2023/11/17(金)第7週「義理と恋とワテ」

あらすじ

日宝からの移籍の話を断ったスズ子は、辛島部長に謝罪しました。しかし、スズ子がどれほど謝罪しても辛島の怒りが収まることはありませんでした。困り果てるスズ子を見るに見かねた羽鳥は二人の仲介しました。

その日の夜、スズ子は羽鳥の家を訪ねました。そして羽鳥との関係がゴシップ記事にされたことをスズ子は麻里に詫びました。麻里はそのことを気にも留めず、スズ子が梅丸に残ってくれたことの礼を述べました。

一方、中山からのプロポーズを断った秋山は、東京を発ち大阪に戻ることになりました。東京を発つ日の前日の夜。東京からやって来た初めての夜のことを思い出したスズ子と秋山は最後の夜を「せっせっせーの」で遊びながら過ごしました。

その翌日の朝早く、スズ子がまだ眠っているうちに秋山は一人で旅立ちました。そして秋山が大阪に向かう汽車に乗っているころ、スズ子は新曲『センチメンタル・ダイナ』を初披露するのでした。

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感想

今週の振り返り

今週は東京に移籍してスターになったスズ子ちゃんと美月ちゃんが、重大な決断を迫られる週でした。

スズ子ちゃんが迫られた決断は、松永氏への恋と日宝への移籍話。

美月ちゃんが迫られた決断は、中山氏からのプロポーズの返事と自分が自分らしく生きる道。

二人とも恋と自分自身の未来についての決断を迫られたわけです。

まずはスズ子ちゃんから。

スズ子ちゃんの恋は、今週の前半の段階では幻想のレベルでした。

だから始末が悪かったとも言えます。

幻想の恋で浮ついていたこともあり、恋と移籍話を切り分けて考えることができなかった。

それ故に騒ぎを大きくしてしまったのだと思います。

もし恋が実っている状態であれば、恋をとるか移籍をとるかという二者択一の視点から考えられたはず。

一方で美月ちゃんの恋は幻想ではありませんでした。

だから恋=プロポーズと自分の人生を切り分けて考えることができました。

今週の冒頭、東京にやって来た林部長がスズ子ちゃんと美月ちゃん、二人のうちどちらかに大阪に戻ってほしいと頼みにきたとき。

美月ちゃんは上の空でした。

あのころから美月ちゃんは恋をとるか自分の人生をとるのかの二者択一に悩んでいたようです。

恋と人生を切り分けることができずに騒動を起こしてしまったスズ子ちゃん。

恋と人生を切り分けていたことで、自分の未来を自分で決めることができた美月ちゃん。

二人の描写の対比によって、スズ子ちゃんの混乱ぶりが際立つ週。

スズ子ちゃんの混乱の描写によって、スズ子ちゃんの人生にとって重大な週であったことが印象づけられる一週間でした。

最終的にスズ子ちゃんが選んだ道は羽鳥先生の曲を歌い続ける道。

なかなか開花しなかったスズ子ちゃんの才能を開花させたのは他ならぬ羽鳥先生。

スズ子ちゃんが才能をさらに開花させるには羽鳥先生の存在が必要。

なので最良の落とし所に収まりました。

そして、スズ子ちゃんが日宝という高待遇の環境よりも羽鳥先生の曲を歌う道を選んだことを、快く受け入れてくれた松永氏も立派でした。

そしてスズ子ちゃんにとってなくてはならない存在である羽鳥先生もまた、スズ子ちゃんがなくてはならない存在だということが鮮明になりました。

前週から今週にかけて描かれてきたスズ子ちゃんと羽鳥先生の師弟関係。

この師弟関係がこれからどのように育まれていくのか。

朝ドラの中で描かれる師弟関係の描写が大好物なブログ主はこの一点が今後の展開への何よりの楽しみです。

次週

次週のフラグが今週の冒頭に立ちました。

ツヤさんが自分のことを心配するなとスズ子ちゃんに手紙を書くものの、カラダの具合がかなり悪いことは明らかです。

そして・・・

次週の予告映像の中で流れた最後のセリフはツヤさんの「堪忍にしておくれ」という言葉。

今週、重大な決断を下したスズ子ちゃんは、次週は悲しい経験をすることになりそうです。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

ドラマの中で日宝への移籍騒動はようやく収まるものの、騒動のさなかでスズ子ちゃんと羽鳥善一のゴシップ記事が書かれてしまいます。

このゴシップ記事は実際にあった出来事をモチーフにしたエピソードです。

史実では何があったのでしょうか。

移籍騒動のさなか、笠置シヅ子さんは葉山に軟禁状態に置かれていました。

そんな笠置シヅ子さんを守りたい一心の服部良一氏の言動が誤解されて伝わり、二人は恋仲にあるというゴシップ記事になったのだとか。

「笠置くんがやめるのなら僕もやめさせてもらう」

このような服部良一氏の言動が脚色されて広がったようです。

また移籍騒動以前から、服部良一氏が笠置シヅ子さんの楽屋で過ごすことが多かったという事情もあります。

服部良一氏が笠置シヅ子さんの楽屋にいたのはあくまでも仕事上の都合から。

しかし昔も今も新聞記者というのは、事実よりも思い込みと憶測が暴走するようで・・・

話をドラマに戻します。

ドラマの中でもゴシップ騒動も触れられますが、セリフで説明がある程度で、ゴシップ騒動そのものをエピソードトして描くことはないようです。

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