虎に翼 第4週「屈み女に反り男？」予習レビューとあらすじ

NHK連続テレビ小説（朝ドラ）『虎に翼』
2024年4月22日 〜 4月26日放送

あらすじ

名律大学法学部に進学

昭和10年（1935年）寅子は名律大学法学部に進学。そのころ法改正が行われ、女性も弁護士資格を取得するための試験を受けられるようになりました。

法学部に通う初日。寅子たちは男子学生たちにバカにされるのを身構えていました。しかし意外にもリーダー的な存在の花岡悟は女子学生に好意的でした。

そんな中、寅子たち女子学生と花岡たち男子学生は、親睦を深めるためにハイキングに行くことになりました。

ハイキングの日

ハイキングの日、梅子は息子の光三郎を連れてきました。すると、男子学生の小橋が、梅子の夫に妾がいることを光三郎の前で話してしまいました。

それがきっかけになり寅子と花岡が対立。寅子に突き飛ばされた花岡は崖から転落し、大怪我をして入院してしまいました。

その数日後、退院した花岡に寅子は謝罪。一方の花岡は寅子に対する気持ちをほのめかし、寅子をときめかせました。

共亜事件

花岡に謝罪した寅子が帰宅すると、猪爪家に検察官が押しかけていました。直言が勾留され家宅捜索の令状が出ていたのです。

その日の夜、動揺する猪爪家の家族に優三が状況を説明しました。明らかなのは、直言が贈賄の容疑で逮捕されたことだけだと。

その事件はその後「共亜事件」と呼ばれる一大汚職事件に発展。猪爪家には記者が詰めかけ寅子は学校に行けなくなってしまうのでした。

今週の展開

16: 4/22(月)　明律大学法学部への進学
17: 4/23(火)　弁護士の梅子の夫・徹男
18: 4/24(水)　本科の学生がハイキング
19: 4/25(木)　花岡が崖から転落し入院
20: 4/26(金)　直言が贈賄の容疑で逮捕

予習レビューと史実のリアルエピソード

３人の女性初の弁護士

史実では、トラちゃん同期入学の学生たちのうち３人が女性初の弁護士になります。

本作ではトラちゃんが近い将来、女性初の弁護士になることはすでに確定。

では残りの２人は誰なのか？

ブログ主の予想は寅子の一学年上の先輩で、三年生に進級できたわずか二人の女子学生

・久保田聡子
・中山千春

です。

久保田聡子と中山千春、それぞれの実在モデルは次の通り。

主人公の実在モデル・三淵嘉子さんとともに、生年月日、大学入学、弁護士開業年を以下にまとめました。

猪爪寅子の実在モデル：三淵嘉子

大正3年（1914年）11月13日、シンガポール生まれ。

昭和10年（1935年）明治大学専門部女子部法科に入学。

昭和15年（1940年）日本初の女性弁護士を開業。

久保田聡子の実在モデル：久米愛

明治44年（1911年）7月7日、大阪府生まれ。

昭和13年（1938年）明治大学在学中に高等文官試験司法科試験に合格。

昭和15年（1940年）日本初の女性弁護士を開業。

中山千春の実在モデル：中田正子

明治45年（1910年）12月1日、東京市小石川区生まれ。

昭和9年（1934年）明治大学専門部女子部3年次に編入学。

昭和15年（1940年）弁護士試補試験に合格、日本初の女性弁護士を開業。

サブタイトル「屈み女に反り男？」

今週のサブタイトル「屈み女に反り男？」の読みは「かがみおんなにそりおと」。

女はかがんでうつむき加減の姿がよく、男は胸を張って上体を反らし気味の姿がよいもの、という意味。