみなぎっちゅう」
寿恵子ちゃんが感嘆するのは当然です。
次週
次週はいよいよ最終週。
春から始まった本作もついに残り一週間となってしまいました。
次週の一週間は、複雑な構成になるようです。
月曜日の冒頭はおそらく今回の続き、寿恵子ちゃんが万太郎くんを大泉村に案内する場面。
そこから時間が大きくスキップし、万太郎くんの遺品整理をする場面。
時間は再び過去にさかのぼり、万太郎くんと寿恵子ちゃんが大泉村に屋敷を構えて幸せに暮らす場面。
ただし、そのときは寿恵子ちゃんが具合を悪くしています。
土地の入手、そして寿恵子ちゃんの病気。
その間に、万太郎くんの死後の描写が入るわけですが、その死後の描写がどう効いてくるのか。
これまでの朝ドラにない最終週を体験できる一週間になるかもしれません。
予習レビュー
今週のサブタイトルは「ムラサキカタバミ」です。
震災後の火災で焼き尽くされた東京の道ばたで、花を咲かせる「ムラサキカタバミ」の生命力に万太郎くんが勇気づけられることから、サブタイトルに選ばれたものと思われます。
さてこの「ムラサキカタバミ」ですが、実際に繁殖力が強く環境省の「要注意外来生物リスト」にも掲載されています。
(「要注意外来生物リスト」は平成27年3月26日をもって解消)
「ムラサキカタバミ」は江戸時代末期に観賞用植物として日本に渡来。
そして、その繁殖力の強さから、道端から田畑まで至るところに「ムラサキカタバミ」は自生。
アスファルトの隙間でも成長してしまうほどの繁殖力を持つのだそうです。
ネットで検索すると「ムラサキカタバミ」の駆除方法が次々とヒットします。
そして、「ムラサキカタバミ」の駆除がどれほど困難なことなのかという情報も。
一方、繁殖力が強く一度根付いてしまうと簡単には断ち切れないことから、「家が絶えない」ことへの願いを込めた家紋「片喰紋」にもなっています。
以上、今週のサブタイトルは生命力の強さを表現したものでしたが、次週/最終週のサブタイトルは切ないストーリーを持った植物名です。
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相島(小林一三)のいかにも大物企業家らしい非情な発言。甘粕大尉。その行動だけ見ていると極めて不可解な人物。(ラスト・エンペラーでは故坂本龍一氏が演じていた。)夫婦の会話、この物語の総括にかかっているな。山桃売却。街作り。小林一三氏のライフワーク。大泉って東映東京撮影所のあるところ。
大杉栄に伊藤野枝
昨日の自警団とのやり取り
まあ地上波ではこれぐらいがギリギリの演出か、かなり突っ込んできたかなと思う
たまたま見つけた千歳役の遠藤さくらちゃんの父親のX(Twitter)が面白い
寝覚めたら娘の結婚を目撃した
寝覚めたら孫が出来ていた
笑ってしまいますた